ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse)
1877年7月2日〜1962年8月9日(85歳)
ヴュルテンベルク王国のカルフ出身。
国籍=スイス。
小説家、詩人。
代表作は『車輪の下』『デミアン』『荒野のおおかみ』など。ノーベル文学賞を受賞。
名言=「しがみつくことで強くなれると考える者もいる。しかし時には手放すことで強くなれるのだ。」

『ヘルマン・ヘッセ』の名言・格言
心の迷いを消してくれる。
数々の名言を連発しているヘルマン・ヘッセさん。
その中でも『ヘルマン・ヘッセ』の名言をご紹介していきます。
人生の義務はただひとつしかない。
それは幸福になることだ。
真剣に考えるべきことを学んだら、残りは笑い飛ばせばいい。
君自身であれ!
そうすれば世界は豊かで美しい!
恋とは私たちを幸せにするためにあるのではありません。
恋は私達が苦悩と忍従の中で、どれほど強くありえるか、ということを自分に示すためにあるものです。
ものごとは口に出した瞬間、少し違ったものになる。
人生が生きるに値するということこそ、すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。
学問とは相違を発見することに没頭することにほかならない。
学問とは識別の術である。
詩は音楽にならなかった言葉であり、音楽は言葉にならなかった詩である。
自ら考えたり責任を取れない人間は、指導者を必要とし、それを強く要求するものだ。
はかなさがなければ、美しいものはない。
美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。
地上には多くの道がある。
けれど、最後の一歩は自分一人で歩かねばならない。
しがみつくことで強くなれると考える者もいる。
しかし時には手放すことで強くなれるのだ。
おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくすべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ。
たえず続く夢というものはありません。
どんな夢でも新しい夢に代わられます。
どんな夢でも固執しようとしてはなりません。
君がどんなに遠い夢を見ても、君自身が可能性を信じる限り、それは手の届くところにある。
人間はそれぞれ自分の魂を持っている。
それをほかの魂とまぜることはできない。
書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。
ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。
心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。
幸福とは「何か」ではなく、「どうするか」である。
手腕であって、物質ではないのだ。
私が人生を諦めて、自分一個の幸不幸などはどうでもよいと悟って以来、少なくとも人生は、私にやさしくしてくれるようになった。
世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。
だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。
幸福を追い求めている限り、君はいつまで経っても幸福にはなれない。
たとえ最愛のものを手に入れたとしても。
もし僕が愛とは何かということを知っているとすれば、それは君のおかげだ。
人生は一頭の馬である。
軽快なたくましい馬である。
人間はそれを騎手のように大胆に、しかも慎重に取り扱わなければならない。
もしあなたが人を憎むなら、あなたは、あなた自身の一部でもある彼の中の何かを憎んでいるのだ。
我々自身の一部でないようなものは、我々の心をかき乱さない。
永遠とはほんの一瞬であるが、ジョークには十分な長さだ。
木は神聖なものである。
木と話す、木に耳を傾けることを知るものは真理を知る。
木は教義も処方も説かない。
木は個々のことにとらわれず、生の根源法則を説く。
名声などというものに、いったい何の価値があるだろうか。
本当に内容も価値もある人間たちが、みな有名になって後世に知られているとでも、あなたは思っているのだろうか。
殺すのは何も現在あるものばかりとは限らず、未来のものを殺すこともありうる。
自分の道を進む人は、誰でも英雄です。
狂人に対処する最良の方法は、良識のあるふりをすることだ。
神が我々に絶望を送るのは、我々を殺すためではなく、我々の中に新しい生命を呼び覚ますためである。
日の輝きと暴風雨とは、同じ空の違った表情にすぎない。
運命は甘いものにせよ、苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう。
言葉や文書や書物がなければ、そこに歴史はなく、人間性という概念もない。
人間は自分をあまりに重要視しすぎるのです。
我々人間は、鳥やアリの生より決して困難なものではなく、むしろもっと楽で素敵なものです。
人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。
真実は体験するもので、教わるものではない。
君の中には、君に必要なすべてがある。
「太陽」もある。
「星」もある。
「月」もある。
君の求める光は、君自身の内にあるのだ。
教養と知識は別物だ。
危険だと思われるのは、勉強していくにつれて陥るあの呪われた知識というやつである。
どんなものもみな、頭を通らなくては気がすまなくなる。
忘れてはいけない。
偉大な人間になって、なにか立派なことを創造しようと思ったら、多くのことを断念することができなくてはならないということを。
愛されることは幸福ではない。
愛することこそ幸福だ。
意図や現実はものごとの背後に隠されてはいなかった。
それは内にあった。
すべてのもののなかに。
愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。
彼は恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。
しかし大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。
愛は哀願して得ることも、金で買うことも、贈り物としてもらうことも、路上で拾うこともできます。
けれど、奪い取ることだけはできないのです。
あなたの苦しみを愛しなさい。
それに抵抗しないこと、それから逃げないこと。
苦しいのは、あなたが逃げているからです。
それだけです。
食べるものがないときにできる最も知的なことは断食だ。
あなたは深いところで、とてもよく知っています。
たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。
それは「愛すること」だということを。
天才は常に孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。
勇気と品性のある人々はそのほかの人々にとってつねに薄気味悪く思われる。
孤独とは自立だ。
運命はどこかよそからやってくるものではなく、自分の心の中で成長するものである。
人生とは孤独であることだ。
誰も他の人を知らない。
みんなひとりぼっちだ。
自分ひとりで歩かねばならない。
鳥は卵からむりやり出ようとする。
卵は世界である。
生まれ出ようとする者は一つの世界を破壊しなければならない。