お年玉は毎年当たり前のように渡している習慣ですが、
「そもそもの由来は?」「いくら渡すのが正解?」「いつ渡すべき?」など、
いざ迎えると迷うポイントが意外と多いものです。
特に最近は、
- 年齢別の相場
- 親戚・友人の子への対応
- 会えない場合の渡し方
- マナーやNG行為
など、家庭や地域によって考え方が大きく異なり、正しい判断が難しいという声も増えています。
本記事では、
お年玉の由来から、2025年最新の金額相場、渡す時期、マナー、よくある疑問まで
“これさえ読めば全部わかる”形で徹底解説。
初めてのお年玉準備にも、毎年の見直しにも役立つ決定版ガイドです。
失敗しないお年玉の渡し方を知って、
新年を気持ちよく迎えましょう。
お年玉の「由来」とは?本来はどんな意味があったのか
お年玉は、単に「お正月に子どもへお金を渡す習慣」ではありません。
その始まりは、新年に降りてくる“歳神様(としがみさま)”のご加護を分けてもらう神道の風習にあります。
本来のお年玉とは、
新しい1年の幸せ・健康・成長のエネルギー(御魂=みたま)を授かる儀式
として行われてきました。
ここでは、お年玉の由来を4つの視点からわかりやすく解説します。
お年玉は“歳神様からの御魂(みたま)”が由来
最も古いお年玉の意味は、
「歳神様から新年の生命力をいただく」習慣です。
歳神様とは、
- 家々に新年の幸福をもたらす祖先神
- 五穀豊穣・商売繁盛を司る神
とされ、日本の正月行事の中心となる存在。
■“御魂(みたま)”が「お年玉」の語源
歳神様から授けられる“御魂(みたま)”=生命の力
↓
その御魂を象徴する“玉”が家族に分け与えられる
↓
これが「お年魂(おとしだま)」→「お年玉」になった
というのが語源です。
つまり、
お年玉とは「神様の力を縁起物として受け取る行為」
がルーツなのです。
昔は「お餅」を贈る行事だった
現代ではお金を渡しますが、
元々は“餅(もち)”を贈る習慣でした。
■なぜ餅だったのか?
餅は神様へのお供え物。
特に鏡餅は“歳神様の宿る場所”とされます。
正月に家へ迎えた歳神様の力が宿った餅を
家族に分けて食べることで、
神様の御利益を取り込む
と考えられていました。
これを「御魂分け(みたまわけ)」とも呼び、
この分け与えられた餅を「年玉」と言ったのが始まりです。
■子どもにも「餅」が配られた
昔の子どもたちは、
餅やみかん、果物を「年玉」として受け取っており、
お金の習慣ではなかったのです。
現代の“現金を渡す文化”になった理由
お年玉が“現金”へ変化したのは、江戸時代〜明治以降のことです。
理由は大きく3つあります。
①貨幣の普及で「餅」→「お金」が実用的に
江戸時代以降、貨幣経済が広がり、
餅より「お金」のほうが喜ばれるようになります。
御魂の象徴=餅
↓
子どもの成長のための実利=お金
へと変化していきました。
②子どもの成長を祝う“ご祝儀”の意味が強まった
正月は「新しい年齢になる」と考えられた時代があり、
お年玉は誕生日祝いの役割も果たしていました。
「成長への期待」
「学業への応援」
といった意味を込め、お金を贈る習慣が定着。
③親戚同士の“社交文化”として広がった
明治〜昭和にかけて
親族が集う習慣が主流になると、
