ジブリの魅力が詰まった!人気ランキング&新作一覧で振り返るアニメの名場面

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ジブリファン必見!ジブリで面白い作品は?人気タイトルが数多く揃うスタジオ・ジブリの映画の中で絶対に観てほしいおすすめランキングをご紹介!前世代が本当に面白いと思える映画をピックアップしました。

ジブリの魅力が詰まった本記事では、名作から最新作まで、感動と冒険が溢れるアニメの名場面を一挙に紹介いたします。さらに、最新の人気ランキングと新作一覧もお見逃しなく。ジブリの不朽の名作たちを振り返り、その世界観に浸りましょう。また、ジブリの美しい音楽や素敵な美術館の情報もこの記事でガッチリ網羅。アニメ好きなら見逃せない、ジブリの魅力に溢れた特集となっています。

ジブリの魅力とは?世代に合わせた楽しめる作品をピックアップ!

アニメの中でも群を抜く人気を持つ「ジブリ」作品の魅力

世界中に愛され続けているアニメ映画「ジブリ」。この制作会社、「スタジオ・ジブリ」が手がける数々の有名なアニメーション映画は、トトロやナウシカ、ラピュタといったタイトルを聞けば、多くの人がピンとくることでしょう。

ジブリは日本のアニメ映画の中でも特異な地位を築いています。アニメ好きを公言することが少し難しい雰囲気の中で、「ジブリ好き」と発言すると、変な偏見を持たれることなく、周りから共感と賛同の声を得ることができることもしばしばです。さらに、「普段アニメはあまり観ないけれど、ジブリなら受け入れられる」といった意見もよく聞かれます。これほどまでにジブリは多くの人々の日常に溶け込み、アニメに興味がないとしても、人生で何度もジブリに触れる機会が訪れる、まさに最強のコンテンツといえるでしょう。その魅力に迫るために、ここではジブリがなぜ人気なのか、世代に合わせた面白い作品をご紹介いたします。

ジブリが広く愛される理由とその人気の秘密

ジブリは、日本中で圧倒的な人気と知名度を誇ります。その一因は、テレビの「金曜ロードSHOW!」での頻繁な放送にありそうです。特に、ジブリの名作は地上波で何度も視聴でき、そのたびに高い視聴率を誇っているとか。録画済みであっても、ジブリがテレビで放送されるとついつい見入ってしまう…。こんな経験がある方も多いのではないでしょうか。そう、ジブリの作品は「何度も見たはずなのに、また見たくなる」という不思議な魅力にあふれています。

ただし、ジブリ作品は現在公開されている作品が20作以上もあります。全ての作品が老若男女に愛されているわけではありません。子供向けのものから、ある程度成熟してからこそ味わえるものまで、そのテイストは多岐にわたります。そこで、この記事では【世代別】に選んだおすすめのジブリ映画をランキングしてご紹介します。

ジブリデビューを考える親御さんや、未見の作品を探す若者たち、そして長らくジブリから遠ざかってしまった大人世代まで、映画鑑賞の時間ができたら思わず手に取りたくなるランキングです。まさに、永遠のお薦め!ぜひブックマークして、今後の映画選びに活用してみてくださいね。それでは、早速ご紹介していきましょう。

ジブリ映画の年表

タイトル監督
1984年風の谷のナウシカ宮崎駿
1986年天空の城ラピュタ宮崎駿
1988年となりのトトロ、火垂るの墓宮崎駿、高畑勲
1989年魔女の宅急便宮崎駿
1991年おもひでぽろぽろ高畑勲
1992年紅の豚宮崎駿
1994年平成狸合戦ぽんぽこ高畑勲
1995年耳をすませば近藤喜文
1997年もののけ姫宮崎駿
1999年ホーホケキョとなりの山田くん高畑勲
2001年千と千尋の神隠し宮崎駿
2002年猫の恩返し森田宏幸
2004年ハウルの動く城宮崎駿
2006年ゲド戦記宮崎吾朗
2008年崖の上のポニョ宮崎駿
2010年借りぐらしのアリエッティ米林宏昌
2011年コクリコ坂から宮崎吾朗
2013年風立ちぬ、かぐや姫の物語宮崎駿、高畑勲
2014年思い出のマーニー米林宏昌
2016年レッドタートル ある島の物語マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
2020年アーヤと魔女宮崎 吾朗
2023年君たちはどう生きるか宮崎駿

この年表を詳しく見てみると、驚くべきことに、スタジオジブリが制作したアニメ映画の中で、宮崎駿監督が手がけた作品は実は半分以下であることが明らかになります。これは予想外の事実ですね!

