「またムカデが出た…」「どこから入ってくるの?」
そんな悩みを抱えるご家庭、実はとても多いんです。
ムカデは夜行性で動きも早く、見つけたときの恐怖は相当なもの。さらに、毒をもつ種類もあり、咬まれれば激しい痛みや腫れを引き起こすこともあります。
そこで本記事では、
**「ムカデが家に出る原因」**をはじめ、
侵入経路の特定方法、日常でできる防止策、もし出てしまった場合の対処法や専門業者への相談ポイントまで、徹底解説!
ムカデを家に「寄せつけない」「住まわせない」ための具体的な方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
✅ ムカデが家に出る原因とは?
🟧 ムカデが好む環境とは?湿気・暗がり・エサの存在
ムカデは湿気が多くて暗い場所を好む習性があります。たとえば、脱衣所、風呂場、洗面所の下などはムカデにとって居心地の良い空間。さらに、ゴキブリやクモなどの小さな虫をエサにしているため、それらの害虫が出やすい環境だと、ムカデも自然と寄ってきます。
🔍 対策ポイント:
- 換気扇をこまめに回し、湿気を溜めないようにする
- 浴室や洗面所は使用後に水気を拭き取る習慣を
- 害虫対策も同時に行い、ムカデの「エサ」を絶つ
🟧 季節との関係|ムカデが出やすい時期はいつ?
ムカデが活発に動くのは春から秋にかけて、特に5月〜7月の梅雨時期と9月ごろに出没が増えます。これは湿度と気温がムカデの活動にちょうど良いため。さらに、雨の日や雨上がりは家の中に避難してくることもあり注意が必要です。
🔍 対策ポイント:
- 出没シーズン前(4月〜5月)に防虫グッズや隙間対策を事前に済ませておく
- 雨の日の前後は玄関や排水口まわりのチェックを強化
- 外干しの洗濯物や靴は、取り込む前に必ず確認
🟧 家の立地・構造が原因になることもある?
ムカデは山林・田畑・草むらの近くに住んでいる家に出やすい傾向があります。これは、ムカデの本来の生息地が自然の多い湿った土壌であるためです。また、古い住宅や基礎に隙間の多い家、床下換気が不十分な家も侵入リスクが高まります。
🔍 対策ポイント:
- 家の基礎や外壁のひび割れ、隙間はコーキング剤などでしっかりふさぐ
- 草むらや落ち葉が家の周りに溜まらないよう定期的に清掃
- 戸建てで床下点検口がある場合は、防虫ネットや薬剤を併用してガード
✅ ムカデの主な侵入経路

🟧 玄関・網戸の隙間
ムカデは体が平たく柔らかいため、わずかな隙間でも簡単に入り込めます。特に玄関ドアの下のすき間や、網戸の破れ・ズレからの侵入が多く報告されています。夜間、玄関灯に集まる虫をエサにしてムカデが寄ってくることも。
🔍 具体的な対策:
- 玄関下に隙間テープやドアストッパーを設置して密閉性を高める
- 網戸の破れは修理・交換を。戸車の調整も忘れずに
- 玄関灯には虫が寄りにくいLEDライトを使用する
- ドアの外周にムカデ忌避スプレーや粉末タイプの薬剤をこまめに散布
🟧 排水口や換気口からの侵入
ムカデは湿った空間が好きなので、排水口や換気口まわりは絶好の侵入口です。特にキッチンや洗面所、トイレ、浴室などの排水経路は外部とつながっており、床下や配管周辺から上がってくる可能性も。
🔍 具体的な対策:
- 使っていない排水口には水を流して封水状態を維持(乾燥させない)
- 排水トラップのない箇所には専用の排水口キャップやフィルターを使用
- 換気口には目の細かい防虫ネットを設置し、テープでしっかり固定
- 床下換気口のチェックも忘れずに。網が破れていないか確認
🟧 窓・ベランダ・基礎のひび割れなどの隙間
外壁やベランダの角、古い家屋の基礎などには、目視では気づきにくい小さな隙間やヒビが存在します。そこからムカデがじわじわと侵入してくるケースも多く、梅雨時期には特に注意が必要です。
🔍 具体的な対策:
- 外壁や基礎のひび割れはコーキング剤や防水パテでしっかり補修
- 窓枠まわりはサッシのゆがみやゴムパッキンの劣化を点検し、必要なら交換
- ベランダの排水口や物置の下も定期的に掃除・チェックを行う
- 家の外周には粉末タイプの忌避剤をまくと防衛ラインに
🟧 洗濯物や靴にくっついて侵入するケースも!
意外と多いのが、外干しの洗濯物や靴にムカデが潜んでいて室内に持ち込まれるケース。とくに夜や早朝に干したままのタオルや衣類、靴の中などは格好の隠れ場所。知らずに取り込むと家の中で遭遇する危険があります。
🔍 具体的な対策:
- 洗濯物は日中の明るい時間帯に干す・取り込むのが理想
- 取り込む前に衣類を強く振る・叩くことで虫やムカデを落とす
- 外置きの靴は室内に入れる前に裏返して確認する習慣を
- ベランダにも忌避スプレーを週1〜2回吹きかけると予防効果アップ
このように、侵入経路ごとの対策を知っておくと、ムカデの侵入を大幅に防ぐことが可能です。
✅ ムカデが家に出ないための防止策