子どもへの金銭を通じて“関係維持”を図る文化が定着。
こうしてお年玉は、
神様の御魂 → 実利的な金銭の贈与
という形に変化したのです。
お年玉と「お年賀」「お年始」との違い
お年玉はよく混同されやすいですが、
お年賀・お年始とは本来まったく別物の行事です。
■お年玉
- 本来は「歳神様の御魂」を分け与える習慣
- 子どもに渡すもの
- 現在は現金が主流
→“子どもへの新年の祝い”が本質
■お年賀
- 正月の挨拶の手土産
- 大人同士の贈り物(菓子・酒など)
- 御霊とは関係なし
→“年始のご挨拶の品”
■お年始
- 新年の挨拶自体の行為
- 訪問すること・企業間の挨拶などを指す
- モノではなく“行動”を表す言葉
→“挨拶行事”
まとめ:お年玉は“神様の御魂”が原点。意味を知ると、渡す心が温かくなる
現代では子どもに「お金を渡す行事」と思われがちですが、
本来は、
- 新年の幸福
- 健康
- 成長
を祈る、神道由来のとても尊い習慣です。
由来を理解すると、
ただ金額を決めるだけの行事ではなく、
「心を込めて子どもの成長を願う大切な儀式」
であることがよく分かります。
お年玉の金額相場|年齢別・関係性別に一覧で解説

お年玉の相場は、
「年齢」「親戚との関係」「地域差」「家庭事情」によって大きく変わります。
多くの家庭で共通しているのは、
“年齢に合わせて少しずつ増やす”という考え方。
ただし、明確なルールはなく、
「親戚内のバランス」が最も重視されるポイントでもあります。
ここでは、最新の調査データや一般的な相場をもとに、
お年玉の金額をわかりやすく解説します。
【年齢別】幼児・小学生・中学生・高校生・大学生の相場
一般的な年齢別相場は以下のとおりです。
■幼児(0〜5歳):500円〜1,000円
- まだ金銭感覚がないため「気持ち程度」で十分
- お菓子券・図書カードを贈る家庭も多い
■小学生:1,000円〜3,000円
- 学年が上がるにつれて金額を増やす家庭が多数
- 低学年:1,000円
- 高学年:2,000〜3,000円が主流
■中学生:3,000円〜5,000円
- 金額に敏感な年齢のため“親戚間の統一”が大切
- 使い道が増える年齢なので3,000円以上が一般的
■高校生:5,000円〜10,000円
- アルバイト・交際費・部活動などで出費が多い
-「10,000円で統一」という家庭も増加
■大学生:10,000円〜20,000円
- 20歳で卒業する家庭も多い
- 教材・生活費の足しとして高額になりやすい
- 経済的に余裕がない場合は「5,000〜10,000円」でも十分
【親戚別】甥・姪・孫に渡す場合の平均額
親戚関係別の相場は、年齢よりも関係性の深さが影響します。
■甥・姪へのお年玉
- 一般的な相場:3,000円〜10,000円
- 年齢に合わせて渡す家庭が多い
- 兄弟同士で“相談して足並みを揃える”のがトラブル防止策
■孫へのお年玉
- 一般的な相場:5,000円〜10,000円(高校生以下)
- 大学生になると10,000円〜30,000円も増える
- 可愛がりたい気持ちから高額になる傾向
注意点
高額を渡しすぎると、
他の親戚との“格差”が生まれやすいので要注意。
■兄弟の子ども同士で金額差はつけるべき?