スタジオジブリがアニメ映画制作において重視しているのは、「作品の完成度の高さ」です。その高い完成度は、物語の内容だけでなく、背景や美術、音響などにおいても一切の妥協がないことに起因しています。また、テレビアニメではなく劇場アニメだけを制作する姿勢も、予算とスケジュールを十分にかけ、ハイクオリティなアニメーションを生み出すことに集中しているためです。対象となる視聴者層が広範で、子どもから大人までを対象にしているため、子ども向けでありながらも大人が鑑賞しても満足できるような高度な作品を創り出すことが、ジブリの重要な使命であると、プロデューサーの鈴木敏夫さんも語っています。

宮崎駿監督が2013年に長編映画制作からの引退を発表し、話題となりましたが、2017年にはその引退を撤回。現在は新作映画の制作に再び着手しているようです。彼の作品は国内外から注目を集め、その完成が今から非常に楽しみです。

全世代に贈る楽しいジブリ映画15選!おすすめの名作特集

1位『となりのトトロ』(1988)

ジブリといえば、トトロが欠かせません!スタジオ・ジブリのアイコン的なキャラクター、トトロはその丸っこいフォルム、モフモフの体、そして口を開けると出る野太い声など、どれを取っても子ども心をくすぐります。

トトロは大人には見えない存在だけど、今でも「見えないだけでこの世のどこかに本当にいるのでは?」という夢を抱かずにはいられません。そして、映画の舞台となる田舎の原風景は、何度観ても心に残ります。

『となりのトトロ』の素晴らしいところは、トトロが登場するシーンが映画全体のごく一部しかないのに、サツキとメイの日常的なやりとりでもしっかりと子どもの興味を引くところです。「まっくろくろすけ出ておいで~!」と歌うシーンはもちろん、サツキとメイ、お父さんがお風呂場で笑い出すシーンなど、子どもたちはトトロとのふれあいを楽しんでいます。子どもの初めてのジブリ体験にも、トトロは最適です。

2位『崖の上のポニョ』(2008)

ジブリの子供向け映画といえば、『ポニョ』も外せません。風景の作画は今までのジブリ作品とは少し変わり、素朴で優しい手書きタッチになっています。

物語は小さな5歳の男の子と、魚の少女・ポニョとの出会いと冒険が描かれており、幼い2人の会話がなんとも可愛らしいです!大人が観ると話の展開が「?」の部分がいっぱいありますが、子どもたちにとってはまったく関係なし!

3位『魔女の宅急便』(1989)

「まじょたく」は、ジブリ映画のなかでも女の子に大人気の作品です。ジジの黒猫のぬいぐるみは、子どもたちにとって夢の友達。映画の中の「ほうきで空を飛ぶ魔女」の姿勢は、みんなが一度は真似してしまうことでしょう。我が家ではほうきはないので、クイックルワイパーに跨るフリをする日々(笑)。猫が人間と会話ができるという設定も子どもたちにとっては新鮮で、近所の猫に話しかける姿勢も見られ、可愛らしい影響を受けているようです。そして、「にしんのパイ」を再現できなくても、作って欲しいとせがまれることが何度もあり、子どもたちの舌を楽しませています。

物語の中では14歳の少女が成長していく姿勢が、子どもも大人も共感を呼ぶ要素となっています。大人が観ても心が温まり、子どもたちの純真な気持ちに触れられる、まさにジブリの魔法が詰まった作品です。

4位『ハウルの動く城』(2004)

おばあちゃんとイケメン魔法使いという異色のカップルが織りなす、心温まる物語!少女ソフィーは魔法で90歳のおばあちゃんに姿を変えられてしまいましたが、それでも彼女は挫けず、憶病で弱虫なハウルに叱咤激励する姿勢は、まさに頼もしい姐さん女房のよう。そんな彼女の精神力に触発され、ハウルも次第にソフィーを守りたいという想いが芽生えていきます。

初めは自分に自信がなかったソフィーも、ハウルへの想いを通じて素敵な女性へと生まれ変わります。互いに足りないところを補い合い、互いを刺激し合って成長していく2人の関係は、まさに素晴らしいもの。愛と成長、そしてお互いを信じることで紡がれる彼らの物語は、心にしみる美しいロマンスとなっています。

5位『平成たぬき合戦ぽんぽこ』(1994)

本作は大人が観るとメッセージ性の高いドキュメンタリー映画のような作品です。しかし、子どもにとっては驚きのデフォルメ演出や2足歩行のたぬきなどが不思議で、「たぬきが変だよ!ほら!」と親子で楽しむことができました。

物語は進むにつれて内容が現実的でヘビーになり、ナレーションやセリフも難解なものが多いため、大人も一緒に観ると良いでしょう。一部「子ども向きじゃない」との声もありますが、子どもと大人では観た後の感想が異なるため、子どものうちにも一緒に観ておきたい優れた作品です。

6位『耳をすませば』(1995)

10代の青春時代に心に残るジブリ映画といえば、この作品がトップに輝きます。『耳をすませば』は甘酸っぱい青春を描いた作品で、不思議な生き物や魔法は登場せず、普通の中学生たちの日常が綴られた青春ラブストーリーです。初めての少女漫画原作となるジブリ作品で、夢や恋、将来への不安や希望、自己試験など、思春期の激動する感情に触れながら成長していく姿勢が心に迫ります。

特に、幼い子どもが楽しめる要素は少ないかもしれませんが、物語の本質を理解できる年頃になったときには、深い感銘を受けることでしょう。そして、ラストの女性たちが憧れる名シーンは必見です。

7位『天空の城ラピュタ』(1986)

「ラピュタ」は老若男女が楽しめる不朽の名作で、まだ観ていない方は本当にもったいないです!若いうちにぜひ観てほしいですね。主人公・パズーの純粋さや、ヒロイン・シータのひたむきさは見習いたくなり、そしてこの2人の信頼関係はうらやましく感じます。こんな素敵なパートナーが欲しい…。

