ちょっと時間が空いたなぁ…という時にイイ感じの暇潰しになり、他にやるべき事があっても時間を泥棒してしまう「パズルゲーム」。無料で手軽に楽しめるものや、濃厚でやり込みができるもの。爽快感があってやりがいがあるものから、一部のファンに愛される人気でないマニアックなものまで。
あらゆる「パズルゲーム」をプレイしてきた私が、コンシューマー(SwitchやPS4などの家庭用ゲーム機)で発売されているパズルゲームのおすすめ10選を紹介したい。
厳選に厳選したこの10本を楽しんでくれ。頭脳をフル活用して、新しいチャレンジに挑戦しながら、脳トレを兼ね備えた楽しさを味わってみてください。それでは、早速おすすめの名作パズルゲームを紹介していきます。
頭脳磨きに最適! 名作パズルゲーム10選で楽しく学ぶ
テトリスDS(任天堂)
「パズルゲーム」の括りでもっとも有名なゲームだと言っても過言ではない『テトリス』
様々な色や形をした4マスのブロック(テトリミノ)が自動的に落ちて来るので、プレイヤーは動かしたり回転させたりして、地面に到達するまでに落下地点と向きを決める。
そして、ブロックが横1列隙間なく揃ったら、その列のブロックが消せるので、これを繰り返していく。
いわゆる”落ち物パズルゲーム”というやつだ。
そんな『テトリス』は、最初は任天堂よりゲームボーイ用ソフトとして発売され大ヒットしたが、その後あらゆるメーカーからあらゆるソフトが発売されている。
その中でも一番オススメしたいのは、任天堂が2006年にDSで発売した『テトリスDS』。
マリオやゼルダなど、任天堂のファミコンゲームのテイストでテトリスを遊ぶことができる。
具体的に書くと、上画面でゲームのプレイ映像が延々と流れていたり、テトリス用にアレンジされたBGMを聴きながらテトリスできたり...
『テトリスDS』は、全テトリスシリーズの決定版といえる出来だ。 生涯一度は遊んでおきたいパズルゲーム。
ぷよぷよテトリス(セガ)
『ぷよぷよ』とは、2個くっ付いた「ぷよ」と呼ばれるブロックが1種類ずつ落ちて来るので、同じ色の「ぷよ」を4つ揃えて消すゲームだ。「ぷよ」の色は通常4色ある。
普通に消すならそこまで難しくないが、”連鎖”などのテクニックが勝敗を大きく分けるため、「パズルゲーム」の中ではかなり難しい部類だろう。プレイヤー間のレベル差も大きい。
だが、『ぷよぷよ』で何十も連鎖できたらカッコよくないか? 練習すればきっと上達するはず...
今から『ぷよぷよ』をプレイしたいなら、初心者にも優しい「練習モード」が存在し、おまけに『テトリス』まで遊べて対戦できてしまう『ぷよぷよテトリス』がおすすめだ。
PS3、PS4、PSVita、Xbox360、XboxOne、3DS、Switch...と、ちょっと前の機種から最新の現行機種まで、あらゆるゲーム機でプレイできるぞ!
マジカルドロップ3(データイースト)
『マジカルドロップ』は、データイーストという会社が開発したパズルゲームであり、おもに1990年代後半にアーケードでヒット。
シリーズは移植や完全版を抜くと5作発売されている。
基本ルールとしては、「ドロップ」がフィールドの上方から、定期間隔で下方に迫り出してくる。
のでプレイヤーは、フィールド下のピエロを操作し、「ドロップ」を吸って持ったり吐いたりして、同じ色を縦に3つ以上揃えて「ドロップ」を消していく。
同じ色が縦に3つ以上揃ったとき、横にも同じ色が揃っていたらその「ドロップ」も消せる。
文章で表すと難しく思えるかもしれないが、誰でも容易に「ドロップ」を消せるし、”連鎖”も起こしやすい。簡単に爽快感を得ることが可能だ。
しかし、ピエロの動きなどの効率を極めると、奥が深いパズルゲームに変身する。
マイナーなゲームだが、個人的にはかなりおすすめしたい。
ちなみに「Nintendo Switch Online」に加入すると、スーパーファミコン版『マジカルドロップ2』をプレイできる。
また「ニンテンドーeショップ」や「PlayStationStore」でも”アケアカNEOGEO”としてDL版が配信されている。
今からプレイするなら、この辺りが手に取りやすいだろう。
ディズニー ツムツム フェスティバル(バンダイナムコ)
画面いっぱいに「ツム」と呼ばれるキャラクターの顔が積まれていく『ツムツム』
画面を指でなぞり、「ツム」を3つ以上繋げてひたすら消していく。60秒の制限時間内で。
たったそれだけのゲームであり、本稿で紹介するゲームの中では一番簡単である。
ツムツムの前に”ディズニー”の名が冠しているように、「ツム」となるキャラクターはみなディズニーのキャラクターだ。
ミッキー&フレンズやクマのプーさん、トイ・ストーリーにアナと雪の女王など、可愛い「ツム」は総勢100種類以上。
また本作には「パーティーモード」が収録されており、リズムゲームやホッケーなどで家族やオンライン上の友達とわいわい遊ぶこともできる。
難しいのは嫌いだというあっさりしたパズルゲームを求めている人や、ディズニー好きにはもちろん遊んでもらいたい。
だが、家族や友達とのコミュニケーションにも向いている。
パネルでポン(任天堂)
『パネルでポン』はその名の通り、4種類存在するパネルを入れ替えて、縦or横に同じ種類を3つ揃えてポンする(消す)パズルゲームだ。
下方から迫りくるパネルの山を削り、ハイスコアを稼いでいくのだ...
