ゼルダの伝説シリーズの時系列一覧:ストーリーを追いながら楽しむ方法!

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「ゼルダの伝説」シリーズは、数十年にわたりファンを魅了し続けてきた名作の一つです。しかし、シリーズ内の時系列やストーリーのつながりを理解することは、初めてプレイする方にとっては少し複雑なことかもしれません。

この記事では、「ゼルダの伝説」シリーズの時系列を一覧にまとめ、ストーリーを追いながらゲームを楽しむ方法を紹介します。各作品がどのようにつながり、物語が進んでいるのかを知ることで、新たな視点でゲームを楽しむことができるでしょう。冒険の舞台裏に広がる歴史を探索し、ゼルダの神秘的な世界に没頭しましょう。それでは、時を越えたリンクの冒険を始めましょう!

「ゼルダの伝説」シリーズの時系列解説

ゼルダの伝説シリーズは、任天堂を代表する大ヒットゲームで、1986年の初代『ゼルダの伝説』から2023年現在までに全19作品がリリースされました。しかし、このシリーズの壮大なストーリーは複雑で、最近では公式に明らかにされた「新解釈」による歴史の分岐も追加され、プレイヤーたちにとっては物語の流れを理解するのが一層難しくなっています。

ゼルダシリーズの歴史は、物語の進行とは異なり、発売順とは関係ない要素が存在します。物語は途中で分岐し、異なる3つの世界線が存在しています。さらに、過去の出来事が後の作品に影響を与え、物語が絡み合っています。そのため、各ゲームの時系列を理解することは、ゼルダの世界により深く没入するために重要です。

本記事では、ゼルダの複雑で難解なストーリーの歴史を、ゲームの魅力と共に振り返ります。ゲームをより楽しむために、物語の背後に潜む歴史的な謎に迫っていきましょう。

<ゼルダの時系列図>全作品の歴史と物語を明らかにする

まず、ここでは「ゼルダ史」または「ハイラル史」とも称される、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズの世界の歴史に焦点を当てて解説します。ただし、公式資料集には「ハイラルの歴史は時世や語り継ぐ者によって変化し、これからも紡がれていく。」との記述があり、これから発売されるゲームのストーリーによっては歴史が変動する可能性があります。ゼルダの歴史は未だ謎に包まれており、今後の発展に期待が寄せられていますね。

2024年時点で判明しているゼルダシリーズの歴史の時間軸は、興味深いものとなっています。まずは、ゼルダの歴史の中で最古の物語を描いた「スカイウォーソード」から始まり、その後の詳細な展開について順次紹介していきます。この深い歴史の中で物語が紡がれていく様子を、じっくりとお伝えしていきましょう。ゼルダの歴史に関する新たな発見や考察があれば、ぜひそれも共有していきましょう。未知の冒険への扉が開かれていますね!

参考:公式サイト「ゼルダの伝説ポータル」HISTORYより ※スピンオフ作品は除いています

1.『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』(2011年)

大地にまだハイラルという名もなく、人間たちも大空に浮かぶ島・スカイロフトで平和に暮らしていた時代に、ある事件が起こる。スカイロフトの騎士学校に通う青年・リンクは幼なじみの少女・ゼルダと共にロフトバードに乗って空中散歩をしている途中、謎の暴風と竜巻に襲われる。巻き込まれたゼルダは、地上に落下し消息不明に。リンクはゼルダを探すため、雲の下に広がる未知の大地へと降り立つことを決意するが、そこで待っていたのはゼルダの前世と宿命、そして世界の平和を脅かす"終焉の者"の存在だった…。守護鳥のロフトバードに乗り、空と大地を行き来するリンクの冒険が始まる――。

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』(2011年)は、シリーズ初のWiiリモコン&ナンチャク対応作品であり、Wiiモーションプラスを活かした剣戟アクションが特徴です。物語はゼルダシリーズの原点となる出来事を描き、恋愛要素も盛り込まれています。美麗なグラフィックと独自の世界観が印象的で、新たなゼルダの冒険を楽しむことができる作品です。

2.『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』(2004年)