ハラハラする冒険や海賊ドーラ一家とのやりとり、そして空に浮かぶ島での救出劇…。子どもにも分かりやすい物語なのに、大人も夢中になれる見事なストーリー展開が最高です。

そして何より、この「ラピュタ」には多くの名言が詰まっています。「40秒で支度しな!」「見ろ、人がゴミのようだ」「目が~目が~~!」など、これらの名言は知らないとリアルやネットでの会話に乗り遅れるかもしれません!どんな風にこれらの名言が使われているのか、ぜひ実際に観て確かめてみてください。

8位『もののけ姫』(1997)

「もののけ姫」は「はりつめた~弓の~ふるえる弦よ~」の主題歌でお馴染み。自然破壊を繰り返す人間と、森を守るために人間に挑む動物たちとの闘いを描いており、ジブリ作品としては攻撃性の高いリアルな描写が含まれています。そのため、幼い子どもたちに観せるのは躊躇する親もいるでしょう。ただし、中学生以上の子どもたちには絶対におすすめの映画です。

この映画には「生きろ。」というキャッチコピーにも凝縮された、人間と自然の関わり方や戦争の凄惨さ、呪いや差別、殺戮による憎悪など、人間が生み出す”闇”の部分を容赦なく突きつけています。

しかし、そのメッセージ性が強い一方で、アニメ映画としての面白さは健在。アシタカやサンなどの魅力的なキャラクターも登場し、飽きることがありません。

9位『風の谷のナウシカ』(1984)

古典的な名作として讃えられる「ナウシカ」。巨大な蟲・オウムは少しグロテスクかもしれませんが、物語は壮大で深遠で、非常に感動的な作品です。スタジオ・ジブリにおける初の長編アニメーション作品であり、今の若者には「すごい古いアニメじゃん」と感じられるかもしれません。しかし、公開から30年以上が経過しても、「ナウシカ」は全く古臭さを感じさせません。この作品が長年にわたって名作として語り継がれる理由がそこにあります。

腐海の森と呼ばれる場所で肺を腐らせるほどの瘴気が放たれ、荒廃した世界で、巨大昆虫たちと共に生きる少女の勇敢な冒険が描かれます。ナウシカの優しさと凛とした姿勢は、多くの男性にとって理想的な女性像となることでしょう。

ラストのシーンでの「青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」は、一度見たら忘れられない印象的な場面です。ナウシカが「青き衣」を身にまとった理由は、一見すると気付きにくいかもしれませんので、よく観察してみてくださいね!

10位『千と千尋の神隠し』(2001)

日本映画歴代興行収入のトップを不動の地位で守り続け、ベルリン国際映画祭やアカデミー賞での数々の受賞歴を誇る。国内外で最も知名度が高いジブリ作品、それがこの映画である。

これまでのジブリ作品では「可愛らしく芯の強い女性」が主人公の作品が多かったが、本作の主人公、千尋はそういった要素がまるでない、まさに現代っ子そのものだ。自主性に欠け、返事や挨拶すら苦手な彼女は、物語の初めでは周りのキャラクターから度々叱責を受ける場面がある。

しかし、摩訶不思議な世界に一人で迷い込み、不安に満ちた状況で言われたことを素直に実行し、仕事も真摯にこなす姿には好感が持てる。さらには徐々に周囲からの信頼を築き上げ、物語の終盤には初めての千尋とは思えないほどの成長ぶりを見せる。日本文化が紡ぐ唯一無二の幻想的なファンタジー世界観も魅力で、物語を通じて観客を飽きさせない。

11位『紅の豚』(1992)

小学生の頃はあまりハマらなかったこの作品が、大人になって再視聴すると印象が一変し、「普通に面白いどころか、最高じゃないか」という感想になりました。ポルコ・ロッソの大人の魅力が理解できるようになるまで、私には数年の歳月が必要だったようです(笑)。

豚の姿になってしまった飛空艇乗りの男が、イタリアのアドリア海で繰り広げる爽快な航空活劇。有名な「飛ばねぇ豚はただの豚だ」のセリフや、機体のデティール、軽快な戦闘シーンは、乗り物好きの男心を大いにくすぐることでしょう。

しかし、ラストではポルコのその後についてハッキリと言及されないため、当時小学生だった私は初見のエンディングに戸惑いました。「え、結局ジーナとくっついたの?フィオとは?豚から人間に戻ったの?」といった疑問が頭をよぎりました。でも今観ると、あの終わり方が映画の余韻にどっぷりと浸るための演出だと気づきます。要するに、オシャレで最高の結末なのです!

12位『風立ちぬ』(2013)

『風立ちぬ』もまた航空機をテーマにした作品で、宮崎駿監督の飛行機好きが存分に詰め込まれています。宮崎監督はさまざまな戦闘機や飛行機の資料を集めており、その趣味・嗜好が作品に反映されています。本作は従来のジブリのファンタジーとは異なり、より現実に基づいたリアリティに満ちた作品となっています。

物語は実在した人物・堀越二郎の飛行機作りに人生をかけたエピソードを描き、同時に彼と妻の菜穂子との純愛も織り交ぜられたラブロマンスとなっています。

関東大震災から第二次世界大戦へと向かうストーリー展開は秀逸で、悲惨な現実に直面しながらも生きる力強さを感じさせます。主人公が零戦を生み出すために奮闘する様子を通じて、当時の日本人たちの強さが浮き彫りにされています。この作品を通して、多くの大人たちが感動することでしょう。

