本棚は見た目にはキレイでも、実はホコリがたまりやすい要注意スポット。放っておくと、アレルギーの原因になったり、本が劣化したりすることもあります。
この記事では、ホコリが特にたまりやすい本棚の場所を徹底解説しながら、効率よく掃除するコツや便利な対策グッズ、時短テクまでわかりやすく紹介します。
面倒くさがりさんでも続けられる方法も満載!キレイな本棚をキープして、快適な空間づくりを始めましょう。
✅本棚にホコリがたまりやすい理由とは?
▶紙や本がホコリを引き寄せる
本や紙類は静電気を帯びやすく、空気中のホコリを自然と引き寄せてしまいます。特に長期間動かさずに置いておくと、本の表面や背表紙、ページの間にもホコリが溜まりやすくなります。また、古い本は紙の繊維が劣化して微細なチリとなることもあり、それがさらにホコリの温床になります。
対策ポイント:
- 本の表面を定期的に乾拭き(柔らかい布やハンディモップなど)
- 静電気防止スプレーをクロスに吹き付けて拭くことでホコリの再付着を軽減
- ブックカバーや透明フィルムを使うと、表面の汚れ防止にも◎
▶空気の流れが悪い場所が多い
本棚のある部屋や配置場所によっては、空気が滞留しやすくホコリが溜まりやすくなります。特に壁際・角・天井近くなどは、空気の動きが少なくホコリが落ちにくいため、「目立たないけどホコリだらけ」という状況になりがちです。
対策ポイント:
- 本棚の周囲に適度な空間をあけ、空気が循環しやすい配置にする
- 定期的に窓を開けて換気し、室内にこもるチリを逃がす
- 空気清浄機を設置するとホコリの舞いを抑える効果あり
▶掃除の頻度が低くなりがち
本棚は「物を出すのが面倒」「見た目はキレイに見える」などの理由で、つい掃除の優先順位が下がりがちな場所です。その結果、気づかないうちにホコリが蓄積してしまいます。特に高い位置や棚の奥は、手が届きにくいため見落とされやすい傾向があります。
対策ポイント:
- 月に1回は「本をすべて出すリセット掃除」を習慣にする
- 普段は週1でハンディモップや掃除機でサッと表面だけでも掃除
- 掃除しやすい配置(本を詰めすぎない・収納ボックス活用)を意識することで手間を軽減
✅ホコリが特にたまりやすい本棚の場所

▶棚板の奥や角
棚板の奥や角は、目につきにくく掃除もしづらいため、ホコリが溜まりやすい“死角”です。特に奥に本がギチギチに詰め込まれていると、空気の流れが悪く、ホコリが蓄積しやすくなります。
対策ポイント:
- 本を詰め込みすぎず、少し空間を空けて通気性を確保する
- 棚板の奥行きいっぱいに本を置かず、奥にホコリが溜まらないように工夫
- 掃除の際は、細めのハンディモップや隙間ブラシで奥までしっかり拭く
- 定期的にすべての本を一度出し、棚全体をリセット掃除することが理想
▶本の上部と背表紙のすき間
本棚の中でも特にホコリが溜まりやすいのが「本の上部」と「背表紙のすき間」。本の上面は水平面なのでホコリが自然に落ちやすく、なおかつ掃除しにくいため、見た目以上にホコリが積もっていることが多いです。
対策ポイント:
- ブックスタンドや本の高さを揃えることで、上部に均一な掃除面を作る
- 週1回程度、柔らかいクロスやモップで本の上部をサッと拭く
- 長期間読まない本にはブックカバーをかけてホコリ対策をする
- 本を斜めに収納する斜めラックを使えば、ホコリが溜まりにくくなり見た目もスッキリ
▶本棚の天板や側面
本棚の一番上(天板)や側面も、非常にホコリが溜まりやすい場所です。特に天板は視線より上にあることが多く、汚れに気づきにくいため放置されがちです。また、側面は静電気が発生しやすく、空気中のホコリが吸い寄せられて付着します。
対策ポイント:
- 天板部分には、インテリア用の布や板を敷いておくと掃除がラクに
- 側面にはホコリ防止のために静電気防止スプレーを使用するのが効果的
- 月1回は脚立や踏み台を使って、天板の拭き掃除をルーティン化
- 壁にピタッとつけすぎないことで、側面の空気の流れが良くなり、ホコリの蓄積を減らせる
▶本棚の下や裏側
本棚の下や裏側は掃除機やモップが届きにくく、最もホコリがたまりやすい場所のひとつです。特にフローリングの場合、舞い上がったホコリが下部にたまりやすく、湿気もこもりがちになるため、カビやダニの原因になることもあります。
対策ポイント:
- 本棚の下にキャスターやすべり止め付きの台を使えば、移動が簡単になり掃除しやすい
- 100均やホームセンターで売っている「隙間掃除用モップ」や「すき間ノズル付き掃除機」を活用
- 本棚の設置前に裏側に掃除機が入るだけのスペースを確保する
- 年に数回は家具の配置を動かして大掃除をする習慣をつけると◎
✅本棚掃除の基本ステップ