地上に建国されたハイラル王国がまだ発展途上にあった時代に、再び魔物が現れたことで世界が闇に包まれそうになっていた。そんなとき、天からピッコルたちが降り立ち、黄金の光(フォース)と剣を勇者に授け、魔物たちは宝箱に封印される。その出来事から、人間たちは感謝の気持ちを込めて年に1度「ピッコルまつり」を開催するようになる。それから100年の節目となった「ピッコルまつり」で、謎の男・グフーの手によってピッコルの剣が折られ、さらに王女のゼルダが魔人の呪いをかけられて石化されてしまった。ゼルダの呪いを解くため、幼なじみのリンクは旅立つことを決意する。

『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』(2004年)は、ゲームボーイアドバンス用ソフトで、異なる4つの世界を旅する冒険が展開されます。リンクが異なる帽子をかぶることで変身し、さまざまな能力を駆使して謎を解くのが特徴。新しいアイディアが取り入れられた作品で、多彩なゲームプレイが楽しめる一方で、物語やキャラクターにも魅力があります。

3.『ゼルダの伝説 4つの剣』(2003年)

以前、倒したはずの「風の魔人 グフー」が復活し、天空にある風の神殿を占拠。自分の花嫁にしようとゼルダ姫をさらってしまったグフーを倒すため、リンクは再びフォーソードを手にし、4人に分身して魔物を倒しながらルピーを集める冒険へと出かけていく。

『ゼルダの伝説 4つの剣』(2003年)は、ゲームボーイアドバンス用ソフトで、異なる4人のリンクが協力して冒険するアクションRPGです。各リンクが独自の能力を持ち、連携して進む仕組みが特徴的。マルチプレイにも対応し、友達と協力してダンジョンを攻略することができる点が好評でした。シリーズ初の協力プレイ要素が導入され、新しいゼルダ体験が楽しめる作品となっています。

4.『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(1998年)

ハイラルのどこかに眠る神の力"トライフォース"を手に入れるため、盗賊ガノンドロフが反乱を起こし再び世界が混沌に染まることとなる。その頃、コキリ族の少年・リンクはトライフォースへと導く「森の精霊石」を託され、ガノンドロフの手に"トライフォース"が渡らぬよう、時のオカリナを手にハイラルの大地へと旅に出る。果たして、伝説の"トライフォース"が眠る聖地へと辿り着き、ガノンドロフの野望を阻止できるのか。たくさんの出会いと別れを経験し、時を行き来しながらリンクは運命を変える戦いへと挑んでいく。

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(1998年)は、任天堂の人気アクションアドベンチャーゲームです。物語はリンクが時のオカリナを手にし、未来と過去を行き来しながらハイラル王国を救う冒険を描いています。ゲームはオープンワールドで、多彩なアクションや謎解き、美しい音楽がプレイヤーを引き込みました。独創的な時間旅行の要素や、豊富なサブクエストが高く評価され、シリーズの傑作とされています。

▼ 時の勇者リンク 勝利ルート① ▼
「時のオカリナ」で勇者が勝利し、元々いた子ども時代に戻った後の物語(子ども時代)
歴史の分岐

5.『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(2000年)

前作の「時のオカリナ」で、"時の勇者リンク"が勝利した後、子どもの時代に戻ったリンクの後日譚。離れ離れになった相棒・ナビィを探すため旅をしていた少年・リンクが、突然森の中で「スタイルキッド」に襲われる。そこでパラレルワールドへと飛ばされたリンクは、巨大な月が落ちてきて滅亡寸前の「タルミナ」という、3日間がずっとループし続ける世界に閉じ込められてしまう。アイテム・時のオカリナの力を使って何度も時間をやり直し、悪夢のような破滅のループから抜け出す方法を模索するリンク。さまざまな仮面を被って異種族に変身しながら、この世界の謎とスタルキッドに挑んでいく。

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(2000年)は、任天堂のアクションアドベンチャーゲームで、シリーズの中でも異彩を放つ作品です。物語は、リンクが3日間のループする時間の中で、滅びの日を防ぐために奮闘する姿を描いています。独特な時間制限や仮面の変身など、斬新で挑戦的な要素が多く組み込まれ、独自の雰囲気を醸し出しています。一部プレイヤーには難易度が高いと感じられることもありますが、その独創性が多くのファンに愛されています。

6.『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(2006年)