13位『おもひでぽろぽろ』(1991)

私の個人的なお気に入りで、何度も観た作品があります。その作品は、平凡な27歳のOLが田舎暮らしや農業に憧れ、東京から義兄の実家の山形に滞在する日々と、自身が小学生の5年生だった頃の日常を交互に描いています。

私が子供の頃に好きだったのは、昭和の雰囲気が色濃く残る主人公の回想シーンです。特に印象深かったのは、別のクラスの「広田くん」に好意を持たれるエピソードでした。小学生同士の純粋な恋愛なので、告白や交際といった展開はありませんが、それでもとても微笑ましく感じます。大人になった今だからこそ、このような純粋なストーリーに触れるだけで心が温かくなります。

子供の頃はあまり共感できなかった大人編のストーリーも、自分が主人公と同じ世代になってみると、セリフ一つ一つがリアルで感慨深いものになります。子供時代を振り返る大人の気持ちや心情が丁寧に描かれている、素晴らしい作品だと思います。

14位『借りぐらしのアリエッティ』(2010)

物語の背景や世界観が素晴らしく、ファンタジーの要素も取り入れられているこの作品。しかし、子供向けではなく敢えて大人向けに選ばれたのは、ラストがハッピーエンドでない独特の結末にあるからです。

人間の行動が善意から逸れ、小人たちの生活を脅かす描写は現実の出来事とリンクし、大人たちに深い感銘を与えるでしょう。

また、小人たちが人間の家の床下で生活し、少しずつ必要なものを借りて暮らす姿勢は魅力的ですが、人間たちの行動には疑問が残ります。なぜ、少年は小人に対して「滅びゆく種族なんだよ」と残酷な言葉を投げかけたのか。お手伝いさんが執拗に小人たちを捕まえようとした理由は何か。これらのキャラクターたちの真意はほとんど語られません。そのため、これらの疑問が観る人それぞれの解釈に委ねられ、大人にとっては考察の余地がある作品と言えます。

15位『かぐや姫の物語』(2013)

日本最古の物語文学である「竹取物語」を原作に、淡い色彩と墨絵のような筆の線画で織りなされたこの作品。特にかぐや姫の感情を力強いアニメーションで表現したシーンは見事なもので、圧巻といっても過言ではありません。子供たちにとっては童話「かぐや姫」が馴染み深いかもしれませんが、この『かぐや姫の物語』は子供だけでなく、大人も充分に楽しめる内容に仕上がっています。

進行は変に奇をてらうことなく、しかしジワジワと展開していく「かぐや姫」の物語。大きな盛り上がりはないかもしれませんが、気が付くと事態が徐々に暗転していく展開や、姫の追い込まれていく心情にはじわりと切なさが漂い、一度観ると目が離せません。

御門の風貌についてネット上で話題になったアゴの特徴も、最初はクスリと笑っていましたが、あれが御門の内面の傲慢さを表すためのキャラクターデザインだと理解すると、なるほどと感心してしまいます。そして、「姫の犯した罪と罰。」というキャッチコピーの答えを知ったとき、深い感動が胸に染み渡ることでしょう。

宮崎駿監督以外も魅力たっぷり!おすすめの他ジブリ作品一覧

火垂るの墓(1988)/高畑勲ホーホケキョ となりの山田くん(1999)/高畑勲猫の恩返し(2002)/森田宏幸
ゲド戦記(2006)/宮崎吾朗海がきこえる(1993)/望月智充コクリコ坂から(2011)/宮崎吾朗
思い出のマーニー(2014)/米林宏昌ギブリーズ episode2(2002)/百瀬義行レッドタートル ある島の物語(2016)/マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

ジブリと聞くと、多くの人が「宮崎駿監督」という名前を思い浮かべることでしょう。しかし、実際には高畑勲、近藤喜文、宮崎吾朗、米林宏昌など、様々な監督陣が関わり、その個性豊かな作品が世に送り出されています。ジブリ作品は、ファンタジー要素が強いものから、異なる作画やテイストで表現されたものまで、幅広いジャンルをカバーしており、どれも個性的でユニークな魅力が詰まっています。

「ジブリと名の付くものはすべて観たい」という衝動に駆られるほどのジブリ好きである筆者momoは、もちろん全てのジブリ作品を鑑賞済み。その中でも特に『コクリコ坂から』がお気に入りだと語ります。ジブリの魅力は、有名な作品だけでなく、見逃されがちな作品にも広がっており、「つまらない」と決めつけずに、これらの作品もぜひ一度チェックしてみることをお勧めします。

ジブリ作品は単なるアニメ映画以上に、深いメッセージや美しいアートワークが詰まっています。これらを観ていないと「真のジブリファン」は名乗れませんよ!ジブリの多様性と奥深さを堪能しつつ、新たなお気に入り作品に出会えることでしょう。

ジブリファン厳選!最も魅力的なジブリ傑作ベスト3!

ジブリファンのための至極の選りすぐり!ここに厳選された、最も魅力的で感動的なジブリ傑作ベスト3が登場します。思い出に残るアニメの旅に、一緒に出発しましょう!