🟧 侵入経路をふさぐ!具体的な対策方法
ムカデは非常に細い隙間からでも入り込めるため、物理的に侵入経路を遮断することが最も基本的で効果的な対策です。
🔹 網戸の補修、隙間テープ、目地コーキングなど
- 網戸の穴や破れは、ムカデだけでなく他の害虫の侵入経路にも。小さな破れでも早めに網戸用補修パッチや張り替えキットで修理しましょう。
- 窓や玄関ドアの枠に**すき間風防止用の隙間テープ(スポンジタイプ)**を貼ることで、侵入をかなり防げます。
- 基礎や外壁、サッシの**ヒビ割れ・隙間はコーキング剤(防水タイプ)**でしっかり塞ぐのがポイントです。
📝 POINT:
ムカデの侵入防止には「1cm以下の隙間も見逃さない」意識が重要です!
🟧 ムカデが嫌う環境をつくる
ムカデは湿気・暗がり・エサとなる虫を好みます。つまり、ムカデが「ここは居心地が悪い」と感じる環境に整えることが効果的。
🔹 除湿・掃除・生ゴミの管理など
- 換気扇を回す・除湿機を使う・窓を開けるなどで、室内の湿度を低く保つ
- ホコリや湿った布、放置された段ボールなどはムカデの隠れ家。こまめな掃除と整理整頓を習慣に
- ゴキブリやクモなどをエサにするため、生ゴミは蓋付きのゴミ箱に保管&こまめに処理する
📝 POINT:
ムカデだけでなく、他の害虫対策にもつながる「清潔&乾燥」がカギ!
🟧 天然成分 or 市販のムカデ忌避剤を活用する
市販のムカデ忌避剤にはスプレータイプ・粉末タイプ・置き型タイプなどがあります。また、天然成分を使いたい人にはハッカ油・木酢液・クスノキオイルなどもおすすめです。
🔍 おすすめの使い方:
- 粉末タイプは、家の周囲に帯状にまくと「侵入防御ライン」に
- スプレータイプは、玄関・窓枠・エアコンの配管周りに重点的に使用
- 天然成分は匂いが飛びやすいので、こまめな再塗布が必要
- 子どもやペットがいる家庭は、成分をよく確認してから使用を
📝 POINT:
市販薬と天然成分をシーンによって使い分けるのが効果的です。
🟧 屋外の環境整備も重要
ムカデは屋外からやってきます。庭・ベランダ・家の周囲の環境を整えることで、そもそも寄せ付けない工夫ができます。
🔹 落ち葉・石・雑草の除去、ウッドデッキ下の点検など
- 落ち葉や雑草、植木鉢の下などには湿気がこもり、ムカデが隠れやすくなります。定期的な草取りと清掃を
- 庭にある石やレンガの下もムカデの潜伏場所になりやすいので、時々裏返してチェック
- ウッドデッキの下や物置の裏などは暗くて湿った空間。年に数回の点検と掃除が推奨されます
- 防虫剤を屋外にも使うことで、侵入前に撃退するバリア効果を期待できます
📝 POINT:
「家の外にムカデが居づらい環境」をつくるのも予防の第一歩!
✅ 実際にムカデが出たときの対処法

