Global Sensations: 海外ファンに支持されるアニメ声優・作曲家・漫画家のトップパフォーマー

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MyAnimeList(マイアニメリスト)」 – 世界一のオタクが交わるサイトで、その月間利用者数は1,800万人に達します。ここは、アニメや漫画に情熱を注ぐユーザーたちが評価によって導く様々なランキングが溢れている場所です。

今回は、「MyAnimeList」の舞台裏から、アニメ・漫画に携わる個々の才能に焦点を当て、そこから導き出される興味深いランキングを探ります。

このランキングには、声優や作曲家、漫画家など、アニメ業界において際立ったパフォーマンスを発揮する「人」に焦点を当てています。そして、注目すべきは、これらのランキングが「MyAnimeList」ユーザーによって構築されている点。つまり、日本以外の海外からの視点で描かれたランキングです。

もちろん、このランキングが海外全体を代表するものではありませんが、それでも海外のアニメ・漫画ファンたちの好みや嗜好に一瞥を与えることができるでしょう。それでは、海外のアニメ・漫画シーンで輝く、トップパフォーマーたちに注目していきましょう。

海外で人気な声優ランキングTOP50

順位人物名フォロワー数
1  神谷 浩史          104,423     
2花澤 香菜99,346
3宮野 真守87,943
4梶 裕貴72,418
5早見 沙織59,736
6高橋 李依48,273
7小野 大輔47,725
8杉田 智和45,588
9岡本 信彦43,842
10釘宮 理恵40,129
11沢城 みゆき39,418
12松岡 禎丞39,082
13福山 潤34,889
14津田 健次郎33,453
15子安 武人32,274
16中村 悠一29,846
17悠木 碧29,418
18茅野 愛衣25,313
19諏訪部 順一25,188
20櫻井 孝宏24,605
21水瀬 いのり23,178
22雨宮 天21,916
23花江 夏樹18,471
24平野 綾18,322
25佐倉 綾音18,055
26朴 璐美17,772
27戸松 遥17,407
28坂本 真綾16,670
29中井 和哉16,510
30内山 昂輝16,042
31堀江 由衣15,638
32東山 奈央15,118
33浪川 大輔13,148
34竹達 彩奈13,036
35日笠 陽子12,611
36石田 彰11,794
37水樹 奈々11,769
38内田 真礼11,740
39下野 紘10,783
40斎藤 千和10,233
41豊崎 愛生9,716
42石川 由依9,647
43石川 界人9,467
44細谷 佳正9,311
45古賀 葵9,175
46鬼頭明里8,620
47能登 麻美子8,409
48緒方 恵美8,314
49江口 拓也7,966
50種田 梨沙7,887
引用:People – MyAnimeList.net※2023年1月時点

男性声優と女性声優の一番人気はこの人!

男性声優の括りでは「神谷浩史」さんが、女性声優の括りでは「花澤香菜」さんが、頭一つ抜けて人気を得ている。

神谷浩史さんは『進撃の巨人』のリヴァイ役や『化物語』の阿良々木暦役など、ここでは列挙しきれないほどの多数の人気作に出演し、日本でもトップクラスの人気を誇る声優さんだ。

声優アワードでは唯一”殿堂入り”を果たしている。

海外で一番人気な声優さん、と言われてもなんら違和感はない。

『化物語』の千石撫子役などで知られる花澤香菜さんが、中国で凄まじい人気を獲得しているのは結構有名な話だ。

というのも、彼女の代表曲の一つ「恋愛サーキュレーション」がTikTokなどのSNSを通して中国で大流行し、中国の洗剤の実写CMにも出演するほどの有名人である。

”花”のある可愛らしい声は、言語の壁を越えて伝わるらしい。

ランキング全体の考察

海外で人気な作品に”メインキャストで多数出演”していたり、海外で人気なキャラクターを”2役以上”演じていたりする人が強い。

そして、年齢・芸歴関係なく、幅広くランクインしている。

そんな印象を受けるが、やはり海外ではキャラクターが真っ先にあり、日本ほど声優の影が濃くないのだろう。

日本ではキャラクターと声優が同列に扱われたり、むしろキャラクターより声優が前に出てきたりするが、それがあまりない。

しかし、おおよそは日本と同じ感じである。

「この人、日本では人気が下火だよね?」とか書けない。

海外で人気なアニメクリエイターランキングTOP30

順位人物名フォロワー数
1宮崎 駿          67,771     
2新海 誠31,898
3澤野 弘之25,232
4今 敏23,645
5庵野 秀明22,156
6梶浦 由記17,752
7湯浅 政明15,512
8渡辺 信一郎14,655
9西尾 維新12,571
10虚淵 玄11,966
11菅野 よう子10,689
12新房 昭之9,753
13麻枝 准7,549
14細田 守7,073
15今石 洋之6,655
16山田 尚子6,577
17久石 譲6,277
18安倍 吉俊4,569
19押井 守4,413
20奈須 きのこ4,360
21平沢 進4,346
22幾原 邦彦4,070
23竜騎士074,053
24高畑 勲3,461
25中村 豊3,130
26長月 達平2,839
27二瓶 勉2,739
28植松 伸夫2,201
29荒木 哲郎2,186
30岡田 麿里2,164
引用:People – MyAnimeList.net※2023年1月時点

アニメ制作に携わるとは広義に渡るが、著名なアニメ監督や脚本家から、アニメで1曲でも書いている作曲家、たまにアニメに原作を提供したり脚本を書いたりしている作家(漫画家を除く)までが対象内。

海外で最も人気のあるクリエイターはあの偉大なるアニメ監督!

