食器洗いにかかる時間と水道代、なんとかしたい…と感じたことはありませんか？
実は、「つけ置き洗い」を上手に活用すれば、手間も水のムダもグッと減らせるんです。
この記事では、節水＆時短のカギとなる“つけ置き洗い”の効果的なやり方と便利アイテム、さらにはNGポイントまで徹底解説！
家事をラクにしたい人も、光熱費を見直したい人も、今日からできるエコな洗い方で、キッチンのムダを一掃しましょう。
水道代がかさむ原因は“流しっぱなし洗い”にあり！
食器洗いで何気なく水を出しっぱなしにしていませんか？実はその“いつもの習慣”こそが、水道代の大きな負担になっているかもしれません。とくに「手洗い派」の場合、意識せずにかなりの量の水を使っているケースが多いのです。
食器洗いに使う水の量、実はかなり多い？
手洗いで食器を洗う際、1分間に流れる水の量はおよそ12〜15リットルとされています。つまり、10分間水を流しっぱなしにすると、バスタブ約1杯分（約120〜150L）にも匹敵します。
さらに、朝昼晩の食後に毎回洗い物をしている場合、1日に最大400L近くの水を使用していることも。これは月に換算すると1万リットルを超える量で、水道料金に直結します。
「手洗い派」の無意識な水のムダとは？
手洗い派の多くが陥りがちなのが、「すすぎ中の流しっぱなし」。泡が落ちるまでずっと水を出し続けるほか、食器を1つひとつ洗ってはその都度すすぐ“単品洗い”をしている人も多いのではないでしょうか？
また、「水を出しっぱなしで食器をこすってから、ようやくスポンジで洗う」という流れも、水を無駄にしてしまう典型的なパターンです。これでは、洗っている時間よりも“水を流している時間”の方が長くなりがち。
＼ポイント！／
こうしたムダを減らすためには、食器をまとめて洗う「まとめ洗い」や、洗う前にしばらく“つけ置き”をして汚れを浮かせる工夫が有効です。これだけでも使用水量を半分以下に抑えることが可能になります。
“つけ置き洗い”が節水・時短に効く理由
食器洗いにかかる時間や水の量を減らしたいなら、“つけ置き洗い”は非常に効果的なテクニックです。ポイントは、「洗う前に水につける」だけで、汚れの落ちやすさと水の使用量が劇的に変わるという点。面倒に見えて、実は一番の時短・節約ワザなんです。
汚れがゆるんで、こすり洗いが時短に
食器の汚れは、時間をかけて乾いてこびりつくと落とすのに一苦労。ですが、水やお湯に数十分つけておくだけで、油汚れやソース、米粒などの固着が自然にふやけ、ゴシゴシこする時間が大幅に短縮できます。
とくに、カレー皿・パスタ皿・フライパンなどの“こびりつき系”には効果てきめん。スポンジで軽くなでるだけでスルッと落ちるため、洗剤の量も減らせて、手荒れ予防にもつながります。
水の使用量を大幅カットできる仕組みとは？
通常の手洗いでは、「泡を落とすために水を流し続ける」ことが多く、それだけで何十リットルも消費してしまいます。対して、つけ置き洗いでは——
- 洗浄前に汚れをゆるめておく
- 一気にまとめて洗える
- すすぎも最小限で済む
といったメリットがあり、結果的に水の使用量を半分以下に抑えることも可能です。
また、つけ置きに使用した水を「予洗い用」として再利用すれば、水1回分で“つけ置き＋予洗い”が済むエコ設計に。洗い桶やバケツを活用するだけで、水のムダがぐんと減らせます。
＼ポイント／
「つけ置きしてから洗う」たったこれだけの一手間が、水道代・洗剤代・手間のすべてを削減する強力な節水テク。忙しい日常でも、習慣にしてしまえば手放せなくなるはずです。
正しい“つけ置き洗い”のやり方をマスターしよう
つけ置き洗いはただ浸ければいいというわけではありません。正しい手順とちょっとしたコツを押さえることで、洗浄力も節水効果もぐんとアップします。 忙しい毎日に取り入れやすい“かしこい洗い方”を習得しましょう。
基本のステップ｜つけ置き→軽くこすり洗い→すすぎ
- 食べ残しをざっと拭き取る or さっと流す
→ 余計な汚れを取り除いておくと、つけ置き水が長持ち。 - 洗い桶やボウルに水（またはぬるま湯）を張る
→ 食器が浸る程度の水量でOK。 - 汚れた食器をまとめて入れて、15〜30分放置
→ こびりつき汚れがゆるんで、洗う手間を軽減。 - スポンジで軽くこすり洗い
→ ゴシゴシ不要。やさしく撫でるだけでスッキリ落ちる。 - 最小限の水ですすいで完了！
この流れを習慣にすれば、水のムダがぐっと減り、食器洗いがスピーディーに。 時短・節水・省エネの一石三鳥です。
おすすめの洗剤・重曹・酢を使ったテクニック
