夏のファッションに欠かせないアイテムといえば、やっぱり麦わら帽子。シンプルなTシャツコーデも、帽子ひとつで一気にこなれた印象に変わります。紫外線対策にもなり、夏らしさも演出できる万能アイテムですが、「どうかぶればおしゃれに見える?」「どんな服と合わせればいい?」と迷うことも多いはず。
この記事では、麦わら帽子の種類別コーディネート術から、小物との合わせ方、型崩れしないお手入れ・保管方法まで、夏のおしゃれを格上げするテクニックをたっぷり紹介します。帽子ひとつで夏の装いが変わる、そのコツをぜひチェックしてみてください!
夏のおしゃれは“麦わら帽子”で決まる!
なぜ夏に麦わら帽子が人気なの?
麦わら帽子が夏の定番ファッションアイテムとして愛され続けているのには、理由があります。
まず、涼しげな見た目とナチュラルな素材感が、夏の装いにぴったり。軽やかな印象を与え、Tシャツやワンピース、リネン素材の服とも相性抜群です。
また、麦わら帽子には独特の**“季節感”や“リゾート感”**があり、コーデにプラスするだけで、一気におしゃれ度がアップ。どんなファッションにもほどよい“抜け感”を演出してくれます。
さらに、形のバリエーションも豊富で、カジュアル派からフェミニン派まで、自分のスタイルに合ったものを選べるのも魅力。**「かぶるだけでコーデがキマる」**頼れるアイテムです。
紫外線対策もできる“機能性アイテム”
おしゃれなだけでなく、麦わら帽子は実用性にも優れています。夏の強い日差しから肌を守るために、帽子は“顔まわりの日よけ”として重要な役割を果たします。
特に、つば広タイプの麦わら帽子は、顔・首元・デコルテまで広く影を作り、日焼けや熱中症対策にも効果的。UVカット加工が施された商品も多く、**「おしゃれ+機能性」**を兼ね備えたアイテムとして注目されています。
また、通気性が高く蒸れにくいのも、麦わら素材ならではの利点。汗をかきやすい夏でも快適に着用できるため、長時間の外出やアウトドアにも最適です。
おしゃれを楽しみながら、しっかり紫外線対策もしたい…そんな大人女子のニーズにぴったりなのが、麦わら帽子なのです。
タイプ別|自分に似合う麦わら帽子を見つけよう

定番!カンカン帽タイプの魅力とコーデ
カンカン帽は、平らな天井とまっすぐなつばが特徴のクラシックでレトロな形の麦わら帽子。帽子の“きちんと感”が強調されるため、コーディネート全体を引き締めて見せる効果があります。
例えば、白シャツ×デニムなどのシンプルなカジュアルコーデに合わせれば、抜け感とおしゃれ感のバランスが絶妙に。ワンピースに合わせれば、ちょっぴりガーリーでフレンチな印象に早変わりします。
素材のしっかりしたカンカン帽は型崩れしにくく、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすい“万能アイテム”。初めて麦わら帽子を取り入れる人にもおすすめのタイプです。
ナチュラル派に◎つば広タイプの上品コーデ
つば広タイプは、その名のとおりつばが広く、顔まわりに柔らかな影を落としてくれるため、エレガントで涼しげな印象に。ナチュラル素材との相性が良く、リネンシャツやロングスカートなど、ゆるやかなシルエットの服と好相性です。
特にベージュやブラウン系のつば広帽は、肌なじみもよく顔色を明るく見せてくれる効果も。ナチュラルメイクやすっぴん風メイクでも顔がぼやけず、“さりげなくキマる”大人の夏コーデが完成します。
つばが広い分、日差し除けとしても優秀なので、リゾート・公園・屋外イベントなどでも大活躍。フェミニン派やナチュラル派には特におすすめです。
小顔効果も?中折れタイプで大人カジュアルに
中折れタイプの麦わら帽子は、クラウン(頭頂部)にくぼみがある形で、シャープな印象を与えるのが特徴。顔まわりをすっきり見せてくれるため、**小顔効果を狙いたい人にも◎**です。
カジュアルなパンツスタイルやTシャツコーデに合わせると、程よくマニッシュ&都会的な印象に。ハットのツバがコンパクトなので、髪をおろしたスタイルともバランスが取りやすく、誰でも取り入れやすい万能デザインです。
また、黒やネイビーのリボンがついた中折れハットなら、落ち着いた大人カジュアルが即完成。シンプルだけどおしゃれに見せたい日、帽子で手軽に格上げしたいときにぴったりのアイテムです。
シーン別|麦わら帽子を取り入れた夏コーデ術