原則「同額」が無難。
家庭事情により差をつけたい場合は、
必ず親同士で事前に共有することがトラブル回避につながります。
【家庭別】一人っ子/兄弟が多い家庭での相場調整
お年玉は「人数」によって負担が大きく変わります。
■一人っ子の家庭
- 一人に集中して渡せるため、相場より“少し多め”も多い
- 高校生や大学生に1〜2万円を渡す家庭が増加
■兄弟が多い家庭
- 子どもが3〜4人となると負担が急増
- この場合は
年齢に比例させつつ、全体のバランスを調整するのが一般的
調整例
- 小学生:1,000〜2,000円
- 中学生:3,000円
- 高校生:5,000円
→ これで兄弟が多くても負担が増えすぎない
■“総額ルール”を決める家庭も多い
例:
「親戚1家族へは総額5,000〜10,000円以内」
というように“家庭単位での上限”を決める方法も広まりつつあります。
【地域別】全国の相場の違い(関東・関西など)
お年玉の金額は、地域によっても差があります。
■関東:比較的“控えめ”
- 年齢に合わせて徐々に増やす家庭が多い
- 高校生でも5,000〜10,000円が一般的
- しきたりより“現実的な金額”が好まれる傾向
■関西:やや“高め”
- お祝いごとは気前よく渡す文化
- 高校〜大学生に1万円以上を渡す家庭が多い
- 「末広がり」=8,000円を好むケースもある
■東北・北陸:控えめで堅実
- 3,000〜5,000円など安定した相場
- 親戚が多い地域のため、調整が重要
■九州・沖縄:幅が広い
- 裕福な地域は高め
- 伝統が強い地域は控えめ
→ 家によって差が大きいのが特徴
「収入によって相場は変えるべき?」の考え方
結論として、お年玉は
“収入に合わせて無理なく決める”が正解です。
■収入が低い場合:相場に合わせる必要はない
- 無理して高額を渡すと毎年の負担が大きい
- 家庭事情を共有しておけば親戚間で問題になることは少ない
- 1,000〜3,000円でも十分気持ちは伝わる
■収入が高い場合:高額すぎると逆にトラブルに
- 他の親戚との金額差が問題になりやすい
- 孫に3万円以上など“突出した額”は避けるのが無難
- 「親戚内の共通ライン」を守ることが最優先
まとめ:金額の“正解”よりも、親戚内の“バランス”が大切
お年玉の相場は、
- 年齢
- 親戚関係
- 地域
- 家庭事情
など、多くの要素で変わります。
しかし最も重要なのは、
「親戚内で金額のバランスが取れているか」という点です。
相場はあくまで目安。
無理のない範囲で、子どもの成長を願う気持ちを込めて贈ることが、
一番大切なマナーです。
お年玉を渡す「時期」はいつ?ベストなタイミングを解説

お年玉は“お正月の縁起物”として、
渡す時期にも一定のマナーがあります。
とはいえ、厳密なルールはなく、
「年が明けて初めて会ったタイミング」で渡すのが一般的です。
ここでは、もっともポピュラーな時期と、
会えない場合の対応、郵送マナーなどをくわしく解説します。
基本は“元日〜三が日”に渡す
お年玉を渡すベストタイミングは
元日(1月1日)〜三が日(1月3日)です。
■理由
- お年玉の由来は「年神様からの恩恵(御魂)」を分ける行事
- 年が明けて“もっとも縁起が良い”期間
- 家族が集まるタイミングとして自然、という実用的理由もある
■実際の家庭の傾向
- 親や祖父母:元日の朝に渡すケースが多い
- 親戚:新年会や集まりのタイミングで渡すことが一般的
- 会う予定がなければ三が日を過ぎても問題なし
重要ポイント
「三が日を過ぎたら失礼」というルールはありません。
ただし、なるべく早い時期に渡す方が“お祝い感”が伝わります。
会えない場合はいつでもOK?後日渡しの注意点
最近は、離れて暮らす家族も増え、
正月に会えないケースは珍しくありません。
その場合は、
会えたタイミングで問題なしとされています。
■後日渡しの一般的なルール
- 1月中であれば違和感はほぼゼロ
- 2月以降でも「今年初めて会った日」でOK
- 春休みや入学祝いと合わせる家庭もある
■後日渡しの注意点
① 金額を変えない
「正月に会えなかったから」と高額にする必要はありません。
相場通りで十分です。
② 一言添えると丁寧
例:
「お正月に会えなかったから、遅くなったけど今年のお年玉だよ」
→ これだけで印象がまったく違います。
③ 親同士に事前連絡するとトラブル回避
後日渡しの場合、親が把握していないと
金額のバランスが崩れることがあります。
郵送・現金書留で送るときのマナー
会えない場合に「郵送でお年玉を送る」のも一般的ですが、
普通郵便で現金を送るのはNGです。
■必ず「現金書留」を使う
理由:
- 現金送付が認められた唯一の郵送方法
- 紛失・盗難の補償がある
- 丁寧で信頼できる方法としてマナーに合う
■郵送の正しい手順
- ポチ袋にお金を入れる
- ポチ袋を封筒(簡易書留用の小型封筒)に入れる
- 現金書留で郵送する
- 親へ「お年玉を送りました」とひと言連絡すると丁寧
※ 現金書留封筒は郵便局で購入できます。
■郵送する時期の目安
- 元日〜三が日には届かないケースが多い
- 12月下旬に発送 → 到着日は正月明けでも問題なし
- 遅れる場合は「お正月に会えなかったので送ります」とメッセージを添えると◎
元旦に渡すのは縁起が良い?