つけ置きの効果をさらに高めるなら、自然派アイテムを活用するのがおすすめ。 特に、以下のようなアイテムが◎
- 重曹（大さじ1〜2）：油汚れ・茶渋落としに効果的。研磨作用で軽い汚れもスルッと。
- 酢（大さじ1）：水垢やにおい対策に。殺菌効果もあり清潔に保てる。
- 食器用中性洗剤（数滴）：泡立ちは抑えめでOK。つけ置き水にほんの少し混ぜるだけ。
これらを水やぬるま湯に溶かしておくだけで、汚れ落ちが格段にアップします。特に重曹＋ぬるま湯の組み合わせは、フライパンやタッパーの油汚れにおすすめです。
「ぬるま湯×30分」が黄金バランス！
冷水よりも30〜40℃程度のぬるま湯を使うと、汚れがゆるみやすくなり、洗剤や重曹の働きも活性化。とくに冬場は、冷たい水では汚れが落ちにくく、手も荒れがちなので、ぬるま湯が断然おすすめです。
つけ置き時間の目安は15〜30分程度。この時間で油汚れもご飯粒もかなりふやけるため、こすり洗いが最小限に。放置しすぎると逆にぬめりが出ることもあるので、30分以内を目安にすると◎。
＼コツまとめ／
- 「つけ置き→一気にまとめ洗い」で水も手間もカット
- 自然派アイテムを活用して、肌にも優しく清潔に
- 温度と時間がポイント！“ぬるま湯×30分”で最大効率
さらに節約！“つけ置き”を効率化する便利アイテム
“つけ置き洗い”をもっと手軽＆効率的に取り入れるには、便利グッズやプラスαのアイテム活用がカギ。道具をちょっと工夫するだけで、節水効果も手間削減効果もぐんとアップします。ここでは、時短にも節約にも役立つ実用的アイテムをご紹介します。
洗い桶・バケツの活用で水の使いすぎを防ぐ
流し台で直接つけ置きすると、つい多めの水を使ってしまいがち。そこで活用したいのが**「洗い桶」や「バケツ」**です。
- 必要最低限の水でつけ置きできる
- 汚れた水をそのまま予洗いに再利用できる
- 水を張る量をコントロールしやすい
などのメリットがあり、水の使いすぎを防ぐのに非常に効果的です。
また、折りたたみ式のコンパクトな洗い桶なら、使わないときは収納性も◎。ひとつキッチンに備えておくと、とても重宝します。
セスキ炭酸ソーダ・重曹でエコ＆コスパ◎
つけ置き水にプラスするだけで洗浄力を高めてくれるのが、セスキ炭酸ソーダや重曹といったナチュラル洗浄剤。
- セスキ炭酸ソーダ：皮脂・油汚れに強く、少量でOK。水に溶けやすく泡立ちもなし。
- 重曹：茶渋やこげ付き、ぬめりに有効。やさしい研磨力で素材を傷つけにくい。
どちらも肌にやさしく、環境にも優しいのが魅力。1回あたり数円程度とコスパも抜群で、洗剤代の節約にもつながります。
油汚れが気になるときの裏技もチェック！
こびりついた油汚れには、ちょっとした“裏ワザ”も有効です。たとえば：
- 使い終わったキッチンペーパーで事前に拭き取る
→ つけ置き前に軽く油を除くだけで、洗い水が汚れにくくなり効果アップ。 - お湯＋重曹＋数滴の中性洗剤でつけ置き
→ 油を浮かせて分解しやすくなる、最強の組み合わせ。 - プラスチック容器のベタつきには、少量の酢で仕上げ洗い
→ 酢の力で油膜を中和＆ニオイ対策にも◎
こうした**“ちょいテク”を加えるだけで、しつこい汚れにも時短で対応可能**です。
＼まとめポイント／
- 洗い桶・バケツで“水の量”をコントロール
- セスキ・重曹は肌にもお財布にもやさしい味方
- 油汚れには“拭き取り＋温洗浄”がカギ！
「つけ置き洗い」×「まとめ洗い」で手間も激減！
つけ置き洗いをもっと効率的に活用するなら、「まとめ洗い」との組み合わせが最強です。食器を使うたびにその都度洗うのではなく、1日の食器を一括で処理する習慣を身につければ、水も時間も労力もぐんと節約できます。
洗い物の頻度を減らす習慣づくり
「洗い物がたまるのがイヤ」と、つい都度洗いしてしまう方も多いですが、毎回の作業こそが“手間のもと”。そこでおすすめなのが、「使った食器をまとめてつけ置き→夜に一気に洗う」というスタイルです。
ポイントは以下の通り：
- 食後すぐに汚れだけ軽く拭いて洗い桶につける習慣を持つ
- 油汚れや色移りしやすいものは別のバケツや桶で管理
- つけ置き時間を“洗う前提の準備時間”として活用
この流れを習慣化すれば、1日3回の手洗いが1回に圧縮できるうえ、時間的な集中力もムダになりません。結果的に、洗い物の心理的負担も軽減できます。
家族の食器を一括で時短処理するコツ
家族分の食器は量が多く、バラバラに洗うと非効率。つけ置き×まとめ洗いを組み合わせると、下記のような時短効果が得られます：
- 同じ種類の食器をまとめてつけ置きする（例：お茶碗・コップ・お皿）