1位『天空の城ラピュタ』(1986)

自分史上NO.1のジブリ映画は絶対にこれ!間違いない最高傑作です。小学生の頃に初めて鑑賞し、その面白さと感動は今でも鮮明に覚えています。王道な冒険活劇なので子どもが観てもワクワクさせられ、どのシーンも飽きることなく展開される物語は見事です。ラピュタがテレビで放送されると、Twitterで滅びの言葉「バルス」がトレンド入りするのも、もはや恒例行事となりつつありますよね。最近では、シータが飛行石の力を発動する「リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」の呪文の練習に没頭しています(笑)。

2位『耳をすませば』(1995)

この作品の影響で、一体どれだけの女性たちが図書館に足を運ぶようになったのでしょうか。天沢聖司くんのような素敵な人に出会えるかもしれないという淡い期待を抱いて、一時的にでも思春期が懐かしい(笑)。登場人物たちはどれも魅力的で、10代の若者が観れば共感するポイントが多いはず。大人が見ても、作中の中学生たちのまっすぐで不器用な姿に励まされ、忘れかけていた気持ちを思い出させてくれます。ジブリらしからぬファンタジー要素がほぼ皆無な作品ですが、朝方に目が覚めて窓を開けると自転車に乗った彼が迎えに来ているなんて…!大人になった今でもうらやましいです。

3位『もののけ姫』(1997)

前半部分が本当に好きで、何度も観返してしまいます。アシタカが容姿も中身も魅力的なのはもちろんですが、何よりも太古の昔の雄大な自然が舞台にした物語の内容が素晴らしいです。その世界観に一気に引き込まれます。子どもの頃に見たときは、美しい作画の背景に感動し、森で生きる少女という設定にも興味を持ちました。しかし、大人になるにつれて、「人と自然の共存」のテーマに考えさせられるようになりました。特に後半の神ともののけ、そして人間の闘いは、観るたびに異なる感情を抱かせるほど深い内容です。ただ、カヤからもらった小刀を渡すところだけは…!ちょっと引っかかる部分です。

ジブリの魔法が詰まった!必聴のジブリソング

ジブリの名曲を聴け!おすすめ主題歌

主題歌とは、映画のオープニングやエンディングで流れる歌唱が伴う楽曲のことを指します。ジブリの主題歌はその独自の魅力と感動的なメロディで知られており、中には学校の音楽の授業で歌ったり、音楽番組で披露されたりするほど広く親しまれています。ここでは、一度聴いたら何度も聴きたくなるような、おすすめのジブリソングを厳選してご紹介します。これらの楽曲には、映画の情熱やメッセージが込められており、心に残る素晴らしい音楽体験が待っています。ぜひ一度耳を傾け、ジブリの音楽の世界に浸ってみてください。

君をのせて(天空の城ラピュタ)

あの地平線 輝くのは どこかに君を かくしているから
たくさんの灯が なつかしいのは あのどれかひとつに 君がいるから

「君をのせて」歌:井上あずみ/作詞:宮崎駿/作曲:久石譲

学校の合唱曲として広く親しまれているこの楽曲は、ラピュタのエンディング曲として知られています。その特徴的なメロディー、幻想的な伴奏、ゆったりとしたテンポ、そして覚えやすい歌詞は、どれを取っても素晴らしいものばかりです。この曲が流れると、その魅力に引き込まれ、つい口ずさみたくなることでしょう。

さんぽ(となりのトトロ)

あるこう あるこう 私は元気 あるくの大好き どんどんいこう
さかみち トンネル 草っぱら 一本橋に でこぼこじゃりみち

「さんぽ」歌:井上あずみ/作詞:中川李枝子/作曲:久石譲

子どもと一緒に楽しむなら、この曲がぴったり!童謡絵本にも掲載されるほどの有名な曲で、特にトトロのオープニングとして知られています。この曲が流れると、「いよいよ始まる!」というワクワク感が高まります。1~2歳の子どもたちも口ずさむほど、その軽快でポップな曲調は覚えやすいです。

やさしさに包まれたら(魔女の宅急便)

小さい頃は 神様がいて 不思議に夢を かなえてくれた
やさしい気持ちで 目覚めた朝は 大人になっても 奇蹟はおこるよ

「やさしさに包まれたら」歌:荒井由実/作詞:荒井由実/作曲:荒井由実

れを聴くと、思わず『魔女の宅急便』のエンディングシーンが頭に浮かびます。悩みや苦難を自分の力で克服し、前向きに生きるキキの姿に思いを馳せながら、この曲を聴くと、やさしい気持ちが胸に染み渡っていくことでしょう。前向きな気持ちになりたい人にとって、背中を押すような一曲です。

さくらんぼの実る頃(紅の豚)

Quand nous chanterons le temps des cerises, Et gai rossignol et merle moqueur Seront tous en fete!
Les belles auront la folie en tete Et les amoureux, du soleil au coeur!