■結論:元旦はもっとも縁起が良いタイミング
お年玉は“新年を祝う贈り物”であるため、
元旦に渡すことには特別な意味があります。
その理由は以下のとおりです。
① 歳神様を迎える日だから
元旦は、家々に歳神様が降臨するとされる日。
お年玉はもともと
「歳神様の御魂(みたま)を分ける行為」
が起源といわれています。
よって、元日に渡すのは由来に合った最も縁起の良いタイミング。
② “一年の始まり”として気持ちが引き締まる
元日に渡すことで、
「今年も頑張ってね」「よい一年にしようね」
というメッセージ性が強まります。
③ 子どもにとって印象に残りやすい
- 正月の朝
- 家族そろっておめでとうの挨拶
→ このタイミングで渡すことで、お祝いとしての価値が上がる
■ただし「元旦じゃなきゃダメ」ではない
現代では生活スタイルが多様化しているため、
元旦にこだわる必要はありません。
最も大切なのは
“気持ちを込めて渡すこと”
“親戚間のバランスを崩さないこと”
です。
まとめ|正月に会えなくてもOK。気持ちを大切にすれば時期に厳しいルールはない
- ベストタイミング:元日〜三が日
- 会えない場合は、後日でも問題なし
- 郵送は必ず現金書留で
- 元旦は特に縁起が良いが、絶対条件ではない
お年玉は、
**「相手の幸せを願う気持ちを伝える行為」**です。
時期は柔軟に、マナーは丁寧に。
現代の暮らしに合わせて、無理のない形で贈るのが最良の方法です。
お年玉の正しい渡し方&マナー

お年玉袋(ポチ袋)の選び方
お年玉袋は、子どもの年齢や関係性に合わせて選ぶのが基本です。
- 未就学〜小学校低学年: 動物・縁起物・キャラクターなど、明るいデザイン
- 小学校高学年〜中高生: シンプルで落ち着いた和柄・無地
- 親戚・友人の子ども: 可愛すぎるものより“失礼にならない和柄”が無難
- 目上の方に渡す場合(お年賀など別用途): 水引や白無地の正式な小袋
また、金額と袋のバランスも大事です。
高額なのにポップな袋だとチグハグに見えるため、金額が上がるほど落ち着いた袋にするのがマナーです。
お札の入れ方|折り方・向きはどうする?