元の時代に戻ってきた"時の勇者リンク"から未来でのガノンドロフの暗躍を聞いたゼルダ姫の訴えにより、ガノンドロフは処刑されるはずだった。しかし、"力のフォース"の証を持つガノンドロフは死ぬことはなく、焦った賢者たちの手によって影の世界(トワイライト)へと送り込まれる。その後、長い年月を経て怨念となったガノンドロフは、影の王・ザントに魔力を与え、その強大な力を使って光の世界を征服するためにハイラルへと侵攻。ゼルダ姫が降伏したことにより、光の世界は徐々に"影の領域"に飲み込まれそうになっていた。そんなとき、かつての"時の勇者"の血を引くトアル村の青年・リンクは、ザントに反発する影の王女・ミドナと共にザントを倒す冒険へと出かけていく。しかし、その裏でザントを利用し闇の王となったガノンドロフも復活を目論んでいて…。

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(2006年)は、リンクが再び冒険に挑むアクションアドベンチャーゲームです。物語は、光と闇の世界を行き来しながら、ハイラル王国を救うために戦うリンクの冒険を描いています。独特で美麗なグラフィック、洗練されたアクション、そして重厚なストーリーが特徴で、シリーズの中でも高い評価を受けています。ウルフ形態への変身や、ミッドナという新しい仲間の導入など、新しいアイデアやゲームプレイの工夫も見どころです。

7.『ゼルダの伝説 4つの剣+』(2004年)

「トワイライトプリンセス」でガノンドロフが倒されて数百年の月日が流れ、世界は平和を取り戻していた。しかし、かつてガノンドロフが首領として治めていたゲルド族の地で、ガノンドロフの生まれ変わりが誕生してしまう…。新しいガノンドロフは、かつてフォースの時代にフォーソードで倒した風の魔人・グフーを復活させ、再びハイラルの地に魔物たちが現れるようになる。フォーソードを手にしたこの時代のリンクは、ゼルダ姫と6人の巫女たちの力を借りながらグフーの討伐と、もはや人の姿を持たぬガノンの封印を目指していく。

『ゼルダの伝説 4つの剣+』(2004年)は、ゼルダシリーズの一作で、ゲームボーイアドバンス用にリリースされました。本作は、1991年に発売された『ゼルダの伝説 4つの剣』のリメイク・拡張版であり、新たな要素や機能が追加されています。

プレイヤーはリンクを操作し、異なる時代に散らばった4つの剣を集める冒険に挑みます。ゲームプレイはトップダウンの視点で、アクションとパズルが織り交ぜられた構造が特徴です。新たなダンジョンやイベントが加わり、物語も一部変更されています。

ゼルダの伝説シリーズの中でも、リメイクとしての位置づけや、新要素の導入が注目される作品となっています。

▼ 時の勇者リンク 勝利ルート② ▼
「時のオカリナ」で勇者が勝利し、勇者が時を遡って去った後の物語(大人時代)
歴史の分岐

8.『ゼルダの伝説 風のタクト』(2002年)

"時の勇者リンク"が元の時代に戻り、その存在が伝説として語り継がれるほど長い歳月が流れたある日、再びガノンドロフが復活。しかし、"時の勇者"が過去に戻ったことにより勇者が存在していない世界になったため、新たな勇者が現れることなくハイラルは海に水没し、滅亡。けれど、水没の原因となった洪水によりガノンドロフも海底に沈められ、封印されることとなる。それから数百年後、"時の勇者"伝説が語り継がれるプロロ島に住む少年リンクの妹が、ある日謎の怪鳥に連れ去られてしまう。各地で少女が怪鳥にさらわれていることを知ったリンクは、妹を助けるため女海賊・テトラと共に大海での冒険へと出掛けていく。しかし、実はその黒幕には数百年の時を経て再度復活したガノンドロフの姿が…。

『ゼルダの伝説 風のタクト』(2002年)は、ゼルダシリーズの中でも特に人気のある作品の一つです。ニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして初登場し、後にWii Uにも移植されました。

物語の舞台は、ハイラル王国が沈んでしまった後の世界で、主人公リンクは新たな冒険に挑みます。風を操る「風のタクト」を手に入れ、遼やかな航海が魅力の一部となっています。リンクは船で様々な島を訪れ、謎解きやダンジョン攻略を進めながら物語が進行します。

音楽やグラフィックの良さ、広大な海を冒険する新しい要素がファンや批評家から高く評価されました。『ゼルダの伝説 風のタクト』は、シリーズの中でも特に独自の雰囲気を持つ作品として親しまれています。

9.『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』(2007年)

