「またハトが来てる…」「ベランダがフンだらけで洗濯物が干せない！」
そんな悩みを抱えていませんか？
ハトは一度気に入った場所に何度も戻ってくる習性があるため、放置していると被害がどんどん拡大してしまいます。
この記事では、ベランダにハトが来ないようにする具体的な方法から、効果的な撃退グッズ、やってはいけないNG対策、プロへの相談方法までを徹底解説。
手軽にできる対策から最終手段まで、状況に応じたベストな対応策がきっと見つかります。
もう悩まされない！快適なベランダライフを取り戻しましょう。
🟨なぜハトはベランダに来るの？まずは原因を知ろう
🐦ハトが好む環境とは？
ハトがベランダにやって来るのは、「安心できる場所」「エサがある」「人にあまり邪魔されない」といった条件が揃っているためです。とくに以下のような環境は、ハトにとって絶好の滞在・営巣スポットになります。
- 屋根や庇があり、雨風をしのげる
- 植木鉢や室外機の上など、足場になるスペースがある
- 人の出入りが少なく、静かで落ち着ける
- 食べかすやゴミなど、エサになるものがある
🔍対策ポイント：
- 室外機や手すり、庇の上を定期的にチェック・掃除する
- 植木鉢の土に落ちた種や食べ残しをそのままにしない
- 人の気配を感じさせる（風鈴、風車なども効果的）
🐦よくあるハトの行動パターン
ハトは「縄張り意識」が強く、一度居心地の良い場所を見つけると、繰り返し同じ場所に戻ってきます。特に多い行動パターンとしては：
- 朝夕の決まった時間にベランダに飛来する
- 手すりや室外機の上にとまり、周囲を見渡す
- 数日間にわたって様子見しながら滞在時間を延ばす
- 枝や藁くずなどを運び込んで営巣を始める
🔍対策ポイント：
- ハトの「初期の動き」（とまって様子を見る段階）で排除することが重要
- フンや羽が落ちていたら、すぐ掃除して「ここは快適じゃない」と思わせる
- 一度来たハトを放置すると、習慣化・執着されやすい
🐦放っておくとどうなる？フン害・鳴き声・繁殖のリスク
ハトの被害を軽く見ていると、深刻な問題につながることもあります。とくに注意すべきなのが以下の3点です。
① フン害
- フンには病原菌や寄生虫が含まれており、衛生的に非常に危険
- フンが乾燥すると空気中に菌が舞い、アレルギーや感染症の原因になることも
- 建物の外壁やベランダ床の劣化、悪臭の原因にもなる
② 鳴き声による騒音
- 早朝からの「ポーポー」という鳴き声で安眠妨害されることも
- 繁殖期にはオスが縄張りを主張するため、特にうるさく感じられる
③ 繁殖のリスク
- 一度巣を作られると、法律（鳥獣保護法）により勝手に撤去できない
- 1年に複数回、2個ずつ卵を産むため、放置すればどんどん増える
🔍対策ポイント：
- フンを見つけたら早急に清掃し、アルコールなどで除菌
- 「ハトが留まる＝巣を作る前兆」と考え、即撃退を心がける
- 巣作りの兆候（枝が落ちているなど）があれば、法的に問題ない初期段階で撤去
🟨ベランダにハトを寄せつけない基本対策
🐦エサになるものを置かない
ハトは雑食性で、パンくず・お菓子のかけら・米粒など、ほとんどの食べ物を食べてしまいます。さらに、植木鉢の中の種や、落ちた果実・花びらなどもエサと見なすことがあります。
とくに注意すべきエサの元：
- 食べ残し・食べかす（子どもが遊んだあとのお菓子の袋など）
- ペットのエサ（ドライフード）を外に置きっぱなしにしている
- 野鳥用の餌台や植物の種
- ゴミ袋を一時的にベランダに出している
🔍対策ポイント：
- 食べ物やゴミをベランダに一切置かない
- 植木鉢の土にまかれた種や肥料もこまめにチェック
- ベランダでの飲食後はすぐに掃除し、においも残さないようにする
🐦ハトの居場所をつくらない
