今回は『文系でもプログラミング副業で10万円稼ぐ!』という本書をご紹介していきます。
こちらの本もタイトルに目を引かれ、プログラミングに興味があったことから手に取りました。
けれど、タイトルを鵜呑みにするのは危険。
まず前提条件として、本書は読むだけではなく実際にパソコンに向かいながら手を動かす必要があります。
その点を踏まえて、本書がおススメなのは次の方!
- プログラミングにまったく触れたことないけれど、興味ある人
- ブロガーでWordpressのテキスト(HTML)やCSSについて知りたい人
- 過度な期待をしない人
結論から言って、本書だけでプログラミングで10万円稼ぐのは相当に難しいです。
けれど、ブログサイトへの理解が深まるのでブロガーとしてはおススメ!
【文系でもプログラミング副業で10万円稼ぐ】ことが本当に可能なのか?
著者:日比野 新さんのプロフィール
日比野さんは京都府出身。
エンジニア歴30年、プログラミング指導歴15年というキャリアを持っています。
現在は独立して京都を拠点に、経歴を活かして様々な活動中。
プログラミング教室「侍エンジニア塾」の講師として活躍されています。
本の概要
目次
- 誰でもできて、しっかり稼げる!
プログラミング副業の流れを紹介!〈1日目〉 - プログラミング副業をはじめる前にこれだけは知っておこう!〈2~3日目〉
- テキストや画像を入れて「ページの骨組み」を作ろう!〈4~11日目〉
- 思わず読んでしまうような「デザイン」にしよう!〈12~15日目〉
- 「動き」をつければ、グッと完成度が上がる!〈16~18日目〉
- さあ。ランディングページを作ってみよう!〈19~21日目〉
本書は、計21日間の構成となっています。
毎日、プログラミングの基礎項目を少し読んで演習する流れです。
概要と感想
本書は、「プログラミング初心者がプログラミングで副業する」ことができるのを目標にしています。
ビジネス書として扱われているけれど、参考書との中間です。
- プログラミングが副業としていかに割がいいか
- インターネットというもの
についての本当に基本的なことからスタートし、
実際にパソコンを触って手を動かしながらランディングページの制作を目指します。
ランディングページの政策に必要な知識は、
- HTML
- CSS
- JavaScript
の3つ。
ただし、本書はプログラミングを学ぶ本といいつつ、最初の2つHTMLとCSSに比重あり。
HTMLとCSSは正しくはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語。
JavaScriptはプログラミング言語の一つです。
HTML…主に文章や段落、情報のまとまりを決める役割
CSSは…デザイン全般を決める役割
JavaScript…動きをサポートする役割
それぞれで特によく使う「タグ」をジムの例を使って、約2~4ページごとに小さな課題を解いて学んでいくスタイルです。
最終的にクライアントに依頼されたていでランディングページの制作にとりかかります。
CSSの途中くらいからかなりかけ足になり、説明が少なくなっていきました。
最終的な課題中にいきなり出てくる内容もあり、これだけで副業として10万円稼ぐのは無理だと判断!
本書のレベル的には、かなり基礎から入り初心者にはとっつきやすかったです。
ですが、本当に全くWordpressも何もいじったことない人からしたら最後の方はかなりきつかったんじゃないかと思います。
つまり、ブロガーだと、カスタマイズでCSSをわけも分からずいじったりすることあるので、その理解が深まり役立つでしょう!
重要ポイント
本書だけで、プログラミングはできるようにならないし、ランディングページの制作も不安があります。
とはいえ、重要なポイントがあったのも事実。
気になった3点を取り上げます。
できるだけ修正を少なくするために
修正などの手戻りをゼロにすることはできません。
しかし、できるだけ減らすためには、実際の作業へ手を付ける前に「考える」「チェックする」ことを済ませて置くことが大切です。(p.239)
手戻りをすればするほど負のループにおちいって、ミスが増え、さらにはどこでミスったのかわからなくなります。
作業前から「考え」「チェックする」ことの重要性を感じました。
クライアントからの無茶ぶりがあったら
最初は「画像を用意する」と聞かされていたけれど、途中から「そちらで選んでください」と話が変わった場合には、画像を探して選ぶために必要な料金を追加請求できるのか、納期は変更できるのかを確認しましょう。
これは私が経験したことですが、適切な画像を無料画像サイトから選ぶことは、思っている以上に時間を使います。こだわって探していると1時間、2時間なんてあっという間に過ぎていきます。時間は取り戻せませんので注意しておきたいですね。(p.243)
実際、クライアントから仕事を受けるわけではありませんがその時のために心しておきたいことです。
適切な画像を選ぶってホントに大変!
無料画像サイトから選ぶのも自分で撮影したものから選んで加工するのも本当に大変です。
きちんと最初に料金の話など契約しないといけないんだ!と考えさせられました。
最終チェックのこぼれ話
自分で作ったプログラムをテストしチェックするわけですが、そのとき無意識に「ここ、動かすとマズいんだろうなぁ」と感じ(まさに天の声です)、ヤバそうな部分をスルーするようにチェックしてしまうのです。
・・・
最後は機械的にきちんとチェックしておきましょう。ベストなチェックは第三者にお願いすることです。(p.261)
本書の課題をやっていて、できたかどうかの確認が実にめんどうだったので、本格的なランディングページのチェックは実にめんどうなんだろうなと思います。
もし自分がすることになったら、チェック体制についても頭に入れて置こうと考えさせられました。
まとめ:文系でもプログラミング副業で10万円稼ぐ
本書を読んで演習したら、
というメリットがあります。
特にブログサイトを自分で運営している方にはとても役に立ちます!
タイトルを鵜呑みにして安易に稼げると思って手に取るのはやめた方がよいです。
また、少しでもプログラミングに触れている人には無駄になるので、読まなくてよいでしょう。
- 書籍名:文系でもプログラミング副業で月10万円稼ぐ!
- 著者名:日比野 新
- 出版社:かんき出版
- 出版日:2019年5月22日
- キーワード:プログラミング、副業