「風のタクト」のエンディング後、テトラ海賊団と共に新たな大地を探す旅へと出たリンク。出航から数ヶ月後、幽霊船が現れるという海域を訪れるが、その真相を確かめようと幽霊船に乗り込んだテトラがそのまま連れ去られてしまう。テトラを救おうと幽霊船を追いかけたリンクだったが、過って海へ落ちてしまい見知らぬ島へと流れつく。島で出会った妖精シエラと船長ラインハックの力を借りて、リンクはテトラを助けるため幽霊船を探す旅へと出かけていく。

『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』(2007年)は、ニンテンドーDS用ソフトとして登場したゼルダシリーズの作品です。

本作は、二つの世界を行き来する新たな要素が導入されています。上画面と下画面で異なる時空を探索しながら、物語が進行します。リンクが時空の移動を駆使して謎を解き、ダンジョンを攻略していくのが特徴です。

また、物語の途中でリンクが縮んでしまう「ミニサイズ」になるシナリオも展開され、さまざまな謎や仕掛けが楽しめます。

『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』は、新しいゲームプレイ要素が詰まった作品としてファンに支持されました。

10.『ゼルダの伝説 大地の汽笛』(2009年)

航海を続けていたテトラ海賊団とリンクたちは、ついに新しい大陸を発見!テトラはこの地に新しいハイラル王国を建国することを決め、ハイラルの新たな歴史が始まっていく――――。そして、ハイラル王国の誕生から100年後、神の塔を中心に大地に敷かれている神の線路が各地で消えてしまう事件が発生。神の塔に力を送る神殿との繋がりが失われ、再び世界に異変が起こり始めてしまう。事件を起こした者たちの目的は、神の塔に封印されている魔王マラドーの復活。魔王復活を阻止するために、リンクとゼルダ姫が汽車に乗ってハイラルの大地を冒険へと繰り出すことに。

『ゼルダの伝説 大地の汽笛』(2009年)は、ニンテンドーDS用ソフトとしてリリースされたゼルダシリーズの作品です。

本作は、上下画面の使い方に特徴があります。上画面では通常のゼルダの冒険が展開され、下画面では地図やインベントリが表示され、タッチペンを用いて直感的に操作できます。

物語は、リンクが新たな冒険に挑むというもので、大地を舞台にさまざまな謎やダンジョンが待ち受けます。また、新しいアイテムやゲームプレイの要素も導入され、シリーズの伝統を受け継ぎつつも新しい要素を取り入れた作品となっています。

『ゼルダの伝説 大地の汽笛』は、DSの特徴を活かし、新しい冒険を楽しむことができるゼルダシリーズの一作です。

11.『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(1991年)

"時の勇者リンク"が敗北したことにより、3つのトライフォースを自分のものにしてしまった魔王ガノン。しかし、ゼルダ姫を筆頭に七賢者たちの力によって、"トライフォース"ごとガノンは聖地へと封印されてしまう。聖地に閉じ込められたガノンは聖地を闇の世界へと変貌させ、さらに再びハイラルへの侵攻を目論んでいた。不吉な兆候を感じ取ったハイラル王は、聖地から魔物たちが押し寄せてくる入り口を再び厳重に閉ざすことを七賢者へ指示。この封印戦争により数世紀の間ハイラルには平和が訪れていたが、またしても悪しき心を持つ者の手によって、再び闇の世界(聖地)への入り口が開いてしまう―――-。

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(1991年)は、スーパーファミコン用ソフトとして発売されたゼルダシリーズの作品です。

物語は、ハイラル王国を舞台に、ガノンドロフが魔力を求めてトライフォースを手に入れようとするという展開です。リンクがゼルダ姫を救い、ガノンドロフの野望を阻止するために冒険に挑む様子が描かれています。

本作は、トライフォースと呼ばれる3つの神聖な力を巡る冒険が特徴であり、プレイヤーは様々なダンジョンを探索し、謎を解いて進んでいきます。アクション要素と謎解きが絶妙に組み合わさったゲームプレイが魅力の一つです。

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は、シリーズの中でも重要な位置を占める作品であり、多くのファンに親しまれています。

12.『ゼルダの伝説 夢をみる島』(1993年)

剣の修行が終わり懐かしいハイラルの地へ戻る航海中に、リンクは突然大きな嵐に巻き込まれて漂流してしまう。気が付くと、コホリント島という場所に流れ着いていた。島からの脱出を試みるが「島にある巨大なタマゴの中で眠る"かぜのさかな"が目覚めないと、島の外には出られない」と、不思議なフクロウから告げられる。島に点在する迷宮や遺跡の奥に隠されている「セイレーンの楽器」が島からの脱出のカギになることを知ったリンクは、島を探索しながらダンジョン攻略へと挑んでいく。

