【EdTech】子供の語彙力を楽しく学べる教材Mrs Wordsmithをレビュー

商品紹介レビュー

子供の語彙力をイラスト&物語で伸ばすプロダクトを開発している、イギリス発のEdtech(エドテック、教育関連テクノロジー企業)「Mrs Wordsmith(ミセス・ワードスミス)」の教材を買ってみたレビューです。

Mrs Wordsmithとは。子供の語彙力を伸ばすEdTech教材

「Mrs Wordsmith(ミセス・ワードスミス)」は教材のブランドおよびそれを提供している企業のこと。

Mrs Wordsmithの教材は子供が楽しく学べるように、イラストで語彙を解説するのが特長です。「wordsmith」=「語彙が豊富で多作な作家」という意味らしいですね。

イラストは映画『マダガスカル』などで有名なクレイグ・ケルマンさんのチームによるもの。

CEOのソフィア・フェニチェルさんはモルガン・スタンレー銀行やメリルリンチなどでアカウントマネージャー、テクノロジーアナリストなどを経験した後、起業やライティングの仕事を始めます。

2016年にMrs Wordsmithを創業しました。そのきっかけは、11歳の娘さんが食卓で数学の宿題をやっていたときのこと。ソフィアさんは娘さんの勉強の手伝いをしようとしましたが難しく、教科書やワークブックに助けを求めてみたところ、娘さんが「ママはテクノロジーの仕事をしているんだから、もう教科書は使わなくて良いんじゃない」というようなことを言われたそうです。

Webサービスは進化しているけど、子供が楽しめて学習効果もあるものはまだまだ少ない。時間がかかっても答えを自分で探すのと、YouTubeで1分の解説ビデオを見るのと、後者の方が便利でも、学習に真に効果的とは呼べないのではないか。

子供が使う教科書も進化しているとは思えないし、子供を未来に導く先生の負担は大きくコンテンツを更新する暇もない……。

娘さんの発言からこんな課題認識を持ったソフィアさんは「子供が学びたくなる教育コンテンツをつくりたい」「テクノロジーよりも『Content is King(コンテンツこそ王様、元々はビル・ゲイツの発言という説あり)』」と考え、子供の成長に重要な語彙の獲得を、キャラやストーリーでできる教材を考えつきます。

それが「Mrs Wordsmith」でした。今ではケンブリッジ大学の言語研究所などと協力し、データサイエンスや学術的根拠を持った商品にブラッシュアップされています。

Mrs Wordsmith『My Epic Life: Daily Word Workout』を買ってみた

Mrs Wordsmithの商品はAmazonや楽天ブックスなどで購入できます。イギリスやアメリカ市場がメインのためか日本のAmazonだと品切れ状態や入荷待ちのこともあります。

私は『My Epic Life: Daily Word Workout』を楽天ブックスで購入しましたが入荷の調整がしばらくあり、注文から2週間後に到着しました。

『My Epic Life: Daily Word Workout』は、エピック(叙事詩)のように、毎日食卓でシリアルを食べながらでも語彙を学べる卓上カレンダー形式の教材。

180ページ(=単語)あり、「食べ物・飲み物」「テクノロジー」「数学」「感情」などについての語彙が学べます。

QRコードのついたページは、読み込むとそのイラストにまつわるアニメが見られます。

サイズは結構大きく、重いですね。

向かい合った台紙の孔(あな)に紐を貫通して通すだけで卓上カレンダーのように立つ仕組みになっています。

 最初のページは「different(違い)」 の語彙の説明で、5人(匹)ならんだキャラクターの一人の外見が他と違って見えます。

説明文は「not the same others(他と似ていない)」と書かれてあり、裏には「スティーブ・ドッグス(ジョブズ?)」「ユニコーンのコーンアイス」などダジャレの効いたイラストが。他のページもポエムや引用などその単語の使い方を広げるような例が書かれています。

子供の語彙力を楽しく伸ばす、日本版Mrs Wordsmithが生まれるといい

イラストのテイストは日本の漫画・アニメというよりカートゥーン調なので好みは分かれるかもしれませんが、『My Epic Life: Daily Word Workout』は180ページあるのとカレンダー形式で気軽に1単語ずつ楽しく覚えていけるのがいいなあと思いました。

形容詞などを言葉で説明しようと思うとけっこう難しいですが、イラストだと一目瞭然だったりします。 子供が語彙を楽しく学べるような、日本版Mrs Wordsmithがあったらいいですね。

私もつくってみようかなあと思いました!

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