「さくらんぼの実る頃」歌:加藤登紀子/作詞:J.B.Clement・訳詞:加藤登紀子/作曲:A.A.Renard

映画内でジーナの声を担当した加藤登紀子さんが歌唱しているこの曲は、シャンソンとしても広く知られています。映画の中では、キャラクターたちがこの歌声に酔いしれていますが、実際にフランス語で歌い上げるジーナの姿は本当にカッコイイものです!挿入歌としても、映画の雰囲気と絶妙にマッチしています。

カントリー・ロード(耳をすませば)

カントリー・ロード この道 ずっとゆけば
 あの街に つづいてる気がする カントリー・ロード
ひとりぼっち おそれずに 生きようと 夢見てた
さみしさ 押し込めて 強い自分を 守っていこ

「カントリー・ロード」歌:本名陽子/日本語訳詞:鈴木麻実子、補作:宮崎駿
/作曲: タッフィー・ナイバート、ジョン・デンバー

元となるのは「Take Me Home, Country Roads」という英語の曲で、主人公の雫が劇中で日本語訳して生まれたという設定の曲です。これまで様々な日本語訳が存在しましたが、本作の影響でこの歌詞が最も有名になりました。映画のシーンに憧れて、この曲でセッションを楽しむことができます。

The Neglected Garden(借りぐらしのアリエッティ)

So many years have passed The dew is still on the roses
I left my childhood In a garden green.
Come in the garden And look at the trees
I used to play there when I was a child Squirrels and birds
Little fairies Settled down there long ago.

「The Neglected Garden」歌:Cecile Corbel(セシル・コルベル)/作詞:Cecile Corbel/作曲:Simon Caby・Cecile Corbel

過去のジブリの音楽と一線を画す存在感を放つのが、『借りぐらしのアリエッティ』で使用されているセシル・コルベルさんの楽曲です。特にオープニングで流れるこの曲は、これから始まる瑞々しいファンタジックな世界への期待感を高める曲調で、心に残ります。日常的に聴いて楽しむことができるので、朝に流してみるのもおすすめです。

ジブリの名曲を聴け!おすすめ挿入歌

サウンドトラックは、歌がなく、劇中のキャラクターたちのやりとりの後ろで流れる音楽を指します。ジブリの宮崎駿監督作品では、このサウンドトラックを手がけるのが久石譲さんであり、その才能と創造性によってジブリの音楽が世界中で愛されています。彼の音楽は、映画のシーンに合わせて織り交ぜられ、物語の感動や緊張感を一層引き立てます。

作業中やリラックスタイムにも最適なサウンドトラックは、ジブリの世界にどっぷりと浸れる魅力的な楽曲が満載です。久石譲さんの繊細な音楽表現は、リスナーを異世界へと誘い、映画の印象を深化させることでしょう。サントラはジブリファンにとってだけでなく、音楽好きなら誰もが楽しめる一枚となっています。彼の音楽に耳を傾けながら、ジブリの魅力に浸りましょう。

アシタカ聶記(もののけ姫)

『もののけ姫』の映画が始まる直後に流れるこの曲は、序曲が静かで低い音程で不穏な空気を醸し出すかと思えば、荘厳な演奏と共に一気に盛り上がるところは鳥肌ものです。この一曲を聴き終わる頃には、心が浄化されたような神聖な気持ちで胸がいっぱいになります。

海の見える街(魔女の宅急便)

キキが列車から新しい街へとホウキで飛び立つシーンで流れるこの曲は、キキのウキウキとした心情を見事に表現した爽やかな楽曲です。これから楽しい冒険が始まる予感を暗示しつつ、舞台となるヨーロッパ調の街の雰囲気にもピッタリな響きとなっています。

風のとおり道(となりのトトロ)

自然いっぱいの田舎が舞台の『となりのトトロ』を思わせる緑溢れる木々が、まるで瞼の裏に見えてくるような幻想的な曲です。映画の中では歌のない挿入歌のみが使用されていますが、宮崎駿監督が作詞を手掛けた歌詞付きの楽曲も存在しているとのこと。そちらも併せて聴いてみると、さらに作品の世界観に浸ることができるでしょう。

空から降る少女(天空の城ラピュタ)

ラピュタの映画のタイトルバックで流れるこの曲は、主題歌「君をのせて」のインストゥルメンタルのような曲調を持っています。しかし、主題歌よりもさらに壮大で悲壮感の漂う音源となっており、一気にラピュタの神秘的な世界観に引き込まれることでしょう。

ジブリアレンジで新たな魅力!おすすめのアレンジ曲集

ジブリ作品はその映画のクオリティやストーリーだけでなく、音楽に対する評価も非常に高いことで知られています。映画で使用された主題歌やサウンドトラックとは異なり、原曲を独自にアレンジした「ジブリのアレンジCD」もまた人気を博しています。これらのアレンジでは、元の曲とは異なる楽器やアーティスト、テンポの変更などが施され、まったく新しい音楽として生まれ変わっています。

ジブリのアレンジCDは幅広いジャンルで展開されており、オルゴール、ウクレレ、ピアノ、ギター、交響組曲、オーケストラ、ジャズ、ロック、カフェミュージック、ボカロ(ボーカロイド)、EDM、クラブミュージックなどがあります。自分の好きなジャンルにアレンジされたジブリソングを聴くことで、より一層テンションが上がります。オルゴールは子どもの子守歌に、ジャズは結婚式のBGMに、ロックやクラブミュージックはドライブに、などアレンジCDは様々なシーンに活用できるのも魅力です。

「オリジナルソングよりも好き」と感じる一曲を見つけ、その新しいアレンジに耳を傾けることで、ジブリの音楽の新たな側面を発見できるかもしれません。ぜひお気に入りのジャンルでアレンジされたジブリの楽曲を探してみてください。