基本のルールは次のとおりです。
●入れる方向
- 人物の顔(肖像)を上向き、袋の表側に向ける
→お年玉は「お祝い事」なので“上向き=縁起が良い”とされます。
●折り方(どうしても折る場合のみ)
お札は本来折らないのが理想ですが、ポチ袋が小さい場合は
- 三つ折り(縦→横)でなるべく折り目をつけないように
- 顔が見える向きのまま折る
を意識します。
●複数枚入れるとき
- 肖像の向きを揃える
- すべての端がそろうようにして清潔感を演出する
「丁寧に扱ったお金=気持ちを込めたお年玉」という印象になります。
新札が良い理由
お年玉には “晴れの日のお金” を使うことが理想とされます。
新札が好まれるのは次の理由です。
- 相手への敬意を示すため
- シワや汚れのないお金=縁起が良い とされるため
- ポチ袋に入れた時に見栄えが良い
- 親世代・祖父母世代は“新札=礼儀正しい”という価値観が強い
どうしても新札が準備できなかった場合は、
「折れや汚れの少ない綺麗なお札」を選ぶだけでも丁寧さが伝わります。
手渡しの言葉の例(小さい子向け/中高生向け)
お年玉は言葉を添えて渡すことで、より心に残る“お祝い”になります。
●小さい子向け
- 「今年も元気に過ごしてね」
- 「いっぱい遊んで、いっぱい食べてね」
- 「少しだけだけど、お年玉だよ。大切に使ってね」
●小学生〜中学生向け
- 「これで欲しいものが買えるといいね」
- 「勉強や部活、応援してるよ」
- 「自分の好きなことに使ってね」
●高校生向け
- 「今年も頑張ってね。成長を楽しみにしてるよ」
- 「将来のために、少し貯金するのも良いかもね」
- 「責任を持って使ってくれたら嬉しいよ」
挨拶は短くても丁寧に。
子どもの年齢・性格に合わせて言葉を選ぶと好印象です。
夫婦間・親同士での金額の“すり合わせ方”
親戚同士の金額差は、後々トラブルの原因になりがちです。
事前に以下を話し合っておくと安心です。
- 「年齢ごとの相場」を夫婦で共有する
- 自分の家だけ高すぎない・低すぎないか確認する
- 兄弟姉妹間で“年齢×一定額”のルールを決めておく
例:未就学1,000円、小学生3,000円、中学生5,000円、高校生10,000円 - 親戚が多い場合は 上限金額を設定 する
揉めないお年玉のポイントは、
「家庭によって考え方が違う」ことを前提に、事前にすり合わせておくこと です。
NGマナー(お札の折り方・袋の書き方・高すぎる金額など)
避けたいNG例をまとめると以下のとおり。
✖ お札を乱雑に折る・しわしわのまま入れる
→「お祝いを雑に扱っている」と受け取られやすい。
✖ ポチ袋に名前を書かない
→親に渡す場合、誰からもらったかわからない ため失礼。
表面に「○○より」、裏面に金額を書くのが一般的。
✖ キャラクター袋に高額を入れる
→デザインと金額のギャップで印象が良くない。
✖ 高すぎる金額を入れる
→家庭によって基準が違うため、他の親戚を困らせることも。
相場の2〜3倍は“気まずさ”につながりやすい。
✖ 古い硬貨・極端に汚れた紙幣
→「余りもののお金を渡された」という印象になりやすい。
✖ その場で袋を開けるよう強要する
→マナー違反。相手の親がいる場合は特に注意。
ケース別|こんな時どうする?よくあるお年玉の疑問

会社の部下の子どもに渡すべき?
結論として、会社関係の子どもにお年玉を渡す必要はありません。
ビジネスとプライベートを混ぜてしまうと
「上司からの金銭的プレッシャー」と受け取られるリスクがあるためです。
もし相手の家庭を訪問するなど“どうしても避けられない状況”なら、
- 金額は1,000円〜2,000円ほどの軽い気持ちの額
- 明るいポチ袋で“仕事とは別の個人的なお祝い”であることを示す
- 親の前で「ほんのお気持ちですので」など一言添える
会社の場では触れず、完全な個人間の贈り物として扱うのがマナーです。
友人の子に毎年渡す必要はある?
