老子:ろうし(Laozi)
生年・没年月日(不明)
国籍=中国(中国春秋時代)
思想家。道教の始祖。
中国の春秋戦国時代の思想家で、後に生まれた道教の始祖とされる。
名言=「上善は水の如し。水は善く万物を利して争わず。」
『老子』の名言・格言
心の迷いを消してくれる。
数々の名言を連発している老子さん。
その中でも『老子』の名言をご紹介していきます。
足るを知れば辱められず、止まるを知ればあやうからず。
優しい言葉をかければ、信頼が生まれる。
相手の身になって考えれば、結びつきが生まれる。
相手の身になって与えれば、愛が芽生える。
善く敵に勝つものは争わず。
白雁は白くなるために水浴びする必要はない。
あなたも自分自身でいること以外に何もする必要はない。
取らんと欲する者は先ず与えよ。
本当の親切とは、親切にするなどとは考えもせずに行われるものだ。
真言は美ならず、美言は真ならず。
困難なことは、それがまだ易しいうちに始めなさい。
偉大なことは、それがまだ小さなうちにやりなさい。
世界中の困難な問題も、かつては易しかったに違いない。
偉大なことも、かつては取るに足らない小さなことだったに違いない。
千里の旅も、第一歩から始まるのだ。
上善は水の如し。
水は善く万物を利して争わず。
もっとも立派な武器はもっとも大きな悪をなす。
知恵深き人は武器に頼ることはしない。
彼は平和を尊ぶ。
彼は勝っても喜ぶことをしない。
戦勝を喜ぶことは殺人を喜ぶことを意味する。
殺人を喜ぶような人は、人生の目的に達することはできない。
現実を現実として、あるがままに受け入れなさい。
物事をそれが進みたいように、自然に前に流れさせてやりなさい。
敢えて天下の先とならず。
他人を知るものは賢いが、自分自身を知るものは目ざめた人である。
他人に打ち勝つものは強いが、自分自身に打ち勝つものは偉大である。
粘土をこねて作った器が役に立つのは、その器の中が空虚になっているからである。
戸や窓の部分が開くように作った部屋が役に立つのは、戸や窓の空虚の所から出入りができるからである。
不幸は幸福のうえに立ち、幸福は不幸のうえに横たわる。
天の道は利して害せず、聖人の道は為して争わず。
ただ自分自身であることに満足し、比較したり競争することがないのであれば、すべての人が君を尊敬するだろう。
すべてのものの中でもっとも柔らかいものは、もっとも堅いものを打ち負かすことができる。
なぜなら、形の無いものは隙間の無い所にも自由に入り込むことができるからだ。
賢者は人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。
かくして、賢者は人の上に立てども、人はその重みを感じることなく、人の前に立てども、人の心は傷つくことがない。
優しくなりなさい。
そうすれば勇敢になれる。
つつましくなりなさい。
そうすれば広い心を持てる。
人の前を行かないようにしなさい。
そうすれば人を導く者になれる。
怨みに報いるに徳を以てす。
天は万物を生みて所有せず、育ててこれを支配せず。
千里の道も一歩から。
学を絶てば憂いなし。
河や海が数知れぬ渓流の注ぐところとなるのは、身を低きに置くからである。
その故に、河や海はもろもろの渓流に君臨することができる。
人生とは、その時々に自然に変化し、移りゆくものだ。
変化に抵抗してはならない。
それは悲しみを招くだけである。
人を知る者は智、自ら知る者は明なり。
人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し。
足るを知る者は富む。
ものごとをまだ種のうちに見抜けるなら、それを天才という。
善く人を用うる者はこれが下となる。
魚を与えれば、一日食べていける。
魚の取りかたを教えれば、一生食べていける。
自分を是(ただ)しいとしないから、きわだって見える。
自分でほめないから成功し、誇らないからいつまでももちこたえる。
つむじ風はひと朝と続かず、豪雨は一日と続かない。
足るを知る。
大器は晩成す。
知る者は言わず、言う者は知らず。
泥水もそのままにしておくときれいな水になる。
人に与えて、己いよいよ多し。
善人は不善人の師なり、不善人は善人の資なり。
道の道とすべきは、常の道にあらず。
賢者は財宝を貯えない。
人に与えれば与えるほど、彼の財宝は豊かになる。
功成り名遂げて身退くは天の道なり。
正しい言葉は聞こえがよくなく、聞こえがよい言葉は正しくない。
誰かを深く愛せば、強さが生まれる。
誰かに深く愛されれば、勇気が生まれる。