海・リゾートに映えるリラックススタイル
海やリゾート地では、麦わら帽子のナチュラルな風合いが開放的な雰囲気にぴったり。特におすすめなのは、つば広タイプの麦わら帽子。顔や首まわりの日差しをカットしつつ、ラグジュアリーなムードを演出してくれます。
コーデは、リネンのワンピースやマキシスカート、サンダルを合わせて、風になびくようなリラックス感を大切に。大ぶりのサングラスやかごバッグをプラスすれば、まるで海外のバカンス風スタイルが完成します。
髪はざっくりまとめたり、編み込みにしたりするだけで、抜け感とリゾート感がぐっと高まるのでおすすめです。
街歩き・カフェ巡りは“抜け感”を意識して
おしゃれな街歩きやカフェ巡りには、カンカン帽や中折れタイプの麦わら帽子がおすすめ。きちんと感がありながらも、**気取らずカジュアルな“こなれ感”**を演出できます。
コーデのポイントは、「頑張りすぎてない」こと。たとえば、ボーダートップス×ワイドパンツの定番カジュアルに、麦わら帽子をプラスするだけで一気に季節感アップ。トートバッグやバレエシューズを合わせると、程よく上品な印象になります。
さらに、小ぶりのイヤリングやバンダナスカーフなど、帽子とバランスの取れた小物づかいで、さりげないおしゃれ上級者に!
フェスやアウトドアにはアクティブ×帽子が◎
夏のフェスやアウトドアでは、機能性と動きやすさが大前提。そんなシーンには、中折れハットやストローハットのコンパクトな麦わら帽子がおすすめです。軽くて風通しがよく、しっかり紫外線対策もできるのがポイント。
動きやすいショートパンツやデニム、Tシャツ、スニーカーなどのカジュアルスタイルに合わせることで、アクティブさと季節感を両立。帽子に細めのリボンやロゴ入りテープがついたものを選ぶと、コーデにアクセントが加わります。
さらに、バックパックやウェストポーチ、UVサングラスなど、実用性のある小物と組み合わせると、“おしゃれなのにしっかり動ける”理想の夏スタイルに!
麦わら帽子×髪型アレンジで印象チェンジ

まとめ髪でスッキリ&涼しげに
暑い夏、麦わら帽子と相性がいいのがまとめ髪スタイル。首元がすっきり見えて、清潔感&涼しさが一気にアップします。
特におすすめは、「低めのお団子」や「ゆるめのローポニーテール」。カジュアルでナチュラルな印象になり、つば広タイプやカンカン帽とも好相性です。
少し後れ毛を残せば、きちんと感がありながらも**“こなれた雰囲気”**に。帽子の中で髪がぐちゃっとならず、外したあともヘアがきれいに保てるのも嬉しいポイントです。
ダウンスタイルもこなれ感UP!
「まとめるのは苦手…」「ゆるっとした雰囲気が好き」という人には、ダウンスタイル×麦わら帽子がおすすめ。髪を下ろしたままでも、帽子を合わせるだけで抜け感と季節感がぐっと上がります。
ポイントは、ストレートよりも軽く巻いて動きを出すこと。毛先を外ハネにしたり、全体をゆる巻きにするだけで、麦わら帽子がより映えるシルエットに。
また、ロングだけでなくボブヘアでも、耳かけスタイルや前髪アレンジを加えるだけで印象がガラッと変わります。
ラフだけど手抜きに見えない、大人の休日スタイルにぴったりです。
帽子が映えるヘアアクセの使い方
シンプルになりがちな夏のファッションには、ヘアアクセサリーのひと工夫で差をつけましょう。たとえば、スカーフを結んだポニーテールや、リボンゴムを使ったお団子ヘアは、麦わら帽子との相性も抜群。
また、帽子をかぶっていても見える位置に小ぶりのバレッタやクリップをつければ、動いたときにちらっと見えてアクセントに。
中折れタイプの帽子には、サイド編み込みやロープ編みなどの立体感のあるスタイルもおすすめ。顔まわりが華やかになり、麦わら帽子の魅力もさらに引き立ちます。
「シンプル+ちょっとの工夫」で、いつもの帽子コーデが格段におしゃれに変わりますよ。
おしゃれ上級者は小物づかいも意識!