→ 同時に洗うと手順がシンプルに。 - 使用後すぐに軽く水をくぐらせて重ねず並べる
→ 重なった汚れがこびりつくのを防止。 - 子どもの食器や調理器具は先にさっとつけておく
→ 時間の経過で汚れが落ちやすくなる。
また、家族全員で「使ったらこの桶へ」のルールを共有すれば、“洗い物担当だけが大変”という負担も軽減されます。
＼時短・節水のゴールデンルール／
つけ置きで“汚れを浮かせ”、まとめ洗いで“一気に片付ける”！
このWテクを組み合わせれば、効率も気分も格段にラクになります。
注意点もチェック！やりすぎNGなポイントとは？
「つけ置き洗い」は節水・時短・効率アップに優れたテクニックですが、やり方を間違えると逆効果になることも。便利な一方で、素材や時間に注意しないと、かえって汚れが落ちにくくなったり、食器を傷めたりするリスクもあるのです。ここでは、つけ置きのNG例をしっかりチェックしておきましょう。
つけすぎで逆に汚れが落ちにくくなるケース
「どうせなら長時間つけておこう」と思いがちですが、つけすぎは必ずしも効果的とは限りません。
- 長時間放置することで、水が汚れを再吸着させてしまう
- 油や食べカスが水中で分解・分離し、ぬめりや悪臭の原因に
- とくに夏場は雑菌が繁殖しやすく、衛生面でも逆効果
一般的なつけ置き時間の目安は15〜30分程度。それ以上放置する場合は、水を入れ替えるか、洗剤濃度・水温を調整する工夫が必要です。
また、洗剤や重曹を入れすぎると、食器の表面に残留物がつきやすく、すすぎの手間が増えてしまうので、用量は控えめを意識しましょう。
木製や鉄製の食器は“つけ置きNG”？
つけ置き洗いは万能ではありません。とくに素材によっては、つけ置きに向かないものもあるため注意が必要です。
- 木製の器・カトラリー
→ 水を吸って変形・ヒビ割れ・カビの原因になります。濡れたらすぐ拭いて乾燥させるのが基本。 - 鉄製のフライパンや鍋（鋳物・スキレットなど）
→ 水に長く触れるとサビの原因に。洗ったらすぐ水気を拭いて保管を。 - 竹製・漆塗り・一部の天然素材
→ 表面加工が傷み、風合いが損なわれる可能性も。
これらの素材は、つけ置きせずにすぐに手洗いし、しっかり乾燥させるのがベストです。つけ置きに慣れてくるとつい全ての食器を同じように扱ってしまいがちですが、素材ごとの扱い方を意識することで、道具も長持ちしやすくなります。
＼注意ポイントまとめ／
- 「長くつけるほど落ちる」はNG！30分以内が基本
- 木・鉄・漆器などの天然素材には“つけ置き厳禁”
- 汚れの落ちやすさだけでなく、素材の性質と衛生面を考慮することが大切
まとめ｜“つけ置き洗い”で節水＆時短のいいとこ取り！
水道代や手間を少しでも減らしたい方にとって、“つけ置き洗い”は非常に効果的な節水テク。
汚れをふやかして落としやすくすることで、水の使用量をカットしながら、洗う手間も最小限に抑えられます。
しかも、洗剤やスポンジの消耗も減らせるため、コスト面でも環境面でもメリット◎。
忙しい毎日の中でも、ほんの少しの工夫で家事効率がグッとアップします。
毎日の工夫が「水道代」と「手間」をグッと減らす
「水道代を節約したいけど、面倒な方法は続かない…」
そんな方にこそ、“つけ置き洗い”はおすすめです。
以下のような小さな工夫を習慣化するだけで、大きな差が出てきます：
- 食後すぐに、使い終わった食器を軽く拭いてつけ置き桶へ
- つけ置いた食器は、短時間で一気に洗い上げる
- つけ置きに使った水は、予洗いにも活用して二度使い
このように、「ちょっと先回りする意識」だけで水道代と労力の両方を大幅カットできます。
“ラクして節約”を叶えるコツは、賢く仕組み化することにあります。
家族みんなでできる、エコなキッチン習慣を
家族で取り組むと、節水効果も家事の負担軽減も倍増！
「食べ終わったらこの桶に入れてね」「油ものは別のバケツに」など、簡単なルールを共有するだけで、片付けがスムーズになります。
たとえば：
- 子どもにもわかるように色付きバケツやラベルで仕分け
- 洗い終わった人が「つけ置き水を流す」など分担ルールを設定
- 月に一度「水道代チェック」をして節水意識を共有
このような習慣づくりを通じて、家族みんなで“エコ”を意識する暮らしが自然と身についていきます。
＼総まとめ／
“つけ置き洗い”は、節水・時短・節約の三拍子がそろった優秀テク。
日々のキッチンで無理なく続けられるうえに、環境にも家計にもやさしいのが魅力です。
まずは洗い桶とぬるま湯から、今日から気軽に始めてみましょう！