王貞治(おう さだはる) 愛称=「世界の王」「ワンちゃん」
1940年5月20日生まれ。東京都出身。
元プロ野球選手・監督。
- 868本の本塁打記録を達成した努力の人。
- 早稲田実業では投手四番打者で昭和32年春の選抜大会に優勝。34年巨人に入団。
- 一本足打法のホームラン打者として9年連続日本一に貢献した。
- シーズン最多55本塁打。一試合4本塁打(タイ)、本塁打王15回、打点王13回、MVP9回、首位打者5回、2年連続三冠王、ベストナイン18回などプロ野球最多の記録保持者。
- 52年第一回国民栄誉賞受賞。
王貞治の名言
やる気が溢れ出る。
数々の名言を連発している王貞治さん。
その中でも心に残る言葉をご紹介していきます。
努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。
自分のためにやるからこそ、それがチームのためになるんであって、「チームのために」なんて言うやつは言い訳するからね。
オレは監督としても、自分のためにやってる人が結果的にチームのためになると思う。
自分のためにやる人がね、一番、自分に厳しいですよ。
最高のものを求める強い気持ちがないと、結果は出ないものなんだよ。
やっぱり勝つと見えてくるものがあるんだよ。
ときには嵐のような逆風が人を強くする。
ジャイアンツでは、何のための練習なのか、自分の役割は何なのかを明確に意識していました。
僕の役目はホームランを打つことだ。
カネほしさに野球をやる人は、決して本物にはなれないでしょう。
敵と戦う時間は短い。
自分との戦いこそが明暗を分ける。
練習で120%の力で振れ。
そうすれば試合は80%の力でいい。
勝負は、「ゲームセット」と審判が言うまで、分からない。
我々は勝つしかない。
勝てばファンも拍手で迎えてくれる。
もう打てないんじゃないかという恐怖は、常について回るんです。
結果を残してきた人ほど不安と戦ってきたはずだし、恐怖心を持っていない人は本物じゃない。
その怖さを打ち消したいがために、練習するわけです。
勝つための最善の努力は、どんな時もやめてはいけない。
逃げたらだめなのです。
過去にとらわれず、現在をいかによくするか。
仕事は忍耐第一主義。
いままでの僕の記録はみんな、耐えることで作られてきたんです。
いい時もあるし、悪い時もあります。
自分もまた、それで初心に戻れたりしましたね。
ホームランというのは準備したことがちゃんとできてるだけの話。
練習を怠る人が上手くなることはないんですよ。
修練して上手くなった人がより上手くなるんです。
基本的にプロというのは、ミスをしてはいけないんですよ。
僕は人生は円だと思ってきました。
朝があれば、昼があり、夜があって、朝がくる。
季節で言えば冬がくれば、春、夏、秋がきて。
これはもう止めようがありません。
人間もサイクルみたいなものがあって、調子がいいときもあれば、悪いときもある。
チームでも人でも、成長するときは45度の角度で一本調子で上がっていくことはない。
最初は見えないくらいジワジワと上がっていき、途中から急カーブで伸びるものです。
そのジワジワの時期にも、監督としては辛抱強く言い続けること、そして待ち続けることが大事なのです。
名選手になることは難しくない。
努力を怠らず、目の前にあるものをキッカケを逃さずに、確実に掴んでいけば、必ずどうにかなる。
バッティングというのは太陽のまわりを運動する惑星みたいなものでね。
その核心は軸として定まっている。
直球を一球でしとめろ。
それができなくなれば終わりだぞ。
ヒットを打てなくても口惜しくなくなったし、ホームランを打ってもそんなに嬉しくなくなった時、限界がきたと思った。
王貞治のバッティングが出来なくなりました。
ホームランを打つことは注目されたけど、それ以外は、あくまでも王貞治だと思っていた。
世間はなかなかそう思っていなかったけど、僕はそういう生き方をしようと思っていたからね。
この国の将来の為に、私がどういうものを残せるかで、今は頭がいっぱい。