サングラス・イヤリングとのバランス
麦わら帽子をかぶると、顔まわりに自然と視線が集まります。だからこそ、サングラスやイヤリングとのバランス感覚が重要。
大きめのつば広帽子には、細身のメタルフレームのサングラスや揺れ感のある小ぶりなイヤリングを合わせると、重くなりすぎず上品な印象に。
一方、コンパクトなカンカン帽や中折れ帽には、存在感のある大ぶりピアスやカラーレンズのサングラスを合わせると、トレンド感あるスタイルに。
「帽子×サングラス×ピアス」の組み合わせは、ちょっとしたバランスでガラッと印象が変わるので、全体の“引き算”を意識すると◎。
トートバッグ&かごバッグとの相性は?
夏の麦わら帽子には、やっぱりナチュラル素材のバッグがぴったり。とくに人気なのが「かごバッグ」。麦わら帽子と同じ天然素材系なので、統一感がありながら季節感もしっかり出せるのが魅力です。
また、キャンバス地のトートバッグもカジュアル派におすすめ。ロゴ入りやくすみカラーのものを選べば、麦わら帽子との合わせでもこなれた大人カジュアルに仕上がります。
コーデにメリハリをつけたいときは、**異素材ミックスのバッグ(レザー×ラフィアなど)**を選ぶのもアリ。帽子とのバランスを見ながら、色味や質感で季節感をコントロールしましょう。
靴やサンダルまで“夏っぽさ”を演出
麦わら帽子を主役にするなら、足元までしっかり“夏仕様”に整えたいところ。
たとえば、ストラップサンダルやエスパドリーユなどの軽やかなシューズは、麦わら帽子のナチュラル感とベストマッチ。足元が涼しげになると、全身のバランスもぐっと軽やかになります。
街歩きにはフラットサンダルやグルカサンダル、リゾートには厚底サンダルやウェッジソールなど、シーンに応じてチョイスを変えるのも上級者テク。
カラーはベージュ・ホワイト・ブラウン系など、帽子の色とリンクさせるのがコーデに統一感を出すコツです。逆に差し色としてビビッドなカラーを使えば、アクセントになって視線を引き寄せる効果も。
【保存版】麦わら帽子のケアと保管方法

型崩れを防ぐ!おうちでのケア術
麦わら帽子は型崩れしやすい繊細なアイテム。だからこそ、日頃のちょっとしたお手入れが大切です。
まず使ったあとは、やさしくホコリを払うのが基本。やわらかいブラシや乾いた布で、帽子全体をなでるようにすると◎。汗をかいた日は、内側の汗止めバンドを軽く水拭きし、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
注意したいのは「水分と熱」。濡れた状態で無理に形を整えようとすると、歪みやひび割れの原因に。洗濯機やアイロンの使用もNGです。湿気が多い時期は、除湿剤と一緒に保管するのもおすすめです。
来年も使える!保管のコツと注意点
シーズンオフになったら、麦わら帽子はしっかり保管して劣化を防ぎましょう。ポイントは「形を保ったまま、直射日光・湿気を避けてしまうこと」。
おすすめの保管方法は、帽子の形に合った箱や大きめの紙袋に入れること。帽子の中に丸めた紙やタオルを詰めて形をキープすると、来年もキレイな状態で使えます。
フックなどに吊るすと重力でつばが変形する可能性があるため、できれば平置きでの保管がベターです。
さらに、カビや虫食いを防ぐためにも、通気性のある布や不織布で包み、湿気の少ない場所に置くのが◎。
「お気に入りを長く使いたい」気持ちがあれば、ほんの少しの工夫で麦わら帽子の寿命はぐんと延びますよ。
まとめ|夏ファッションの主役は“麦わら帽子”で決まり!

