人間の習慣やクセは、一度身についてしまうとなかなか改めるのが難しいものです。我々は時に無意識のうちに行動し、あるいは「やめなきゃ」と思いつつも、ついつい繰り返してしまうことがあります。特に健康に関わる悪い癖は、直ちに改善したいと願うものですが、そのクセが根深く、手放すことが難しい場合も少なくありません。
このような悪い癖やクセについて、皆さんがどのようなものを「ついやってしまうこと」として感じているのか、アンケート調査を行い、ランキングにしてみました。我々が日常的に行っているけれども、本当は止めたいと思っている行動は、一体どのようなものが上位にランクインしているのでしょうか？今回の調査結果を通じて、その答えを探ってみましょう。
やめたいけどやってしまうことランキング
みんなが選ぶ、やめたいけどやってしまうことランキングの49位から4位までを一気にご紹介していきます。
- 49位 電車の中でメイクする
- 48位 どこでも座る
- 47位 クチャクチャいいながら食べる
- 46位 優先席で寝てしまい、必要としている人がいるのに気付かない
- 45位 歩きながら飲食する
- 44位 靴のかかとを踏んで歩く
- 43位 人前でげっぷをする
- 42位 周りの人がびっくりするほど大きなくしゃみをする
- 41位 目上の人に向かって「うんうん」「そっか」などタメ語で相槌を打つ
- 40位 日焼けしてめくれた皮膚をむく
- 39位 夕食をお菓子で済ます
- 38位 鼻毛を抜く
- 37位 帰宅後、メイクを落とさずに寝る
- 36位 氷を食べる
- 35位 貧乏ゆすりをする
- 34位 枝毛を裂く
- 33位 おへそのごまをとって臭いを嗅ぐ
- 32位 満員電車で隣の人のスマホ画面をのぞく
- 31位 ストローを噛む
- 30位 誰も周りにいないとあぐらをかく
- 29位 爪をかんでぼろぼろにする
- 28位 トイレに入った後手を洗わずに出る
- 27位 痛くなるまで耳の掃除をやる
- 26位 他人と話しているときに携帯をいじる
- 25位 お風呂に入るとオシッコする
- 24位 テレビをつけたまま寝る
- 23位 白髪を抜く
- 22位 手を添えずにあくびをする
- 21位 歯磨きをしないで寝る
- 20位 自宅だとトイレのドアを閉めずに用を足す
- 19位 よく噛まずに飲むように食べる
- 18位 カップアイスやヨーグルトの蓋の裏を舐める
- 17位 足でドアを閉める
- 16位 指をぽきぽきと鳴らす
- 15位 埋没毛を引き出そうと毛穴をいじる
- 14位 洗った手を服で拭く
- 13位 洗った服の襟元からハンガーを入れる
- 12位 ため息をつく
- 11位 食事の前なのにガマンできずお菓子を食べる
- 10位 イラっとしたときに舌打ちする
- 9位 唇の皮をめくる
- 8位 ささくれを剥く
- 7位 かさぶたをはがす
- 6位 扇風機の風量ボタンを足で押す
- 5位 歩きスマホする
- 4位 椅子に座るとき、足を組む
3位は「トイレでスマホをいじる」
3位にランクインしたのは、「トイレでスマホをいじる」という行為です。このクセは衛生的な観点からもかなり止めたいと考える人が多いようです。
自宅のトイレでスマホを使うことも、公衆トイレや外出先のトイレなどでの使用も、衛生上注意が必要です。特に公衆トイレでは、他の人が触れたり使用したりした後のトイレのドアや便座などから細菌やウイルスが付着している可能性があります。そのため、スマートフォンをトイレで使うことで、これらの微生物がスマホに付着し、それが口や手に触れることで感染症のリスクが高まる可能性があります。
したがって、「トイレでスマホをいじる」というクセは、衛生上の理由からもできる限り避けるべきです。手洗いやアルコール消毒をこまめに行い、トイレでのスマホ使用は控えることで、自身や他者への健康リスクを最小限に抑えることができます。また、スマホをトイレで使用する習慣を断ち切ることで、衛生的な生活環境を保ち、健康を守ることができます。
2位は「にきびを潰す」
2位にランクインしたのは、「にきびを潰す」という行為です。思春期には出なかったにもかかわらず、大人になってから出現する「大人ニキビ」に悩む社会人は少なくありません。このようなニキビに対して、多くの人が気になってつい潰してしまい、結果として痕が残って後悔することがあります。
大人ニキビは、ストレスや生活環境の変化、ホルモンバランスの乱れなど、様々な要因によって引き起こされることがあります。特に社会人としてのストレスや生活の忙しさが加わることで、肌トラブルが増加しやすくなるとされています。そのため、大人ニキビに悩む人は日常生活の中で、つい手を出してしまうことがあります。
しかし、にきびを潰すことは症状を悪化させる原因となるだけでなく、痕や色素沈着などの肌トラブルを引き起こす可能性もあります。そのため、にきびを潰さずに適切なケアを行うことが大切です。適切なスキンケアや食生活の見直し、ストレス管理などを行うことで、大人ニキビの改善に努めることが望まれます。
1位は「布団に入ってからスマホを延々といじる」
1位に輝いたのは、「布団に入ってからスマホを延々といじる」という行動です。現代社会において、スマートフォンの普及率が非常に高いため、このクセは特に顕著です。「布団に入ってからスマホを延々といじる」という行為は、睡眠前の光による影響で眠りを妨げると言われており、また、画面を長時間見続けることで視力を損ねる可能性も指摘されています。そのため、多くの人がこのクセを改めたいと感じています。
しかし、一方で、メールやSNSなどへの即時の反応が求められる社会情勢もあり、スマートフォンから離れることで不安を感じる人も少なくありません。仕事や人間関係上の連絡がスマートフォンを介して行われる現代では、手元にスマートフォンがないことで何かを見逃すことへの不安やプレッシャーが生じることも少なくありません。
このような状況下で、布団に入ってからスマホをいじるクセを改めるためには、社会的な環境や個人の心理的な要因など様々な側面からのアプローチが求められます。どのようにしてこのクセを克服し、良い睡眠習慣を確立するか、その解決策を模索していくことが重要です。
まとめ
「やめたいけどやってしまうことランキング：意志の葛藤を解決する方法」は、私たちが日常で直面する悪い習慣やクセについて深く考察する機会を提供します。このランキングは、一見些細な行動でも、それが積み重なることで大きな影響を及ぼすことを示しています。しかし、単に問題を指摘するだけでなく、解決策を見つけることが重要です。
この記事では、社会的な圧力や習慣化された行動への依存など、様々な要因が意志の葛藤を引き起こすことを明らかにしました。そして、これらの悪い習慣から抜け出すための方法についても考察しました。例えば、スマートフォンを布団で使用する習慣を改めるためには、寝る前のルーティンを見直したり、デバイスの使用を制限することが有効です。同様に、ニキビを潰す癖やトイレでのスマホ使用を減らすためには、自己管理や衛生意識の向上が必要です。
このように、悪い習慣に対する意志の葛藤を解決するためには、個々の行動パターンを見直し、新しい習慣を身につけることが求められます。そして、そのためには意志の力だけでなく、環境の変化やサポートシステムの活用も重要です。これらのアプローチを組み合わせることで、より健康的で充実した生活を実現することが可能です。