『ゼルダの伝説 夢をみる島』(1993年)は、ゲームボーイ用ソフトとして登場したゼルダシリーズの作品です。

物語は、リンクが船で海上を冒険している最中、嵐に巻き込まれて漂流し、目を覚ますと「夢をみる島」と呼ばれる島に辿り着くという出来事から始まります。プレイヤーはリンクとなり、夢をみる島の謎を解きつつ、島を舞台に冒険を進めます。

この作品は、2D視点のゼルダシリーズの中でも異色の作品であり、新たなアイテムや謎解きが展開されています。ゲームボーイながら、多彩な冒険が楽しめ、シリーズの幅広さを示す作品となっています。

13.『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』(2001年)

ハイラル城に安置された"トライフォース"に導かれて、ある2つの大地に降り立ったリンク。ホロドラムの地では闇の将軍・ゴルゴンに連れ去られた「大地の巫女」ディンを救い、ラブレンヌの地では「時の巫女」ネールの体を乗っ取った闇の司祭・ベランを倒し、それぞれの大地の窮地を救う。しかし、この2つの事件の裏で糸を引いていた双子の魔女・ツインローバの手によって、今度はゼルダ姫が連れ去られてしまう。ホロドラムの冒険の「大地の章」とラブレンヌの冒険の「時の章」が繋がったとき、リンクの前に現れたのは復活の儀式によって蘇った大魔王ガノンだった。

『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』(2001年)は、ゲームボーイカラー用ソフトとして登場したゼルダシリーズの作品です。

この作品では、リンクが新たな冒険に挑む姿が描かれています。物語は、リンクが船で航海中に嵐に遭遇し、漂流してしまうところからスタートします。舞台は、不思議な島「ふしぎの島」で、プレイヤーはリンクとなり、島の謎や冒険を進めます。

ゲームプレイでは、新たなアイテムや敵との戦闘、島の住人とのやり取りなどが楽しめます。2D視点のクラシックなゼルダシリーズのスタイルを踏襲しつつ、新しい要素が盛り込まれています。

14.『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(2013年)

物語は「神々のトライフォース」の冒険から数百年後。世界を恐怖と混沌に包んだ大魔王ガノンを封印した七賢者と勇者の活躍が伝説として語り継がれるハイラル王国に、再びガノンを復活させようと企む司祭・ユガの魔の手が忍び寄る。今回、目をつけられたのは七賢者の子孫たち。ユガの力によって絵画の中に閉じ込められてしまい、リンクもユガの手によって壁画の落書きへと姿を変えられてしまう。しかし、不思議な腕輪の力により壁を自由に移動できる能力を身につけたリンクは、ハイラルと壁の裏側にある世界・ロウラルを行き来しながら賢者たちを救う手がかりを探すことになる。

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(2013年)は、Nintendo 3DS用ソフトとして登場したゼルダシリーズの作品です。

この作品は、前作『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の続編で、物語は前作の数世代後の時代を舞台にしています。プレイヤーはリンクやゼルダなど、異なる能力を持つキャラクターを操作しながら、力のトライフォースを求めて冒険します。

特徴的な要素として、4人のプレイヤーキャラクターが協力してダンジョンを進む「トライフォースヒーローズ」と呼ばれる新しいゲームモードが導入されています。戦略的な協力プレイが求められ、通信機能を使って仲間と力を合わせる楽しさが味わえます。

15.『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』(2015年)

「トライフォース2」の事件から数年後。オシャレが大好きな人たちが住むドレース王国のフリル姫が、ある日突然魔女の呪いにより恥ずかしい全身タイツ姿に!国民や王は嘆き悲しみ、魔女を討伐できる3人の勇者を募集し始める。そこに名乗りをあげた若者3人が、勇者の条件にぴったり。3人揃っていないと開かない魔女が住む魔境へ入り口に立ち、広大なエリアが広がる世界への冒険が始まる。

『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』(2015年)は、Nintendo 3DS用ソフトとしてリリースされたゼルダシリーズの作品です。