🟧 すぐにできる安全な駆除方法
ムカデを見つけたときは、無理に手で触らず、確実に駆除することが大切です。ムカデは素早く動き、攻撃性もあるため、焦らず慎重に対応しましょう。
🔍 安全な駆除のステップ:
- 市販のムカデ専用殺虫スプレーを使用
…ムカデは通常の殺虫剤では効きにくいことも。専用スプレー(冷却・即効タイプ)を使用。 - 長い棒や火バサミでつまんで処理
…駆除後は新聞紙や袋に包み、密閉してゴミとして処分。 - 熱湯での駆除も有効(屋外の場合)
…屋外に出たムカデには熱湯をかけるとすぐに駆除可能。※やけどに注意! - 駆除後は発生源をチェック
…出現場所の近くに巣やエサとなる虫がいないか確認。再発防止の対策へ。
📝 POINT:
夜間に多く出没するため、寝室や浴室に出た場合は特に注意! まず落ち着いて距離を保ち、安全に駆除することが最優先です。
🟧 ムカデに咬まれたらどうする?応急処置と病院受診の目安
ムカデに咬まれると、強い痛み・腫れ・かゆみが発生します。毒性はありますが、通常は命に関わるものではありません。しかし、アレルギー体質の方や症状が強い場合は要注意です。
🔍 応急処置の手順:
- 患部を流水でよく洗い流す
…ムカデの毒は水溶性。しっかり洗って毒を洗い流しましょう。 - 冷やす or 温める(患部による)
…冷やすと痛みを和らげ、温めると毒成分が拡散しにくくなるという説もあります。
どちらでもOKですが、冷やす方が一般的です。 - 市販の虫さされ薬や抗ヒスタミン薬を塗る
…ムカデ専用薬でなくても、ステロイド系かゆみ止めなどが有効。
🔍 受診が必要なケース:
- 咬まれた箇所がひどく腫れる・水ぶくれ・ただれる
- 熱が出る・吐き気・呼吸困難などの全身症状がある
- 子ども・高齢者・アレルギー体質の方が咬まれた場合
- 一度ムカデに咬まれてアナフィラキシーを起こしたことがある人
📝 POINT:
市販薬で様子を見るのはOKですが、「おかしいな」と思ったらすぐ皮膚科や内科を受診するのが安心です。
✅ どうしてもムカデが減らないときは?専門業者に相談を

ムカデ対策をしても「毎年出る」「どこからか分からない」「家族が咬まれた」など深刻なケースは、自己対応に限界があるサインです。そんなときは、害虫駆除のプロに相談するのが最も確実で安心です。
🟧 どんな業者に依頼すればいい?
ムカデの駆除は「害虫駆除業者」や「シロアリ・害獣対策専門会社」が対応しています。ただし、どの業者でも対応できるとは限らないため、“ムカデ・不快害虫の駆除実績”が明記されている業者を選ぶのがポイントです。
🔍 業者選びのチェックポイント:
- 「ムカデ駆除」「不快害虫駆除」の記載があるか確認
- 地域密着 or 大手にかかわらず、現地調査・見積もりが無料の業者を選ぶと安心
- 作業実績や口コミ評価が高い業者を選ぶ(Googleレビューや比較サイトも参考に)
- 防除施工管理士などの資格保持者が在籍している会社だと信頼性が高い
📝 POINT:
害虫駆除業者には「即日対応OK」なところも多く、相談だけなら無料のこともあるので、早めに連絡して損なしです。
🟧 費用相場と対応内容の一例
ムカデ駆除の費用は、家の構造や被害状況によって幅がありますが、単発駆除・予防施工・定期プランなど複数のプランがあるのが一般的です。
🔍 一般的な費用相場(目安):
サービス内容 | 費用の目安(税別) |
---|---|
室内のみの単発駆除 | 約8,000〜15,000円 |
室内+屋外の侵入経路対策 | 約15,000〜30,000円 |
家全体+1年間の再発保証付き | 約30,000〜50,000円以上 |
※都道府県や住宅の広さ、被害の程度によって変動します。
🔍 よくある対応内容:
- 現地調査と被害状況の確認(無料〜)
- ムカデの生息場所・侵入口の特定
- 専用薬剤の散布(屋内・屋外)やパウダー施工
- 湿気対策や外構環境へのアドバイス
- **定期訪問による予防措置(年契約)**のプランもあり
📝 POINT:
一度徹底的にプロの駆除を受けると、翌年以降ムカデが出なくなるケースも多いです。費用はかかっても安心感は大きいですよ。

✅ まとめ|ムカデ対策は「侵入させない&住みにくくする」が鉄則!

ムカデは湿気・暗がり・エサとなる虫を好むため、
「家に入れない工夫」と「居心地の悪い環境づくり」が、最大の予防策です。
特に重要なのは次の2つの考え方です。
🛡 ① 侵入させない!…物理的バリアを徹底
- 網戸やドアの隙間、排水口など侵入経路を塞ぐ
- 市販や天然の忌避剤で“見えない結界”をつくる
- 家の外(落ち葉・雑草・デッキ下)の環境整備も忘れずに
🌿 ② 住みにくくする!…ムカデの嫌がる環境づくり
- 室内を乾燥させ、清潔に保つ
- エサになる害虫(ゴキブリなど)を寄せつけない
- 日頃の掃除と除湿が、最大の予防策
それでもムカデの出現が続く場合は、害虫駆除の専門業者に相談するのが安心安全です。
一度しっかりと駆除・予防施工をしてもらえば、翌年以降の発生もぐっと減ります。
✅ 最後にアドバイス:
ムカデは季節によっても出没に波がありますが、「気づいたときにすぐ対策する」ことが被害を防ぐカギです。
家族やペットの安全のためにも、早め早めのムカデ対策を習慣にしていきましょう!