そして女児向けアニメを彷彿とさせる、メルヘンでファンシーな世界観も必見。
任天堂のパズルゲームの傑作を堪能していただきたい。
なお、ゲームキューブで発売された『NINTENDO パズルコレクション』を購入すれば、『Dr.マリオ』と『ヨッシーのクッキー』の任天堂産パズルゲーム2作も遊べるぞ。
もじぴったん アンコール(バンダイナムコ)
『もじぴったん』とは、ひらがなが書かれたパネルをマスに埋めていき、”ことば”を作るだけのシンプルなゲーム。
しかしこのゲームは、語彙力(どれだけ多くの言葉を知っているか)が強く試される。
語彙力に自信がある人は心底楽しいだろうし、語彙力に自信がない人も知らない”ことば”を覚えていくことで賢くなれる。
パズルゲームでありながら、知育ゲームでもあるのだ。
日本語を使う人みんなに、SwitchとPS4で発売されている最新作『もじぴったん アンコール』をおすすめしたい。
パズルボブル(タイトー)
タイトーよりリリースされた『パズルボブル』は、ねらいを定めて「バブル」を発射し、3つ以上同じ色をつなげて、消して、連鎖して!...そんなゲームである。
ルールは先ほど紹介した『マジカルドロップ』にも近いが、基本的に”お題”を次々とクリアしていくのが『パズルボブル』の特徴だ。終盤は運要素もアリな激ムズ難易度。
もちろん対戦や1人のフリープレイも用意されている。
また、「バブル」は弾けやすいので、たまに思惑通りに「バブル」が操れなくてイラッとするのも、このゲームならではの趣。
シンプルだけどやり込みがいがある。そんなパズルゲームを探している人にはおすすめ。
リンク絵(コンセプティス)
盤面に散らばっている数字と数字をつないでペアをつくり、指定の色で塗りつぶして「絵画」を完成させるパズルゲーム。
唯一無二のルール性でありながら、数学や語学の知識は不要で、意外とサクサク解ける。だから中毒性が異常に高い。
問題は合計240問。
終盤の100×65の問題になると、1問を解くのに1時間ほど掛かったりするので、数十時間は遊べる量だ。
遊び尽くしたとしても、追加コンテンツを買えば問題を増やすことが可能である。
「ニンテンドーeショップ」と「PlayStationStore」にて、800円でDL専売されているので是非。
ピクロスS(ジュピター)
『ピクロス』とは、画面の上と左にある数字を手がかりにフィールド上のマスを塗っていき、ドット絵を完成させるゲームだ。
たとえば左に「5」と書いてあったら、その横列のどこかを5マス連続で塗りつぶす。
もし上に「1 1」と書いてあったら、その縦列のどこかを1マス塗り、そこから1マス以上離してもう1マス塗る。
「数独」のように、頭のなかで並ぶ数字の関係性を見極めながら、論理付けてマスを塗りつぶしていくのだ。
自動的に落ちてくる問題に迫られたり、連鎖を考えたりする必要はないが、単純に頭を使うゲームであろう。
ミスタードリラー アンコール(バンダイナムコ)
地面に埋まっている「ブロック」を「ドリル」で1つずつ掘り進みながら、地底にあるゴールを目指す。それが『ミスタードリラー』というゲームだッ!
この説明だけを聞けば単純に思えるかもしれないが、『ミスタードリラー』はそんな一筋縄で終わる単純なゲームではない。
同じ色のブロックはくっ付き、4つ以上がくっ付くと自然消滅。なかには壊しにくいブロックもあったりして...
また、支えのないブロックは落ちてきて、それに潰されるとダメージ。
そして「エアカプセル」をゲットしてエアを補充しなければ、酸欠でゲームオーバーになってしまう。
思いのほかやることが多く、思い通りにならなくて難しい。だがその面倒臭さが人を惹きつける。
2002年にGCで発売されたシリーズ作をSwitchに移植した最新作『ミスタードリラー アンコール』は、ゴーストを倒す「ホラーナイトハウス」など6つのモードが収録されており、シリーズ最大ボリュームとなっている。
テレビの大画面で遊べるし、外出時にも空き時間を埋められるし、これさえプレイしておけば君も”ミスタードリラー”!!
まとめ:パズルゲームおすすめ10選
時間を有効に使いたい時や気分転換に最適なのが、「パズルゲーム」。その中でも無料で手軽に楽しめるものから、濃厚でやり込みができるものまで、さまざまな魅力が広がっています。この記事では、コンシューマー(SwitchやPS4などの家庭用ゲーム機)で発売されているパズルゲームの中から、私が厳選したおすすめ10選をご紹介しました。
これらのゲームは頭脳を鍛えるだけでなく、爽快感ややりがいも感じられるものばかり。一部のファンに愛されつつ、幅広い層に楽しんでもらえる作品です。これからの暇つぶしや、新しいチャレンジを求める方にぴったりの選りすぐりなので、ぜひ楽しんでみてください。
今回紹介した10本を通じて、パズルゲームの魅力を存分に味わってみてください。頭の体操としてだけでなく、エンターテインメントとしても充実した時間を過ごせること間違いなしです。是非、新たなパズルの世界に飛び込んでみてください。