孔子 こうし(Confucius)
紀元前552年または紀元前551年〜紀元前479年(73歳)
魯国昌平郷辺境の鄹邑(現在の山東省曲阜市)出身。
国籍=中国。
思想家、哲学者。儒家の始祖。
春秋時代の中国の思想家、儒教の始祖である。
名言=「義を見てせざるは 勇無きなり」

『孔子』の名言・格言
心の迷いを消してくれる。
数々の名言を連発している孔子さん。
その中でも『孔子』の名言をご紹介していきます。
その人を知らざれば、その友を見よ。
止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。
過ちて改めざる
これを過ちという
【意味】
誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ。
良心に照らして少しもやましいところがなければ、何を悩むことがあろうか。
何を恐れることがあろうか。
義を見てせざるは
勇無きなり
【意味】
人としてなすべきことと知りながら、それを行わないのは、勇気がないためであるということ。
学べばすなわち
固ならず
【意味】
学問により、視野も広がり、柔軟となって、頑固さがなくなるということ。
一を以て之を貫く
【意味】
一貫して変わらずに道を進むということ。
十人が十人とも悪く言う奴、これは善人であろうはずがない。
だからといって十人が十人ともよくいう奴、これも善人とは違う。
真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物である。
巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)
【意味】
言葉巧みで、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいないということ。
己達せんと欲して
人を達せしむ
【意味】
自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ。
物事を迅速にしたいと、望んではならない。
小さな利点に目をとめてはならない。
物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。
小さな利点にとらわれると、大きな仕事が達成できない。
知らざるを知らずとなす
これ知るなり
【意味】
知らないことを知らないと自覚する。それが本当の知るということ。
好きなことを仕事にすれば、一生働かなくてすむ。
自分自身に対する誠実さと他人に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される。
人の本性はみなほとんど同じである。
違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。
何事も楽しんでやりなさい。
楽しんでやることで、思わぬ力が発揮されるものなのだ。
君子は和して同ぜず
小人は同じて和せず
【意味】
優れた人物は、人と協調するが主体性を失わず、小人物は、表面では同調するが心から親しくなることはないということ。
学びて思わざればすなわち罔(くら)し、
思いて学ばざればすなわち殆(あやう)し
【意味】
学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。また、考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険であるということ。
過ぎたるは
なお及ばざるが如し
【意味】
度が過ぎることも不足するのと同じように良くないということ。
人間は逆境において人間の真価を試される。
人生の達人は逆境を楽しみ、順境もまた楽しむのです。
成功者は必ず、その人なりの哲学をもっているものだ。
その哲学がしっかりしているからこそ、成功者の人生は揺るがないのだ。
君子の九思(心掛けるべき九つのこと)
1.物を見るときは、はっきり見る
2.聞くときは、誤りなくしっかりと聞く
3.表情はおだやかに
4.態度は上品に
5.言葉は誠実に
6.仕事には慎重に
7.疑問があれば、質問する
8.みさかいなく怒らない
9.道義に反して利益を追わない
朝(あした)に道を聞かば
夕べに死すとも可なり
【意味】
朝に人としての大切な道を知ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ。
徳は孤ならず
必ず隣あり
【意味】
徳のある人は孤立することがなく、よき協力者が必ず現れるということ。
良薬は口に苦くして病に利あり
忠言は耳に逆らいて行いに利あり
【意味】
良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが反省し行いを正せば、自分のためになるということ。
悪に報いるには正義をもってし、善に報いるには善をもってせよ。
君子は平安でのびのびしているが、小人はいつでもくよくよしている。
高貴な人間は自分自身に、平俗な人間は他人に、要求を課する。
三人行けば必ず我が師あり。
その善なるものをえらび、之に従い、その不全なるものはこれを改む。
徳ある人を見たら、その人に並ぶことをめざせ。
徳なき人を見たら、我が身を振り返り、自省せよ。
最も賢い者と最も愚かなものだけが、決して変わることがない。
二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。
二度と会うことができないのは死んでしまった親である。
富貴は
浮雲のごとし
【意味】
人の道に外れて得た富や地位は、浮き雲のようにはかないものだということ。