オススメのスタジオジブリ、ジャズbarはこちら↓

ジブリの魅力の秘密】永遠に愛されるキャラクターたち

ジブリ映画の魅力は、単に物語の面白さだけにとどまりません。作品ごとに登場するキャラクターたちは、誰もが憧れるようなカッコ良い性格や、マネしたくなる名台詞、どこか共感できる親しみやすさなど、多彩な要素で観客の心を引き込みます。ジブリ作品に登場するキャラクターたちがもたらす魅力は、作品全体に深い人間味を与え、それが観客との共感を生み出しています。

また、ジブリのキャラクターたちは人ではないけれど、画面を賑やかに彩り、観客を楽しませてくれる可愛らしい存在でもあります。これらのキャラクターたちはジブリ作品の代名詞とも言え、その魅力は時を経ても色褪せることがありません。

全てのキャラクターを紹介すると数が膨大となるため、2016年に開催された「ジブリ総選挙」の上位5作品の主人公たちや、関連グッズの多い人気キャラクターたちを代表してご紹介します。これらのキャラクターたちが持つ魅力は、ジブリ作品の中で特に印象的で、ファンにとっては欠かせない存在となっています。

ジブリ映画の登場人物

ナウシカ(風の谷のナウシカ)

ナウシカ(風の谷のナウシカ)は、強さと優しさを見事に兼ね備えたキャラクターで、その存在はまさに理想的な女性像を具現化しています。彼女は蟲や動物たちと深いつながりを持ち、真剣にかつ平等に彼らを理解し、尊重しています。お姫様としての優雅さと同時に、自然との共生を大切にし、戦う姿勢もまた見事で、多くのファンを魅了しています。

特に印象的なのは、死の森や腐海で不安を感じる老人たちのために、自らがマスクを取り、笑顔で親指を立てるナウシカの姿です。この一瞬の優しさと思いやりが、彼女の強さだけでなく、人間性の美しさを際立たせています。このような行動力と同時に、彼女の内面に宿る思慮深さや包容力も、彼女を理想の女性として称賛される要因となっています。

そのため、ナウシカには「マネできない!」と感じる人が多いのも頷けます。ナウシカのような心の広さや、強さと優しさを同時に持ち合わせた女性像は、多くの観客に感動と共感を与え、ジブリ映画の中で特に印象深いキャラクターとして根強い人気を誇っています。

パズー(天空の城ラピュタ)

パズー(天空の城ラピュタ)は、ジブリの中でも特に明るく、楽しく、まっすぐな性格の少年として知られています。彼の魅力は、シンプルでありながら心に残るセリフや、シータに対する純粋な想いに宿っています。例えば、「あの石のおかげでぼくはシータに会えたんだもの」という言葉は、彼の直感的でありながらも深い感情を表現しています。このセリフを聞いたら、誰しもが思わず微笑まれることでしょう。

パズーがシータを大切に想う気持ちは、言葉だけでなく、彼の行動にも表れています。彼の優しさや誠実さは、シータへの深い愛情から生まれているのです。そのまっすぐな気持ちが、観客にとっても感動的で心温まる瞬間を作り出しています。

彼の魅力は惚れる要素が満載で、パズーのような素敵な少年が現実にいれば、誰もが心を奪われることでしょう。彼の物語や愛情表現は、ジブリ映画におけるキャラクターたちの中でも特に深く印象づけられ、多くの観客に愛されています。

キキ(魔女の宅急便)

キキ(魔女の宅急便)は、ジブリの中でも特に多くの人が愛する作品「魔女の宅急便」の主人公です。その魅力は、好奇心旺盛でキラキラとした可愛らしい外見の少女であることにあります。彼女の冒険心や自由な精神は、観客を引き込み、彼女の成長物語に感情移入せざるを得ません。

物語が進むにつれて、キキは苦悩や葛藤、スランプといった様々な試練に直面します。これらの出来事を通じて、少女から女性へと成長していく姿勢には多くの視聴者が共感し、感動することでしょう。彼女の純粋な心と逞しさは、多くの人々に勇気や元気を与えています。

また、キキの魅力的な点は、その普遍性にもあります。彼女の置かれた状況や経験は、観客にとっても共通するものがあります。そんなキキのように、自分の夢や目標に向かって突き進む姿勢は、多くの観客にとって感動的で励みとなります。

そして、一度はホウキにまたがり、空を飛んでみたいと思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか?キキのような自由な飛翔の姿勢は、視聴者に幻想的で楽しい冒険の気分を味わわせてくれる一方で、自らの夢や挑戦への勇気を鼓舞してくれるのです。

アシタカ(もののけ姫)

アシタカ(もののけ姫)は、ジブリ界のイケメンとして広く知られています。彼の魅力は見た目だけでなく、頼りがいのある性格、芯の強さ、強靭な精神力、そして非凡な弓や剣の技術など、まさにヒーローに相応しい人物であることにあります。彼は物語の中で、数々の試練に立ち向かいながら成長し、架け橋となる存在として観客の心をつかみます。

ただし、アシタカにも欠点があり、物語の序盤で幼馴染からもらったお守りを終盤にヒロインにプレゼントしてしまう無神経な一面も見受けられます。この一幕は彼の人間らしさや過去のつながりを表現している一方で、繊細で感受性豊かな一面も垣間見えます。人間臭さが逆に彼を親しみやすく、リアルなキャラクターとして描いています。