日本のアニメクリエイターで、断トツでフォロワー数が多いのが「宮崎駿」氏

我が国日本では教科書にも載るくらい、一般常識の範疇に入るほどの知名度の人物だ。

そのように海外でも、宮崎駿監督作の知名度と評価は非常に高い。とりわけ「ジブリ作品」は「ディズニー」と肩を並べる唯一のジャパンアニメーションである。

誰もが納得の1位かと。

海外人気の高いアニソン作曲家たち

海外では劇伴曲(作中のBGM)への関心が高いようで、劇伴の作曲家が多く名を連ねている。

なかでも最も人気があるのは、『ガンダムUC』や『進撃の巨人』の劇伴曲を手掛ける「澤野弘之」氏

海外では彼の劇伴曲を聴くためにそのアニメを観る層が一定数居るくらいだ。

TVアニメ『86-エイティシックス-』のPVのコメント欄をぜひ見てもらいたい。「Sawano Hiroyuki」の文字列がたくさん並んでいる。

他にも、『カウボーイビバップ』の「菅野よう子」氏や、ジブリ作品で音楽を手掛ける「久石譲」氏「植松伸夫」氏は『ファイナルファンタジー』などのゲーム音楽のイメージが強いが、アニメにも楽曲を提供しているのでランクイン。しかしゲーム音楽の人気からランクインだろう..

一方、アニメのオープニングテーマやエンディングソングなど、いわゆる歌入りの”アニソン”をメインで書いている作曲家が一人もランクインしてない。

いや「菅野よう子」氏は歌唱曲も手広く書いているが...

「恋愛サーキュレーション」の「神前暁」氏や「ウィーアー!」の「田中公平」氏など、日本では著名なアニソン作曲家の名前がどこにもないのは意外である。

海外で人気な漫画家ランキングTOP30

順位人物名フォロワー数
1尾田 栄一郎          49,139     
2荒木 飛呂彦40,276
3三浦 建太郎23,361
4伊藤 潤二20,865
5冨樫 義博18,614
6諫山 創18,481
7浦沢 直樹18,171
8浅野 いにお16,353
9岸本 斉史13,712
10藤本タツキ13,206
11井上 雄彦12,845
12鳥山 明12,707
13荒川 弘10,271
14ONE9,319
15空知 英秋9,044
16CLAMP7,578
17石田 スイ7,335
18久保 帯人7,167
19村田 雄介5,715
20矢沢 あい5,118
21小畑 健4,764
22大場 つぐみ4,531
23真島 ヒロ4,451
24押見 修造4,295
25高橋 留美子4,235
26手塚 治虫4,177
27赤坂 アカ3,886
28堀越 耕平3,758
29福本 伸行2,736
30芥見 下々2,671
引用:People – MyAnimeList.net※2023年1月時点

海外で一番人気のある漫画家はこの人だ!

やはり一番人気の漫画家はこの人!

世界一売れた日本漫画『ワンピース』の作者である「尾田栄一郎」氏

漫画・ラノベの海外人気ランキングTOP100では第3位に輝いた、世界中の誰もが知る漫画・漫画家だ。

次いで第2位は、『ジョジョの奇妙な冒険』の作者である「荒木飛呂彦」氏

海外のジョジョファンの間でも、齢を取るごとに若返る”吸血鬼”だとイジられていたりするw

この二人が第3位以下を離して、凄まじい人気を獲得しているのが「MyAnimeList」の示すランキングだ。

まとめ

アニメ作品が数百万~数十万のフォロワー数を誇る一方で、アニメ業界のクリエイターたちは多くても数万のフォロワーにとどまる現実。声優はまだ人気がありますが、海外のアニメ制作者たちに対するファンの興味は限定的なようです。

この現象は、アニメ業界がサブカルチャーの一環と見なされ、制作者たちにまでファンの興味が向かないことを示唆しています。普通の視聴者は、作品そのものに興味を抱く一方で、その背後にいるクリエイターに対する興味が乏しい傾向があります。

ただし、これはサブカルチャーの特異性であり、アニメや漫画に深く没頭する熱心なファン層には、クリエイターたちにも注目が集まっていることを考慮する必要があります。

アニメ漫画大国である日本と海外のアニメファンシーンとの相違点や共通点が、この記事を通じておおよそ理解できたことでしょう。異なる文化や制作環境がもたらす多様性が、アニメの世界をより魅力的にしていることがうかがえます。

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