岩崎弥太郎(いわさき やたろう)
1835年1月9日〜1885年2月7日(50歳)
土佐国安芸郡井ノ口村一ノ宮(現在の高知県安芸市井ノ口甲一ノ宮)出身。
国籍=日本。
三菱財閥の創業者で初代総帥。明治の動乱期に政商として巨利を得た。
名言=「およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。それは、必ず大きな利益をもたらすからである。」
『岩崎弥太郎』の名言・格言
心の迷いを消してくれる。
数々の名言を連発している岩崎弥太郎さん。
その中でも『岩崎弥太郎』の名言をご紹介していきます。
母の美和が残した「岩崎家の家訓」
一、天の道にそむかない
二、子に苦労をかけない
三、他人の中傷で心を動かさない
四、一家を大切に守る
五、無病の時に油断しない
六、貧しい時のことを忘れない
七、忍耐の心を失わない
小事に齷齪(あくせく)するものは大事ならず。
よろしく大事業経営の方針をとるべし。
一たび着手せし事業は必ず成功せしめざるべからず。
断じて投機的な事業を企つるなかれ。
国家的観念をもってすべての経営事業にあたるべし。
奉公至誠の念にすべて寸時もこれを離るべからず。
勤倹身を持し、慈善人にまつべし。
よく人材技能を鑑別し、すべからく適材を適所に配すべし。
部下を優遇するにつとめ、事業上の利益は、なるべく多くを分与すべし。
創業は大胆に、守成は小心たれ。
樽よりくむ水にまして、洩る水に留意すべし。
およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。
それは、必ず大きな利益をもたらすからである。
機会は魚群と同じだ。
はまったからといって網をつくろうとするのでは間に合わぬ。
樽の上からすくって飲むやつは、たとえ一升飲まれても、三升飲まれてもたいしたことはない。
怖いのは樽の底から一滴でも漏ることだ。
機会は、人間一生のうちに誰でも、一度や二度は必ず来るものである。
それをとらえそこねると、その人は一生立身できない。
自信は成事の秘訣であるが、空想は敗事の源泉である。
ゆえに事業は必成を期し得るものを選び、いったん始めたならば百難にたわまず勇往邁進して、必ずこれを大成しなければならぬ。
小僧に頭を下げると思うから情けないのだ。
金に頭を下げるのだ。
人材の育成は学問のある者を積極的に用いよ。
酒樽の栓が抜けたときに、誰しも慌てふためいて閉め直す。
しかし底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、多くの者が気づかないでいたり、気がついても余り大騒ぎしない。
しかし、樽の中の酒を保とうとするには、栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。