アシタカはただのイケメンだけでなく、内面の複雑な感情や葛藤を抱えつつも、誠実で信念を持ち、仲間や大切な人のために立ち上がる姿勢が観客に強く訴えかけます。彼の物語は単なる冒険譚だけでなく、深い感動や教訓を与えてくれる、ジブリ作品を代表するキャラクターの一つと言えるでしょう。

千尋(千と千尋の神隠し)

千尋(千と千尋の神隠し)は、最初はわがままで都会っ子気質の少女として描かれます。彼女は両親に頼りっきりで、典型的な生活を送っていましたが、ある出来事で両親が豚に変えられてしまうという状況に立ち向かわなければなりませんでした。千尋はその困難な状況において、忍耐力や精神力を養い、他者を救うためにひたむきに奮闘します。

彼女の成長は特に美少年・ハクを守るための無茶な行動や、周りを諭すような優しいけど強い主張といった面でも現れています。初めは甘ったれていた千尋が、次第に成熟し、困難に立ち向かいながらも進んでいく姿勢は観客を引き込み、応援したくなる要素が満載です。千尋の変貌ぶりは、物語が進むにつれてどんどん顕著になり、その成長の過程が感動的で魅力的です。

その他・人じゃないキャラクター

トトロ(となりのトトロ)

トトロ(となりのトトロ)は、スタジオジブリの代表的なキャラクターであり、その存在はまさにスタジオジブリのシンボルマークとも言えます。彼の愛らしい見た目と親しみやすい名前から、特に子どもたちに大人気となり、ぬいぐるみや関連グッズはジブリ映画の中でも1番の人気アイテムとして知られています。

トトロは単なるキャラクター以上の存在であり、彼の優しさや温かさが観客の心を癒してくれます。ジブリ映画の魅力の一端を担う彼は、ただ可愛いだけでなく、作品全体に愛される雰囲気を与えています。彼が映画から飛び出してくるような愛くるしい姿勢は、どの世代にも愛される理由の一端となっています。

ネコバス(となりのトトロ)

ネコバス(となりのトトロ)は、スタジオジブリ作品の中でも特に印象的なキャラクターで、その存在感は映画を観た観客に深い印象を与えました。多くの人が映画を観終わった後、「ネコバスに乗ってみたい!」という思いを抱いたことでしょう。そのふわふわとした外見は、まるで抱き心地のよいぬいぐるみのようで、乗ってみたら一瞬で眠りに誘われそうな温かさを感じさせます。

しかし、ネコバスはその愛くるしい外見だけでなく、驚異的なスピードで森や街を駆け抜ける姿勢でも知られています。一般の人には風の強さしか感じないかもしれませんが、ジブリのファンならばネコバスの特別な能力を垣間見ることができるでしょう。そのギャップのある魅力が、ネコバスを忘れられない存在にしています。

ジジ(魔女の宅急便)

ジジ(魔女の宅急便)は、ジブリ作品において際立った存在感を放つキャラクターの一つです。黒猫でありながら、作中では人間の言葉を話すことができる不思議な力を持っています。ただし、これはキキの魔法のおかげで2人がコミュニケーションをとっているだけであり、周囲の人たちには普通の猫の鳴き声として聞こえています。

ジジは、黒猫というシンプルな存在だけでなく、キキの信頼できる相棒としても描かれています。その愛くるしい見た目やキキとの絆は、観客に深い感動をもたらします。また、ジジの存在が「魔女の宅急便」において黒猫というキャラクターが特別な意味を持つ一因となっています。

カオナシ(千と千尋の神隠し)

カオナシ(千と千尋の神隠し)は、千尋が湯婆婆の湯屋で遭遇する謎めいた存在です。黒い服に包まれ、白いお面をかぶったその姿は、見る者に不気味な印象を与えます。カオナシは他人の欲望を操り、同時に自分も欲望にとらわれているキャラクターとして描かれています。このキャラクターはまさに“人間の欲望が具現化したような存在”とも形容され、その姿勢や行動が物語に深い意味をもたらしています。

手の中から砂金を取り出し、それを見返りに自分に取り込むシーンは、欲望と引き換えに何かを手に入れる現実の営みを象徴しています。また、他者に拒絶されたり、思い通りにいかないときのカオナシの暴れる姿は、人間の心の闇や葛藤を浮き彫りにしています。このようなシーンを通して、観客は深い洞察を得つつ、物語全体のメッセージを味わうことができます。

まとめ

スタジオ・ジブリが贈る傑作映画群をここでご紹介しました。各作品は時を経ても色褪せず、その高い品質は言うまでもなく、ジブリ映画のファンからは「外れなし」という声もよく聞かれます。これらの人気作品は公開から20年以上、時には30年以上も経過していますが、未だに多くの観客を引きつけ続け、日本映画の傑作として輝き続けています。

ジブリ映画は世代を超えて愛され、親から子へと受け継がれる様子は何よりも嬉しい瞬間です。2世代、3世代で楽しめる作品も多く、ジブリ映画のDVDを家庭に備えることは、家族との共有の素晴らしいきっかけとなります。これらの映画と共に過ごす時間は、家族の特別な思い出となることでしょう。ジブリの世界に浸りながら、家族みんなで絆を深めるひとときを楽しんでみてください。

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