ハトは「安全で静かで、長く滞在できる場所」を好みます。特に足場になるような場所、物陰・隙間がある場所には注意が必要です。
ハトがとまりやすい場所：
- 室外機の上や手すり
- 植木鉢の間のスキマ
- 物干し竿と壁の間
- 荷物や段ボールを積んだ隙間
🔍対策ポイント：
- 室外機の上にはカバーや傾斜のついたボードを設置
- 手すりには「鳥よけスパイク」や「ワイヤー」などで物理的に留まりづらくする
- 使っていない物（折りたたみ椅子や段ボールなど）は極力撤去して整理整頓
- 小さな隙間でも巣作りのきっかけになるため、ふさぐ or 定期的に動かす
🐦洗濯物の干し方にも注意を
意外と見落としがちなのが「洗濯物のにおい」です。特に柔軟剤の香りや人のにおいがついた衣類は、ハトにとって「人の気配があるけど安全そう」と感じさせる要因になります。
また、物干し竿やハンガーは、ハトにとって格好の「止まり木」になることも。
🔍対策ポイント：
- 洗濯物のにおい対策として、香りの強い柔軟剤は避けるのも一手
- 洗濯物の間隔を空けすぎないようにして「隙間に入り込める空間」を作らない
- 洗濯物を干していないときは、物干し竿を取り外す or ハンガーを片づける
- ハトが物干し竿にとまる場合は、鳥よけテープや反射材を巻くと効果的
🟨効果的な撃退アイテム＆グッズまとめ【実例つき】
💿CDやアルミホイルで光を反射させる
ハトは「キラキラ光るもの」「揺れるもの」を警戒する性質があります。その特性を利用して、不要になったCDやアルミホイルを吊るすだけで、簡単な撃退が可能です。
設置方法の例：
- 糸に通したCDをベランダの手すりや物干し竿にぶら下げる
- アルミホイルをねじって竿に巻きつけたり、短冊状にして風で揺れるようにする
メリット：
- コストゼロでできる
- 日差しや風のある日ほど効果がアップ
注意点：
- ハトが慣れてしまうと効果が薄れるため、位置や数を定期的に変えるのがコツ
🧴忌避剤（ジェル・スプレー）を使う
ハトは特定のにおい（メントール系、ハーブ系、化学臭）や粘着感を嫌います。市販されている「鳥用忌避剤」は、においや質感でハトを寄せつけない効果があります。
主なタイプ：
- スプレー式：手すりや室外機に吹きかけるだけ
- ジェルタイプ：ベタつく感触でとまりたくなくなる
- 固形芳香剤型：においだけで遠ざけるタイプも
おすすめ商品例：
- 「ハトマップジェル」
- 「撃退ドットマン・鳥用スプレー」
- 「鳥よけ固形忌避剤 クリスタルパワー」
注意点：
- 雨や風で流れてしまうため、定期的な再施工が必要
- 人やペットが触れる場所には使用しないよう注意
🥅鳥よけネットで完全シャットアウト
最も確実で長期的な対策が「鳥よけネット」の設置です。ベランダの開口部を覆うことで、物理的にハトの侵入を防げます。
設置方法：
- ベランダの天井・壁・手すりなどにフックや結束バンドで取り付ける
- 窓の開け閉めに干渉しないように設計する
おすすめネットの特徴：
- 目の細かさ（2cm以下）でハトが入れない
- 透明 or 半透明タイプで景観を損なわない
- UVカットで劣化しにくいタイプを選ぶと◎
実例：
マンション5階の角部屋で毎年ハト被害があったが、ベランダ全面にネットを設置したところ、以降1羽も来なくなった。
🧷鳥よけスパイクの設置も有効
手すりや室外機の上など、ハトが「とまって休憩する場所」にスパイク（とげ状の突起）を設置することで、着地を防ぎます。
市販品の特徴：
- プラスチック製や金属製で、足元が不安定になる構造
- 接着テープや結束バンドで簡単に取り付け可能
- 目立たないグレーやクリアタイプもあり、見た目を損ねにくい
設置に向いている場所：
- 手すりの上
- 室外機の天面
- 窓枠の縁やカーテンレールの外側
注意点：
- 人が触れる場所ではケガに注意