基本は 義務ではない ので、毎年渡す必要はありません。
ただし、過去に何度か渡している場合、
突然やめると「どうしたの?」となる可能性があります。
以下の基準を参考にすると判断しやすくなります。
- 会う頻度が年1回程度 → 渡す人が多い
- 会う頻度が減った → 今年から“会ったときだけ”に変更OK
- 家計を圧迫する → 正直に「今年から少し控えめにするね」と伝えるのもアリ
- 友人が負担に感じていそう → お互いにやめる提案も◎
重要なのは、
「子どもより親にとってどう感じられるか」
という視点で調整することです。
渡す子と渡さない子がいるのはアリ?
結論:アリ。ただし“理由が明確で公平”であることが大前提。
OKなケース
- 親しくしている親戚の子だけ
- 毎年会う子だけ
- 自分の家に来た(または訪問した)子だけ
- 同じ学年のいとこ全員に等額で、年齢差で調整する
NGになりやすいケース
- 兄弟間で極端に差をつける(上の子は渡す、下の子は渡さない)
- 同じ場にいる子を“片方だけ”に渡す
- その場の気分で金額を変える
基準がブレると誤解や不満の原因になるため、
「何歳から」「どの関係性なら」というラインを家族で決めておくと安全です。
中学生・高校生の“お年玉のお返し問題”
お年玉は基本的に お返し不要 の贈り物です。
ただし、次のようなケースでは“軽いお礼”を添えると好印象。
- かなり高額をもらった
- いつも自宅に遊びに来て可愛がってくれている親戚
- 子ども本人が気を遣っている
おすすめの対応
- 親が軽いお菓子を渡す(1,000円以内)
- 子ども本人に「ありがとう」のメッセージを書かせる
- 直接会えないならLINEで一言連絡してもOK
逆に、
品物でしっかり返す=相手に気を遣わせるため逆効果。
「お礼だけで十分」が現代の一般的なマナーです。
親戚が多くて経済的にきついときの対処法
親戚が多いほど、年始の出費は大きな負担になります。
以下の方法で“失礼なく節約する”ことが可能です。
① 年齢ごとの統一ルールを作る
例:
- 未就学:500〜1,000円
- 小学生:1,000〜2,000円
- 中学生:3,000円
- 高校生:5,000円
“全員同じ基準”にすると、後ろめたさが消えます。
② 従兄弟同士で上限を決める
「うちは一人3,000円までにしよう」など、
親同士で話してしまうのが最も効果的。
③ 会った子だけに渡す
遠方の親戚には「会ったときに渡すね」で全く問題なし。
後日郵送はコストも手間も増えるだけなのでやめてもOK。
④ そもそも“渡さない”という選択肢もある
親戚同士が
「もう各家庭でやめようか」
と話し合って、お年玉文化を縮小するケースも増えています。
負担を抱えてまで渡す必要はありません。
お年玉は“気持ち”であり義務ではない
という点を忘れないようにしましょう。
まとめ|お年玉は“気持ち”が一番大切。無理のない範囲で習慣を楽しもう

お年玉は、もともと歳神様から新年の力を分けてもらう「御魂(みたま)」の風習から生まれた、家族の健康と成長を祝うおめでたい習慣です。
現代では現金を渡す形式が一般的ですが、何より大切なのは 金額ではなく「気持ち」 です。
子どもの年齢・家庭の事情・親戚づきあいによって、相場や渡し方は大きく変わります。
周囲に合わせる必要もなく、「その家庭にとって無理のない形」を選んで大丈夫です。
- 年齢別の相場はあくまで“参考”
- 会えないときは後日でもOK
- お返しは基本不要
- 親戚が多い場合は金額を統一するだけで負担が軽くなる
お年玉は義務ではなく、新年を迎える“ちょっとしたお祝い”。
子どもの成長を喜び合う 温かいコミュニケーションの場 と考えるのが一番です。
形式にとらわれすぎず、
あなたの家庭らしいやり方で、毎年のこの習慣を楽しんでいきましょう。
面白いポチ袋はこちら🔻