▶掃除前に必要な道具を準備する
本棚掃除をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要です。道具を先に揃えておけば、掃除中に手が止まらず効率的です。
準備するべき基本アイテム:
- マイクロファイバークロス(乾拭き・水拭き両用)
- ハンディモップ(棚や本のすき間用)
- 掃除機(ノズル付きならベスト)
- 中性洗剤を薄めたスプレー(水拭き用)
- ゴム手袋(肌の保護)
- 段ボールや空き箱(取り出した本を一時的に置く用)
ワンポイント:
棚の材質が木製か樹脂製かを確認し、水拭き可否や洗剤の選び方に注意しましょう。
▶本をすべて取り出す
本棚掃除の基本は「すべての本を一度出すこと」です。表面だけ拭いても、見えない部分にホコリが残り、再びすぐ汚れてしまいます。
効率よく取り出すコツ:
- 棚ごとに順番に取り出す(上段→下段 or 逆でもOK)
- 取り出した本はジャンルやサイズごとにまとめて箱へ一時保管
- 本の背表紙を下にして置かない(型崩れ・表紙のヨレ防止)
注意点:
重たい本や古書はゆっくり取り出し、破損や落下に気をつけてください。
▶棚板を乾拭き&水拭き
本を出したあとの棚板は、まず乾拭きでホコリを取り、次に水拭きで汚れを落とすのが基本です。
掃除の流れ:
- マイクロファイバークロスやハンディモップで棚板全体を乾拭き
- 次に、水で薄めた中性洗剤を含ませた布で水拭き
- 最後に乾いた布で仕上げ拭きして、湿気を残さないようにする
注意点:
- 木製の棚は水分を吸いやすいため、布はしっかり絞ること
- 棚板の角や溝も丁寧に拭くとホコリの再付着を防げます
▶本の表面を優しく拭く方法
本の表紙や天面(上部)は意外とホコリが付きやすいため、掃除のタイミングで一緒にケアしましょう。
拭き方のコツ:
- 柔らかい乾いた布(マイクロファイバー推奨)を使う
- 上から下へ一方向にやさしくなでるように拭く
- 汚れが気になる場合は、固く絞った布で軽く水拭きしてから乾拭きする
注意点:
- 表紙が紙製の本や古書は水拭き厳禁。乾いたクロスのみ使用
- 本の間にホコリが入っている場合は、ソフトなブラシやブロワーで吹き飛ばすのも有効
▶掃除後の戻し方のコツ
せっかく掃除した本棚も、戻し方を工夫しないとすぐにまたホコリが溜まってしまいます。見た目と使いやすさを兼ねた戻し方を心がけましょう。
ポイント:
- 背表紙の高さをそろえることでホコリがたまりにくくなる
- よく使う本は取り出しやすい位置に、重たい本は下段に配置
- 本と本の間に少しすき間を空けて通気性を良くする
- 掃除しやすいように、あえてスペースを余らせるのも◎
アイデア:
- 読まない本はブックボックスや収納ファイルにまとめておくと、ホコリ対策にもなる
- ついでに“本の整理”をして、不用品を断捨離するのもおすすめ
✅ホコリをためないための予防策

▶こまめな換気と空気清浄機の活用
ホコリの主な発生源は室内の繊維や外からのちり・花粉など。換気をしないと空気中にホコリがたまり、本棚のすき間や棚板に徐々に蓄積していきます。
対策ポイント:
- 毎日1回は窓を開けて5〜10分ほど換気。空気のよどみを防ぐ
- 空気清浄機を本棚のある部屋に設置することで、浮遊するホコリをキャッチ
- サーキュレーターを併用して空気の循環を促進するとより効果的
注意点:
窓のそばに本棚を置いている場合は、花粉や砂ぼこりの侵入に注意。網戸と空気清浄機の併用が◎
▶掃除しやすいレイアウトにする
ホコリを防ぐには「たまりにくく」「掃除しやすい」レイアウトを意識することが大切です。すき間が多く、空気の流れが悪い配置はホコリの温床になります。
対策ポイント:
- 本棚の背面を壁にピタッとつけすぎず、数cm空けて風通しを確保
- 本棚と天井のすき間があまりにも狭いと、ホコリが溜まりやすく掃除が困難に
- キャスター付きの本棚や軽量タイプを選ぶと移動しやすく掃除もラク
- 低い位置に重い本、高い位置に軽い本を置くと、取り出しや掃除の際に安定性も◎
ワンポイント:
壁や家具との“絶妙な距離感”が、ホコリ防止と掃除のしやすさの両方を叶えます。
▶ホコリがつきにくい収納アイテムを使う(扉付き本棚・ブックカバーなど)
収納スタイルを工夫することで、ホコリの付着を物理的に防ぐことが可能です。特に「見せる収納」より「隠す収納」の方が、ホコリ対策には有効です。
おすすめアイテム例:
- 扉付きの本棚:ホコリをシャットアウトし、見た目もスッキリ
- ブックカバーや透明ブックフィルム:表紙へのホコリや汚れを防止
- 収納ボックスやファイルケース:雑誌や小冊子などのまとめ収納に便利
- ディスプレイスタンド(斜め収納):天面にホコリが溜まりにくくなる
選び方のコツ:
通気性と密閉性のバランスを取りつつ、掃除がしやすいデザインを選ぶと◎
▶静電気防止スプレーやクロスを使う
ホコリは静電気によって家具や本に吸い寄せられるため、静電気対策をするだけでもホコリの付着を大幅に減らせます。
対策グッズ:
- 静電気防止スプレー:本棚の天板や側面に吹きかけておくと、ホコリの付着を軽減
- 帯電防止クロス:通常の布よりもホコリをしっかりキャッチして、静電気を防止
- 柔軟剤を薄めたスプレー(自作でも可):布に含ませて棚を拭くことで、帯電防止効果あり
注意点:
本そのものには直接スプレーをしないようにし、布に噴霧してから拭くようにしましょう。紙類は静電気にも湿気にも弱い素材です。
✅掃除が面倒な人向け!時短テク&便利アイテム