1つあるだけで、コーデに季節感と華やかさを
麦わら帽子は、ただの帽子ではありません。ひとつプラスするだけで、いつものコーデに“夏らしさ”と“おしゃれ感”を演出できる万能アイテムです。
リネンシャツ、ワンピース、Tシャツにデニム…シンプルな服装こそ、麦わら帽子を合わせることでぐっと垢抜けた印象に。
さらに、ナチュラルな素材感と柔らかいシルエットは、顔まわりをやさしく見せてくれる効果も。**「服を変えなくても、帽子ひとつで季節感が出せる」**のが麦わら帽子の魅力です。
華やかさを出したいとき、日差し対策もしたいとき、なんだか物足りない日の“あと一歩”にも、頼れる存在になります。
「被るだけでキマる」夏小物をもっと楽しもう!
麦わら帽子は、**“かぶるだけでコーデが完成する”**心強い夏の味方。難しいテクニックは不要で、どんな人でも取り入れやすいのが魅力です。
「日差しが強いから」「今日はちょっと手抜きコーデかも…」そんな日でも、帽子をプラスするだけで、おしゃれに見える安心感があります。
しかも、顔まわりをパッと明るく見せてくれたり、髪型の悩みをカバーしてくれたりと、実用性も抜群。
これからの季節、ぜひ自分に似合う麦わら帽子を見つけて、“夏らしさをまとうファッション”を楽しんでみてください。
おしゃれもUV対策も両立できる、そんな帽子ライフがきっとあなたの夏をもっと素敵にしてくれますよ。
✅ コラム:「麦わら帽子って実は日本発祥じゃない?」

麦わら帽子と聞くと、夏の田舎風景や昭和レトロなイメージを連想する方も多いでしょう。しかしその起源をたどると、実はヨーロッパ。特にフランスやイタリアでは、16世紀頃から農作業用として使われ始め、18〜19世紀には上流階級の女性たちの間で「日よけ帽子」としてファッションアイテム化されました。
日本では明治時代に西洋文化の流入とともに広まり、昭和になると学生帽や農作業用として定着。今では、ファッションの一部として夏の風物詩になっています。麦わら帽子のルーツを知ると、そのデザインや使い方に少し見方が変わるかもしれません。
✅ Q&A:麦わら帽子は日焼け対策になる?
A. 一定の効果はありますが、過信は禁物です。
麦わら帽子は、つばが広いため顔や首元への直射日光を和らげる効果があります。ただし、編み目の隙間から紫外線が通るため、完全なUVカットとは言えません。UVカット加工が施されたタイプを選ぶか、帽子と合わせて日焼け止めや日傘も併用するのがおすすめです。
✅ Q&A:汗で汚れたときの正しいお手入れ方法は?
A. 軽い汚れは“乾拭き”が基本、汗ジミには“中性洗剤”を。
麦わら帽子は天然素材のため、水に弱く、丸洗いはNGです。
日常のほこりや汗は、乾いた柔らかい布でこまめに拭き取りましょう。汗ジミが気になる場合は、中性洗剤を水で薄めたものを布につけて軽くトントンと叩き、そのあと水拭き→乾拭きで仕上げます。風通しの良い場所で陰干しし、型崩れを防ぎながらしっかり乾かしましょう。

