魯迅(ろ じん)=Lu Xun
1881年9月25日〜1936年10月19日(55歳)
清・浙江省紹興府会稽県(現在の紹興市越城区)出身。
国籍=中国
小説家、翻訳家、思想家
代表作は『阿Q正伝』『狂人日記』など。
名言=「うしろをふり向く必要はない。あなたの前にはいくらでも道があるのだから。」
『魯迅』の名言・格言
心の迷いを消してくれる。
数々の名言を連発している魯迅さん。
その中でも『魯迅』の名言をご紹介していきます。
「人生」の長い旅をゆくとき、よくぶつかる二つの大きな難関がある。
第一は「分かれ道」である。
第二は「行きどまり」である。
自分で盗賊だと名乗るものは用心する必要がない。
裏をかえせば善人だから。
自分で正人君子だと名乗るものは用心しなければならぬ。
裏をかえせば盗賊だから。
むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する。
目的はただ一つしかない。
それは前進することなのです。
天才なんかあるものか。
僕は他人がコーヒーを飲んでいる時間に仕事をしただけだ。
うしろをふり向く必要はない。
あなたの前にはいくらでも道があるのだから。
平和というものは人間の世界には存在しない。
しいて平和と呼ばれているのは戦争の終わった直後、またはまだ戦争の始まらない時をいうにすぎない。
人類というのは寂しいものではない。
楽天的なものだ。
生命は進化するのだから。
皇帝と大臣は「愚民政策」をとるし、人民にもまた「愚君政策」がある。
自由はもちろん金で買えるものではない。
だが、金のために売り払うことは出来る。
生命の路は進歩への路だ。
生命は死を怖れない。
死の面前でも、笑いながら、踊りながら、滅びる人間を踏み越えて前進する。
他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する、そういう人間には絶対に近づくな。
自己満足しない人間の多くは、永遠に前進し、永遠に希望を持つ。
思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。
それは地上の道のようなものである。
もともと地上には道はない。
歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
決心する限り、奮闘する限り、必ず成功する。
女の天性には母性と娘性があって、妻性はない。
妻性は無理に作られたもので、母性と娘性との混合でしかない。
古人は書を読まなければ愚人になるといった。
それはむろん正しい。
しかし、その愚人によってこそ世界は造られているので、賢人は絶対に世界を支えることはできない。
ことに中国の賢人はそうである。
青年時代に悲観していてはいけません。
徹底的に戦うのです。
戦場に出るなら軍医になるがいい。
革命運動をやるなら後方勤務がいい。
人を殺すなら首斬り役人になるがいい。
英雄であって、しかも安全だ。
人生で最も苦痛なことは、夢から覚めて行くべき道のないことです。
世間の人はサーベルが軍人を指揮するものだと思っている。
それが文人も指揮できることには気がついていない。
生活がまず一番だ。
人は生活しなければならない。
愛情はそれにつれて生まれてくるものだ。
心は外から刺激を受けないと枯死するか、さもなければ萎縮してしまう外はない。
偉人が化石になり、人々が彼を偉人だと称讃するときになると、彼は傀儡(かいらい)になっているのだ。
ある種の人々が偉人だとか小人物だとかいうのは、自己のために利用できる効果の濃淡について言っているのだ。
墨で書かれた虚言は、血で書かれた事実を隠すことはできない。
造物主に非難すべき所があるとしたら、神があまりに無造作に生命を作り、あまりに無造作に生命を壊す点だろう。
君たちは生命の力にみちあふれている。
深林に出会えば開いて平地にすることができる。
曠野(こうや)に出会えば樹木を植えることができる。
砂漠に出会えば井戸を掘ることができる。
思い出というものは人を楽しませるものではあるが、時には人を寂しがらせないでもない。
青年時代には不満はあっても悲観してはならない。
つねに抗戦し、かつ自衛せよ。
もしいばらにして踏まねばならぬものなら、もとより踏むのもよいが、踏まずにすむものなら、みだりに踏むべきではない。
沈黙しているとき私は充実を覚える。
口を開こうとするとたちまち空虚を感じる。