この作品では、プレイヤーは3人のキャラクターを切り替えながら、さまざまなパズルを解き、ダンジョンを進んでいきます。各キャラクターは異なる武器を使用し、それぞれの特殊な能力を駆使して冒険を進めます。

物語は、ハイラル王国に生息するドリフトと呼ばれる種族が舞台で、プレイヤーは3人の主人公となって彼らの冒険に参加します。『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』は、シリーズ独自のアクションとパズル要素を融合させた楽しい冒険を提供しています。

16.『ゼルダの伝説』(1986年)

"トライフォース"の力を使いこなせる者が現れないことで、ハイラル王国は徐々に衰退し、ついには地方の小王国になってしまった。そんなハイラル王国を、長い年月を経てまたしても蘇ってしまった大魔王ガノンが魔の軍団を率いて襲撃。そのときに"力のトライフォース"をガノンに奪われてしまう。すべての"トライフォース"を奪われるのを案じたゼルダ姫は、もうひとつの秘宝"知恵のトライフォース"を8つの小片に分けて王国各地に隠し、乳母のインパにガノンを倒す勇者を探すように命じる。ガノンの追手に襲われているインパを助けたのは、一人で旅をしていた少年リンク。ことの顛末を聞いたリンクは、ガノン討伐と囚われたゼルダ姫の救出を決意する。

『ゼルダの伝説』(1986年)は、任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲームで、ゼルダシリーズの初作品です。

このゲームでは、主人公リンクがハイラル王国を救うために冒険し、8つのダンジョンを探索し、悪の魔王ガノンに立ち向かいます。プレイヤーはリンクを操作してモンスターと戦い、謎を解きながら物語を進めます。

『ゼルダの伝説』は、オープンワールド形式と非線形な進行が特徴で、当時としては革新的な要素を含んでいました。成功を収め、その後のゼルダシリーズの基盤となりました。

17.『リンクの冒険』(1987年)

ガノンが倒されてから6年が経過したものの、いまだにハイラル王国はガノンの手下たちによって荒廃の一途を辿っていた。そんなときにリンクが16歳の誕生日を迎えると、突如として左手に紋章が現れる。その紋章こそが、かつてハイラル国王が世界のどこかに隠した"勇気のトライフォース"を使いこなせる、選ばれし者の証であった。さらに北の城の祭壇には、永遠に眠る魔法をかけられた遠い時代のゼルダ姫が横たわっていた。リンクは、"トライフォース"を完全なものにしてゼルダ姫の呪いを解くため、新たな冒険へと出かけていく。

『リンクの冒険』(1987年)は、日本国外でのタイトルが「The Legend of Zelda: Adventure of Link」です。この作品はゼルダシリーズの2作目に当たります。

本作は、前作から数百年後のハイラル王国を舞台にしています。物語は前作の主人公リンクが成長し、王国を襲った新たなる危機に立ち向かうものです。ゲームプレイは前作とは異なり、サイドスクローリングのアクションと、トップビューのワールドマップを探索する形式が取られています。

『リンクの冒険』は、独自のゲームデザインと難易度の高さで知られ、ゼルダシリーズの中でも独特な位置を占めています。

明かされていない謎の世界線
歴史の分岐

18.『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(2017年)

ハイラルの地に大厄災が起こり、ハイラル王国が滅亡してからおよそ100年後。地下の祠で永い眠りについていたリンクは、不思議な声に導かれて目を覚ます。過去の記憶を失っていたリンクが祠の外に出ると、目の前には豊かな自然があふれるハイラルの地が広がっていた。そこで出会ったフードを被った老人の助言により、今もハイラル城で100年間ガノンの力を押さえ続けているゼルダ姫の救済と厄災の討伐を目指し、明確な目的を持たぬ冒険へと出かけていく。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(2017年)は、任天堂によって開発されたアクションアドベンチャーゲームで、Nintendo SwitchおよびWii Uプラットフォーム向けに発売されました。

本作は、オープンワールド構造を採用し、プレイヤーに広大なハイラル王国を探索する自由を与えます。物理法則が導入されたり、登場キャラクターとの対話が重要視されたりするなど、シリーズの従来の要素を進化させつつ、新しいゲームプレイスタイルを提供しました。

主人公であるリンクは、「シーカースリーパ」なる古代技術を駆使しながら、ゼルダを守るために立ち上がります。『ブレス オブ ザ ワイルド』はその開放的な世界、自由度の高い探索、謎解き、バトルの要素が高く評価され、多くの賞を受賞しました。

