英語のつもりが通じない、その理由は和製英語かもしれません。海外で思わず使ってしまい、相手に通じなかった経験、ありませんか?海外でのコミュニケーションで、日本独自のカタカナ英語が通じないケースは珍しくありません。
そこで今回は、海外で驚くべき和製英語のトップ58を調査し、ランキングにしてみました。見慣れた言葉が意外な方向に通じない、その落とし穴に迫ります。和製英語の誤解を解消し、円滑な国際コミュニケーションに役立つインサイトを提供します。
日本のカタカナ英語トップ58ランキングとその落とし穴
みんなが選ぶ、日本のカタカナ英語トップ58ランキングとその落とし穴の58位から4位までを一気にご紹介していきます。
- 58位 バーゲン – sale
- 57位 インターホン – intercom
- 56位 リンス – hair conditioner
- 55位 シール – sticker
- 54位 ミキサー – blender
- 53位 サンドバッグ – punching bag/boxing bag
- 52位 ハートフル – heartwarming/heartfelt
- 51位 クラクション – horn/honking horn
- 50位 ピント – focus
- 49位 ミシン – sewing machine
- 48位 タッパー(plastic) – container/Tupperware
- 47位 ベランダ – balcony
- 46位 タレント – TV personality/TV star
- 45位 ジャンパー – jacket/blouson
- 44位 レッテル – label
- 43位 ストーブ – heater
- 42位 キーホルダー – key ring/key chain
- 41位 カンニング – cheat/cheating
- 40位 ジャージ – tracksuit
- 39位 マフラー – scarf
- 38位 リフォーム – renovation
- 37位 パーカー – hoodie
- 36位 ドライバー(工具) – screwdriver
- 35位 サイダー – soda pop/soda/pop
- 34位 ウィンカー – blinker/turn signal/flasher
- 33位 ベビーカー – stroller/pushchair
- 32位 ワクチン – vaccine
- 31位 チアガール – cheerleader
- 30位 サービスエリア – rest stop/rest area
- 29位 (列車などの)ダイヤ – schedule/timetable
- 28位 エンドロール – credits roll/end credit roll
- 27位 ジェットコースター – roller coaster/switchback
- 26位 クレーム – complaint
- 25位 ワンピース – dress
- 24位 アクセル – accelerator/gas pedal
- 23位 ハンドル – steering wheel
- 22位 ポスト – mailbox
- 21位 フロント – reception/front desk
- 20位 デッドボール – hit by pitch(HBP/HP)
- 19位 チャック/ファスナー – zipper/slide fastener/zip fastener
- 18位 電子レンジ – microwave(oven)
- 17位 マンション – condominium/apartment
- 16位 シュークリーム – cream puff
- 15位 スキンシップ – physical contact/bonding
- 14位 バイキング – buffet/smorgasbord
- 13位 シャープペンシル(シャーペン) – mechanical pencil
- 12位 ボールペン – ballpoint pen
- 11位 スタイル(体つき) – figure
- 10位 デメリット – disadvantage
- 9位 ミス – mistake
- 8位 コンセント – outlet/plug/socket
- 7位 ソフトクリーム – soft serve/soft-serve ice cream
- 6位 アイドル – pop idol/TV idol/pop star
- 5位 ガソリンスタンド – gas station/filling station
- 4位 テンションが高い、低い – excited/energetic/hyper、depressed/low key/laid-back
3位は「ノートパソコン」
3位にランク・インしたのは、「ノートパソコン」です。ビジネスシーンでは欠かせないアイテムとして、ノートパソコンが注目されました。しかし、この言葉はいかにも英語らしい響きがしますが、正確な英語では「laptop(computer)」または「notebook(computer)」となります。
“Laptop”という言葉は、直訳すると「ひざの上」を意味します。それに因んで、ひざの上に乗る程度のサイズのパソコンを指すようです。一方、「notebook」という表現は、ノートのような形状を持つパソコンを指します。
日本ではこのような言い方になじみがないため、単純に「ノート」と「パソコン」をつなげて「ノートパソコン」と呼ぶようになったのではないかと考えられます。この和製英語が、日本独自の言語文化の一部として定着しています。
2位は「トランプ」
2位にランク・インしたのは、「トランプ」です。これは修学旅行などでよく遊ばれる定番のカードゲームであり、52枚のカードを使って遊びます。この遊びは海外で発祥しましたが、英語では「トランプ」ではなく「(playing)cards」と呼ばれます。”cards”は複数形であり、英語の方がより素直な名称に感じられますね。
興味深いことに、「trump」という単語も英語に存在します。これは切り札や奥の手を意味します。そのため、「trump card」という表現は一般的に用いられ、特に競技や政治などで使われることがあります。
1位は「モーニングコール」
1位は「モーニングコール」でした。この表現は、英語の「morning」と「call」が合わさってできた和製英語で、ホテルなどで指定した時刻に目覚まし代わりに電話をかけてもらうサービスを指します。海外のホテルでも同様のサービスはありますが、その場合の呼び方は「wake-up call」です。
「wake-up call」は、「目覚める」や「起こす」という意味の「wake up」と、「呼ぶ」という意味の「call」が組み合わされた表現です。しかし、注意が必要なのは、一部のホテルで「wake-up call」がシフトのミスや忘れられることがある点です。そのため、旅行者がモーニングコールを依頼する際には、確実な手段で目覚めるようにするための準備が必要です。
まとめ
日本独自のカタカナ英語は、外国人にとって混乱を招くことがあります。このランキングでは、日本語由来の言葉が英語化されたトップ58を探求しました。例えば、「モーニングコール」や「トランプ」といった一見英語のように聞こえる言葉も、実際には理解されないことがあります。
この記事では、それぞれのカタカナ英語の意味や正しい英語表現、そしてその落とし穴について深く掘り下げました。また、外国人に通じるより適切な表現や注意すべき点も示しました。
このランキングと解説は、日本語と英語の文化の違いを理解し、円滑なコミュニケーションを促進するための貴重な情報源となるでしょう。外国人との交流やビジネスにおいて、正しい言葉の選択が重要であることを肝に銘じましょう。