▶ハンディモップやスキマ用ブラシを活用
掃除を面倒に感じる最大の理由は、「道具を出す手間」と「すき間の掃除のしづらさ」。そこで頼れるのが、ハンディモップとすき間ブラシです。
おすすめアイテムと使い方:
- ハンディモップ(使い捨てタイプ)
本の上部や棚板の奥などにサッと使える。片手で持てて手軽。
- マイクロファイバー製のモップ
繰り返し使えて経済的。静電気でホコリをしっかりキャッチ。
- すき間用ブラシ(毛の長いタイプ)
棚板の角や本のすき間に入りやすく、ホコリをかき出せる。
時短ポイント:
掃除機を出さなくても“気になったときにすぐ使える”のが最大のメリット。テレビを見ながら、片手で1分掃除も可能です。
▶100均で買えるお助けグッズ
100円ショップには、「本棚掃除がラクになる便利アイテム」が豊富にそろっています。安くても高機能なアイテムをうまく活用しましょう。
おすすめ100均グッズ:
- 静電気除去モップ(ダイソー・セリア)
ホコリがつきにくくなる加工済み。水洗いもOK。 - 隙間用掃除ブラシ(キャンドゥ)
本棚の下や側面のスキマにもぴったりフィット。 - ミニサイズのほうき&ちりとりセット
本棚周辺に常備しておくと、こぼれホコリの掃除がすぐできる。 - ウェットシート対応モップヘッド
使い捨てのシートをつけるだけで拭き掃除が簡単に。
プチ裏技:
柔軟剤を水で薄めたスプレーを使えば、100均クロスでも静電気防止効果アップ!
▶掃除ルーティンに組み込むコツ
「掃除しなきゃ」と思うと億劫になるもの。そこで重要なのが、**日常のついでにやる“ながら掃除”**や、スケジュールに組み込む工夫です。
ルーティン化のコツ:
- ●週1回、曜日を決めて「本棚だけを掃除する日」を設定(例:毎週金曜の夜)
- ●毎朝、出勤前や家事後の5分で“1段だけ”掃除すると負担が激減
- ●「本を読む前に1分だけ拭く」など、趣味とセットにするのも◎
視覚化して習慣化:
- カレンダーアプリに“掃除リマインダー”を入れておく
- 本棚の近くにモップやクロスを置いて「見たらやる」仕組みを作る
- 掃除後に「キレイになった」満足感を意識すると、継続しやすくなる
✅まとめ|ホコリをためない本棚で快適な空間を保とう

本棚は、見た目以上にホコリがたまりやすい場所です。棚板の奥や角、本の上部、天板、そして棚の裏側など、気づかないうちにホコリが蓄積され、アレルギーやカビの原因になることもあります。
しかし、**「たまりやすい場所を知り、正しく掃除・予防する」**ことで、清潔で気持ちのいい空間をキープできます。
✔快適な本棚を保つための3つのポイント
- 月1回の本格掃除と週1の簡単ケアでホコリをリセット
- 静電気防止や収納アイテムの工夫で、ホコリを“寄せつけない”仕組みをつくる
- 100均グッズやハンディモップを活用して、習慣化&時短を実現
ほんの少しの意識と工夫で、本棚は「ホコリが溜まる場所」から「整った癒し空間」へと変わります。
お気に入りの本が並ぶ場所だからこそ、きれいに保って、心地よい読書タイムを楽しみましょう。