19.『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(2023年)

ハイラル城が宙へと浮かび、空からは謎の遺跡が降り注ぐという謎の"天変地異"に見舞われたハイラルを舞台に、主人公リンクが新たなる冒険に繰り出していく―――。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は「ブレス オブ ザ ワイルド」の正統派続編として2023年に発売されました。前作から数年の月日が経ち、新たな冒険が始まります。物語の詳細は公開前には一切明かされておらず、空に浮遊した島々が登場することが確認されています。これらの「空島」には新たな敵も存在し、プレイヤーはリンクの新しい能力「スクラビルド」を駆使して武器や素材を組み合わせ、自由に新しい道具や乗り物を作り出すことができます。また、ガノンが前作での概念的な存在から人間のガノンドロフの姿になっている点が注目されています。その他にも前作から一新された能力やシステムが導入されており、プレイヤーは新たな冒険の舞台で様々な新要素を体験することが期待されます。

ゼルダの用語集:物語を理解するためのキーワード解説

ゼルダシリーズは約40年の歴史を誇り、20作品以上が発売されています。これらのゲームには共通した言葉や設定が多く登場し、それがまさに「ゼルダ用語」です。このページでは、そんな疑問に答えるために、代表的なゼルダ用語に焦点を当てて解説していきましょう!

リンク

  • ゼルダシリーズの主人公で、世界が危機に瀕したときに現れる勇者。普段は普通の少年・青年として過ごし、危機が訪れると勇者の魂を開花させる。ハイリアの地を守る運命を背負い、悪を倒す旅に出る正義の人物。様々なアイテムを駆使し、ダンジョンの謎に挑みます。

ゼルダ

  • ゼルダシリーズのヒロイン。ハイラル王国の王女として登場することが一般的。しかし、一般の人として生活することも。ハイラルの歴史で重要な存在であり、悪の力を封じる使命を果たすために知恵のトライフォースを持つことが多い。

ガノン(ガノンドロフ)

  • ゼルダシリーズの最終ボス。元はゲルド族の首領で、力のトライフォースを狙ってハイラル王国に反乱を起こしました。力のトライフォースの証を持ち、何度もリンクやゼルダによって倒されつつも蘇り、ハイラルに混乱と悲劇をもたらしています。

ハイラル

  • ゼルダシリーズの舞台となる大地。女神ハイリアによって創り出され、ハイラル王国が統治しています。時代によってその様子が変わり、物語の中で様々な役割を果たしています。

トライフォース

  • 力の女神ディン、知恵の女神ネール、そしてあらゆる生き物を創造した知恵の女神フロルの力を象徴する「黄金の大三角」。触れた者の願いを叶える力が宿っており、ハイラルに眠っているとされています。力、知恵、勇気のトライフォースが集まると真の力を発揮します。

マスターソード

  • 退魔の力を持った聖剣。悪しき心を持つ者は触れられず、勇者のみが扱えるとされています。ガノンを倒すためには必須の武器で、多くの作品でリンクの最強装備として登場します。

シーカー族

  • 女神ハイリアに仕える一族。ゼルダ姫やリンクを導く存在として登場し、知識や技術力に優れています。時代によってはガーディアンや神獣を作るなど、重要な役割を果たしています。

ゲルド族

  • ゲルド地方に住む砂漠の民族。ガノンドロフのルーツであり、100年に1度だけ男性が生まれる特異な民族です。かつては盗賊として敬遠されていましたが、一定の時代で英傑としてハイラルを守る存在となりました。

ゴロン族・ゾーラ族

  • ゴロン族は火山地帯に住む、丸いフォルムの岩のような肌を持つ種族。ゾーラ族は半魚人のような姿をしており、時代によって外見や性格が異なります。

六賢者

  • 『時のオカリナ』に登場する、ガノンを封印した賢者たちの総称。6人の賢者にゼルダを加えた「七賢者」とも呼ばれ、ゼルダシリーズの中でも重要な存在です。

これらの用語はゼルダシリーズの魅力や物語の深さを理解する上で重要です。ゼルダの歴史や世界観に興味を持ったら、これらの言葉を把握することでより一層ゲームを楽しむことができるでしょう。

ゼルダの謎や疑問に迫る!【Q&A】と共に

「ゼルダの伝説」シリーズ:主人公は「ゼルダ」じゃない!?

