落合博満(オチアイ ヒロミツ)
1953年12月9日生まれ、 秋田県出身。
元プロ野球選手。
- 1979年、ドラフト3位でロッテオリオンズに入団。
- 82年、史上最年少28歳で三冠王となり、85年、86年と、史上初3度の三冠王を達成。
- その後、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ、日本ハムファイターズでも活躍。
- 98年、現役引退。プロ野球引退後、野球解説者、指導者として活動。
- 04年、中日ドラゴンズの監督に就任。11年、野球殿堂入りを果たす。
- 同年11月、監督退任。
落合博満の名言
やる気が溢れ出る。
数々の名言を連発している落合博満さん。
その中でも心に残る言葉をご紹介していきます。
自分は頭を下げないと生活できないと思っているから、媚も売るし、喧嘩もできないんだ。
人間、自分に自信があれば喧嘩もするのよ。
信じて投げて打たれるのはいい。
信じて投げて打たれたのなら、それは結果。
一番いけないのは、やる前から打たれたらどうしようと考えること。
いいんじゃない、うんと苦しめば。
そんな簡単な世界じゃないよ。
良い時も、悪い時も同じ態度で接してくれた人だけ信じられんだ、そういう人と一生つきあっていきたい。
最も厄介なのは、言葉は悪いが、感覚や時の勢いだけで物事に取り組む人だ。
そんな勢いは決して長続きしないことを覚えていてほしい。
「まあ、しょうがない」と思うだけでは、しょうがないだけの選手で終わってしまう。
素振りを1本でも多くやったヤツが、勝つ世界。
働き場を与えれば、人は動く。
何でもできる人はいない。
40本塁打してくれる大砲が貴重な戦力なら、送りバントを100パーセント決めてくれる選手も大切な戦力だ。
はじめにマイナス思考で最悪の結果を想定し、そうならないような計画を立ててから組織や集団を動かす。
そして、全体の流れが軌道に乗ってきたと見るや、プラス思考に転じて攻めて行く。
どうやってこのチームを、強くするしか考えていない。
預かった以上は、俺のやり方でやる。
周囲の声は、俺には関係ない。
上司という立場にいるのなら、任せる部分はきちんと部下に任せておいて、あとはうまくそれらを機能させるというやり方を取るべきだ。
基本に忠実に、普通のことを普通にさせた。
見る方はつまらないかもしれないが、それが上達の一番の近道。
マスコミ向けの練習をするつもりは、さらさらない。
欠点を直すこと、それはよい部分が失われることでもある。
最終的にこうなってくれればいいという形を示し、その人にあったやりやすい方法を探す。
方法論は何も一つだけではない。
うまくなるヒントは、なんぼでもその辺に落ちている。
悪いとわかっていても、人間がどうしても捨てられないものに先入観がある。
「獲りたい」などと言っていてはだめ。
「獲る」と決めれば取れる。
自分の好き嫌いで選手を使ってはダメ。
自分で自分のクビを絞めることになる。
勝負は勝たなくてはいけない。
勝たなきゃみんな納得しないでしょ。
理由をきちんと説明して納得させることができれば、どんな選手にも正しくやらせることができる。
役割がはっきりしていれば、あとは全員で目標を目指して前進するだけだ。
難しいことは何もないだろう。
俺、負けたからっていちいちしょげていないからな。
当てられたのに何でやり返さない、と言われることもある。
やり返すことは簡単なことだが、野球は勝ち負けを競うスポーツ。
当たり所が悪ければ死の恐怖がつきまとう。
うちの選手を痛みを与える側にはさせたくない。
狙ってぶつけにいく野球をやっている人がいるなんて信じたくない。
本当にその選手を育てたいと思ったら、「負けるなら負けてもいい。この試合はおまえに任せた」と言ってやるのが大切。
自分のベンチで監督と戦ってもしょうがない。
選手達には「戦う相手を間違えるなよ」と言っている。
現実的には無理だとわかっていようが、「うちは優勝を狙います。それだけの戦力はある」と外に対して言えるのが、真の指導者なのだ。
監督の私がすべてのことに首を突っ込むわけにはいかない部分もある。
だからこそ、私が信頼して任せられるだけの人材を妥協せずに集めたい。
志の低い人間は、それよりさらに低い実績しか挙げられない。
打率だけ狙うなら4割を打つのは簡単だ。
でも3つ全部取らなきゃ意味がないから。
壁にぶち当たった時に、自分のやってきたことを否定してしまうとすべてがスタートに戻ってしまう。
精神的なスランプからは、なかなか抜け出すことができない。
根本的な原因は、食事や睡眠のような基本的なことにあるのに、それ以外のところから原因を探してしまうんだ。
どんなにいいヒントを貰っても、それを実行しなければ成果は上がってこない。
人間がやること。
何でスーパーマンみたいなことを期待するかなあ。
一番ブーイングを受ける場所、一番嫌な役割っていうのは、監督がしなきゃいけない。
私は「落合・中日」ではなく「中日の落合監督」だと思っています。
あくまで主役は選手達です。
代打で始まった俺の野球人生。
最後も代打で終わりたい。