- 雨や強風に耐えうる設置固定を意識すること
🔊超音波・センサー付き撃退装置
最近では、ハトが嫌う周波数の超音波を発する「電子撃退器」や、動きを感知して作動する「センサー付き撃退機」も登場しています。
主なタイプ：
- 赤外線センサーでハトを感知 → 超音波を発する
- フラッシュライトや音を使って威嚇するタイプもあり
メリット：
- 人間には聞こえない超音波なので、生活に支障がない
- 近づかれるたびに自動で作動するので手間いらず
実例：
一戸建ての2階ベランダに「ソーラー式超音波バードチェイサー」を設置。鳴き声もフンもピタリと止んだという口コミ多数。
注意点：
- ハトの種類や個体によって効き目に差がある
- 電源（ソーラー・電池・コンセント）に応じた設置場所を選ぶ必要がある
🟨やってはいけないNG対策とは？
⚠️自己流の罠や毒エサは法律違反になることも
ハトによる被害がひどくなると、「どうにかして追い払いたい」「もう捕まえてしまいたい」と思ってしまうことも。しかし、ハトは「鳥獣保護管理法」によって守られている動物のため、勝手に捕獲・傷つける行為は違法行為にあたる可能性があります。
NGとなる行為の例：
- 網やカゴなどでハトを捕獲する
- 毒入りのエサを仕掛ける
- 粘着テープなどで動けなくする
- BB弾や石を投げて追い払う
🔍法律的ポイント：
「鳥獣保護法」により、野生のハトは都道府県知事の許可なしに捕獲・殺傷してはいけないと定められています。違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性もあります。
💡**正しい対策は「追い払うこと・寄せつけないこと」まで。**駆除ではなく予防に徹しましょう。
⚠️ベランダの掃除だけでは不十分な場合も
ハトがベランダに来た形跡があると、「とりあえずフンを掃除して終わり」と思いがちですが、それだけでは再び戻ってくる可能性があります。ハトは一度気に入った場所を「ねぐら」として記憶し、何度も同じ場所に戻ってくる習性があるため、根本対策が必要です。
掃除だけでは不十分な理由：
- においがわずかに残っていると「安心できる場所」として再認識される
- 糞のあった場所は仲間への“マーキング”にもなっている
- フンの清掃中に病原菌やダニを吸い込むリスクも
🔍対策ポイント：
- フンの掃除後はアルコールや漂白剤で徹底的に消毒
- フンがあった場所に忌避剤を塗布して“嫌な場所”という印象を与える
- 掃除と並行して、鳥よけネットやスパイクなどの物理的対策も導入するのが効果的
🟨ハト対策の効果を上げるコツ
✅複数の対策を組み合わせる
ハト対策は**「1つの方法だけ」では不十分**なことが多く、複数の手段を同時に組み合わせることで初めて高い効果を発揮します。なぜなら、ハトは非常に学習能力が高く、「慣れてしまう」「警戒しなくなる」ことがあるためです。
効果的な組み合わせ例：
- 光反射グッズ（CDなど）＋ 忌避スプレー
- 鳥よけネット ＋ 超音波装置
- ベランダ掃除 ＋ スパイク設置 ＋ ニオイ対策
💡ポイント：
- 「視覚・嗅覚・音・物理的ブロック」など多角的にアプローチするのがベスト
- 100円グッズ＋市販の専用アイテムなど、低コストで実践可能な組み合わせも多数
✅ハトが来た初期段階での対処がカギ
ハトが1羽でも来るようになったら、それは**「ここは安心できる場所かも」と様子見しているサイン**。この段階ですぐに対策を始めることが非常に重要です。
初期対処が遅れるとどうなる？
- 毎日のように来るようになり、「ねぐら化」する
- 巣作りを始めたら、法律上手出しができなくなる
- フン害が広がり、健康被害や悪臭問題に発展
🔍初期対策の具体例：
- 1羽でも見かけたらすぐに忌避剤や反射グッズを設置
