こんにちは、ラクさんです。
よくSEOは本を読む必要ないって耳にしませんか?
「ネットやTwitterにSEO情報はあふれていて本は古いから読む必要ない」
私も初めはそう思っていました。
けれど、本書『10年つかえるSEOの基本』を初心に戻って読んでみたら、大後悔!
ブログ始めたときに読むべきだった!!
本書では、SEOの基本の基本、ほんとに初歩的だけど、最重要の内容が会話形式でわかりやすく書かれています。
小手先のテクニック的なことはないよ!
下記の方はぜひ本書を読んでみてください!
- ブログ初心者
- 初心に戻りたい人
- 初めてのWebマーケティング担当
- 企業などの初めてのWebサイト制作・担当者
逆にある程度ブログ運営を続けてきてSEOについても基本はばっちり学んでいるなら、更なる知識を求めて本書を手に取っても無駄になるので注意してください。
では、もう少し掘り下げて本書を解説していきます。
『10年つかえるSEOの基本』著者:土屋健太郎
購入の経緯
ふと「基本に立ち返りたい」と思ったのが購入のきっかけです。
どなたか忘れましたが有名なブロガーさんがSEOの本として、おすすめしていた気がします。
書店で本書を見つけ、少し読んでみたら良さそうだったので購入しました。
著者:土居健太郎さんのプロフィール
著者の土居健太郎さんは、1984年生まれ。
東大理科一類に入学も2度の留年を経て休学、中退。
その後は純粋なフリーターをして活躍。
あるとき、成り行きでナイル株式会社に参画、1年で同社の事業部長に抜擢され、SEO事業の本格的に立ち上げ。
東大辞めてフリーターもすごいし成り行きってのがすごい!
現在は同社の取締役として、SEO技術の監修のほか、自社メディア「Appliv」のSEOも手掛けられています。
※本書発行当時のプロフィール
作品について
ジャンル:SEO、ビジネス、Webサイト、ブログ
対象者:ブログ運営者、Webサイト管理者
本書の概要
目次
第1章:検索エンジンは、なんのために、どんなことをしてるのか
第2章:検索する人の気持ちと行動を考えてみよう
第3章:検索キーワードを見つけよう
第4章:検索キーワードをサイトに反映させよう
第5章:コンテンツを作ろう
第6章:リンクを集めよう
第7章:SEOを「売り手目線の販促活動」と考えてはいけない
内容
目次を見ても分かる通り、本当にSEOの基本について対話形式で書かれています。
ざっくり言って、
- 検索エンジンとは何か?
- SEOとは何のために必要か?
- キーワード調べることの重要性
- 質の高いコンテンツの意義
- 正規にリンクを集めることの重要性
こんな内容です。
重要ポイント
知っている内容もありましたが、その裏付けとなる根本的なSEOに対する考え方が130ページの中につまっていました。
その中でも特に覚えておきたい3点を紹介します。
自然な文章
「自然な文章」と言ってもちょっとザックリしてるけど、大事なことは「ターゲットとする人が使いそうな言葉を使って自然に書く」ってこと。
みんながみんな、親切にこちらが意図したキーワードで検索をしてくれることはめずらしくて、こちらが想定していないような好き勝手な言葉を使って検索することのほうが多かったりするんだ。(p.61)
本書では、キーワード選定の重要性が書かれています。
けれど、それは当たりまえとして、さらにもっと深掘りして、想定読者が使いそうな言葉を使って自然な文章にすることの重要性も述べられています。
超初心者向けの記事に専門用語を使うのはダメというのはイメージしやすいです。
他にも中級者が使いそうな言葉などキーワード選定で出した言葉、以外も記事内に使う必要があります!
読者はそのサイトのSEOが上手いかどうかはどうでもいい
SEOを「検索エンジンで上位表示する」ための技術ではなくて「みんなが検索を通じて知りたい情報を見つけられるようにする」ための技術と考えるんだ。
なるほど確かに!
どんなにみんなが知りたい情報をブログに書いていたとしても、SEOを考えずに検索で上位に表示してもらえなければ、その記事はみんなに届かず読まれません。
検索を使うおおくの人は、SEOなんて言葉は知らずに生きています。
だから、みんなにとってSEOが上手いかどうかなんてほんとどうでもいいんです!
みんなに有益な情報を届けるための技術がSEO対策って考えがハッとさせられました。
広告とSEOでは、アプローチがまったく異なる
広告は「露出を前提に、どのように展開するか」を考えますが、SEOは「どのようにして露出を実現させるか」を考えていくアプローチが中心となるのです。(p.123)
広告は費用を払うのだから、みんなに見られるのは当たりまえ。
見てもらうのは前提として、「どのような広告にしたら商品やサービスを購入してもらえるか」という視点で広告を作ります。
けれど、SEOはそもそも見てもらえない状況にあるブログや記事を「どうしたら見てもらえる状態に持っていけるか」という視点。
前提条件がまったく違います。
『10年つかえるSEOの基本』の一般評価・口コミ
Amazonでの評価:4.0 レビュー数:47
良い評価
Amazonでの評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5.0
基本の基本だが、大事なことが書いてある
ブラックハットSEOではなく、きちんとした意味のあるページを作るというのが繰り返し説かれています。
安易に結果が欲しいと考えてしまいがちなSEOという言葉ですが、結局はいいものを愚直に作るしかないのだと感じました。
ただし、最初に結論から書くとかそういうちょっとしたテクニックは紹介されています。
それも全て検索している人 = 読み手にとって価値があるかどうかという観点ですね。
地味とも言えますが、確実に10年使える基本だと思います。
引用:Amazonレビュー
悪い評価
Amazonでの評価:⭐️1.0
物足りない。
他の方も書いていたが、理論だけで実践的な情報がなく役に立たない。
SEOをかじった事がある人なら知ってる話ばかり。この本を出した意図が全く分からない。
引用:Amazonレビュー
この方が書いている通り、本書の内容はSEOをかじったことがある人ならすべて知っている内容です。
けれど、本当にとても重要なSEOの基本なのでブログ初心者の人は抑えておくべき!
【書評】10年つかえるSEOの基本
『10年つかえるSEOの基本』を読めば、SEOについて本当に初めに押さえておくべきところがわかります。
小手先のテクニックではなく、検索する人に記事をきちんと見つけてもらうためのSEO対策。
その前提として、検索する人のためになる質の高いコンテンツ・記事を作る必要があること!
- ブログ初心者
- 初心に戻りたい人
- 初めてのWebマーケティング担当
- 企業などの初めてのWebサイト制作・担当者
以上の人には必ず役に立つでしょう!
- 書籍名:10年使えるSEOの基本
- 著者名:土居健太郎
- 出版社:技術評論社
- 出版日:2015年5月25日
- キーワード:SEO、ブログ