ゼルダシリーズ、その名前にもある通り、一見すると主人公は「ゼルダ」のように思えますが、実際のところ主役は「ゼルダ」ではなく、「リンク」です。緑の服に身を包んだ少年が「ゼルダ」だと混同されがちですが、ゼルダシリーズすべての冒険の主人公は「リンク」です。なぜなら、ある出来事によってハイラル王家の王女に「ゼルダ」と名付ける習慣があったため、ゲームタイトルも『ゼルダの伝説』となったのです。

「ゼルダ」や「リンク」、同一人物なの?

同じ名前を持つ「ゼルダ」と「リンク」ですが、基本的にはゲームごとに異なる個体です。ゼルダシリーズの歴史では、ハイラルが度々悪に支配され、リンクが世界を救う勇者として現れます。その際、特別な力を持つ少女が「ゼルダ」として登場しますが、ゲームごとに異なる人物です。ただし、「時のオカリナ」と「ムジュラの仮面」、「風のタクト」と「夢幻の砂時計」、「ゼルダの伝説」と「リンクの冒険」など、同一人物が主人公の作品もあります。

※「ブレス オブ ザ ワイルド」では「リンク」で固定されています。

ハイラル文字の変化はなぜ?

ゼルダシリーズに登場する独自の文字、ハイラル文字は、世界線の分岐によって変化した可能性が高いです。例えば、「風のタクト」「無限の砂時計」「大地の汽笛」や、「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」、「神々のトライフォース2」「トライフォース3銃士」「ブレス オブ ザ ワイルド」では異なるハイラル文字が使われており、それぞれの時代や世界線に合わせたものと考えられます。

「ブレス オブ ザ ワイルド」と「ティアーズ オブ ザ キングダム」の謎の最終章

公式によれば、「ブレス オブ ザ ワイルド」とその続編「ティアーズ オブ ザ キングダム」は「すべての歴史の最後の物語」だとされていますが、具体的な世界線や物語の続きは公にされていません。どの物語の続きなのかや、どの時代の未来なのかはまだ不明です。「ブレス オブ ザ ワイルド」では「神々のトライフォース」などと同じ文字が使われているため、【時の勇者が敗北した世界線】の未来である可能性も考えられますが、公式の発表を待つしかありません。「ティアーズ オブ ザ キングダム」の発売を期待しつつ、ゼルダシリーズの新たな謎が明かされることを期待しています!

最適なプレイ順考察:時系列順にゲームを楽しむ方法

ゼルダシリーズは、各作品が独立したゲームとして楽しめますが、一部の作品は過去作との繋がりがあるため、時系列順にプレイするとより深く楽しめるでしょう。

以下に表形式で時系列順にならべたゼルダシリーズのプレイ順を示します。

順番タイトル備考
1ゼルダの伝説
2リンクの冒険6年後の物語
3神々のトライフォース数100年後の物語
4神々のトライフォース2数年後の物語
5トライフォース3銃士数年後の物語
6時のオカリナ数年後の物語
7ムジュラの仮面数ヶ月後の物語
8トワイライトプリンセス100数年後の物語
9風のタクト
10夢幻の砂時計数百年後の物語
11大地の汽笛約100年後の物語
12ブレス オブ ザ ワイルド数千年後の物語
13ティアーズ オブ ザ キングダム未来の物語

この順番に沿ってプレイすることで、ゼルダシリーズの物語やキャラクターたちのつながりをより深く感じることができます。お楽しみください!

まとめ

「ゼルダの伝説」シリーズは、数多くの冒険、謎、そして感動的な物語が詰まったゲームの宝庫です。この時系列一覧を通じて、シリーズがどのように進化し、繋がりを持っているのかを理解することで、プレイヤーたちは新しい視点からこの素晴らしい世界を楽しむことができます。

時を超えて冒険する主人公リンクや、ヒロインゼルダと共に、プレイヤーは様々な時代や異なるハイラル王国を旅し、伝説的な敵と対峙します。シリーズを通して一貫して描かれるのは、勇気、友情、そして愛に満ちた物語です。

ゼルダの伝説シリーズは、その深いストーリーとキャラクターたちの成長によって、世代を超えて多くのプレイヤーに愛され続けています。未知の冒険に挑み、謎解きや戦闘を通して成長する喜びを味わいながら、ゼルダの世界に身を委ねましょう。さあ、新たな伝説の章が待っています。

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