- 手すりや室外機の上にとまりにくい物（傾斜板やスパイク）を用意
- 「まだ巣を作っていない段階」が撃退のチャンス！
✅定期的なメンテナンス・掃除も忘れずに
ハト対策グッズは設置したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。特に屋外では、雨風や紫外線により劣化しやすく、効果が落ちてしまうこともあります。
メンテナンスのポイント：
- 忌避スプレーやジェルは1〜2週間に1回程度の再施工が理想
- 鳥よけネットは破れやたるみがないか定期チェック
- CDやアルミホイルは風で飛ばされていないか確認＆付け替え
💡さらに効果を高めるなら：
- ベランダの掃除も定期的に行い、ハトのフンや羽を残さないこと
- 洗濯物や植木などの配置も見直し、「居心地の良さ」をゼロにする
🟨ハト被害が深刻な場合の最終手段は？
🏢管理会社や大家さんに相談
賃貸物件でハトの被害に悩まされている場合、まず相談すべきは管理会社や大家さんです。共用部や建物構造が原因でハトが集まりやすくなっているケースもあり、個人の判断で勝手に対応することがリスクになることもあります。
相談すべきタイミング：
- フン害がひどく、ベランダや壁が汚染されている
- 隣人宅とのトラブルになりそうな場合
- ベランダに巣を作られた・雛がいる状態
相談すると得られる可能性のある対応：
- 管理側で鳥よけネットやスパイクの設置をしてくれる
- 定期的な清掃や消毒を手配してくれる
- 専門業者の費用を一部負担してもらえることも
💡ポイント：
管理側に対応してもらうことで、建物全体でのハト対策が可能になります。自分一人で悩まず、まずは状況を報告して相談しましょう。
👷専門の害鳥駆除業者に依頼するのも選択肢
自力での対策に限界を感じた場合や、巣作り・大量のフン被害など深刻な被害が続いている場合は、プロの害鳥駆除業者に依頼するのが最も確実な方法です。
プロに頼むメリット：
- 鳥獣保護法に配慮した合法的で安全な駆除・追い出し
- フンの除去や消毒作業まで一括対応
- 被害の原因分析や再発防止策も提案してくれる
主な対応内容：
- 巣の撤去（※卵や雛がいる場合は許可制）
- 鳥よけネットや忌避装置の施工
- 建物のすき間・侵入口の封鎖
費用目安（例）：
- 軽度の追い出し＋ネット設置：約2〜5万円
- 巣の撤去＋消毒・清掃：約5〜10万円前後（規模による）
💡注意点：
依頼前に「見積もり無料」や「保証付き対応」など、信頼できる業者かどうかを確認しましょう。口コミや評判も要チェックです。
鳩のことならこちらにご相談しましょう！
🟨まとめ｜「ベランダにハトが来ない生活」を取り戻そう！
ハトは一度ベランダを「安心できる場所」と認識すると、何度も戻ってきてしまいます。放置すればフン害や騒音、健康被害につながることもあるため、「早めの対策」と「継続的な予防」が何より大切です。
今回ご紹介した内容をもう一度おさらいすると…
🔹 ハトを寄せつけない基本対策
→ エサや居場所を作らない、干し方にも注意！
🔹 効果的な撃退アイテム
→ 光・ニオイ・音・物理的ブロックなど多角的にアプローチ。
🔹 やってはいけないNG行動
→ 捕獲や毒エサは法律違反になる可能性も。
🔹 対策効果を高めるコツ
→ 複数の対策を組み合わせ、初期段階で対応を。
🔹 深刻な被害には専門家の力を
→ 管理会社や害鳥駆除のプロに相談するのも有効。
ハトはしぶとく学習能力も高い鳥ですが、正しい知識と行動で対策を続ければ、必ず「ハトの来ない快適なベランダ」を取り戻すことができます。
「また来てる…」と悩む日々にサヨナラして、安心して洗濯物を干したり、植物を楽しんだりできる空間を取り戻しましょう！
🏡あなたのベランダ、今日からできる対策で守りましょう。