【映画 ゆるキャン△】はアニメ版と何が違う?!2022年の神作品でした!

劇場版アニメ

基本情報

 今回紹介する作品は「映画 ゆるキャン△」です。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

Introduction

高校時代、キャンプを通じて関係を育んでいった、なでしこ、リン、千明、あおい、斉藤。時を経てそれぞれの道を歩んだ5人が、とあるきっかけでキャンプ場を作ることに。

『ゆるキャン△』が演出する、自然の美しさや美味しい食事、焚火を眺めるようなゆったりと流れる時間――

「美味しいご飯を食べたり、きれいな風景を眺めたり、温泉にゆっくり浸かったりして……明日もまた頑張ろう」
そんな気持ちになれるひと時の体験。
2022年の夏は、映画館で野外活動しよう。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

スタッフ

  • 原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
  • 監督:京極義昭
  • 脚本:田中 仁 伊藤睦美
  • キャラクターデザイン:佐々木睦美
  • アニメーション制作:C-Station

キャスト

  • 各務原なでしこ(CV:花守ゆみり)
  • 志摩リン   (CV:東山奈央)
  • 大垣千明   (CV:原紗友里)
  • 犬山あおい  (CV:豊崎愛生)
  • 斉藤恵那   (CV:高橋李依)

登場人物

各務原なでしこ(CV:花守ゆみり)
東京のアウトドア用品店に勤務。「アウトドアをたくさんの人に楽しんでもらいたい」と持ち前の明るい性格で接客をしている。休日になるとキャンプはもちろん、ロードバイクや山登りなどもしているらしい。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

志摩リン(CV:東山奈央)
名古屋の出版社で編集者として働く。営業を経て最近編集部に異動し、タウン情報誌を作っているが自分の企画はまだ通せていない。休日はバイクでツーリングに行くのが息抜き。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

大垣千明(CV:原紗友里)
東京のイベント会社で働いていたが、山梨県の観光推進機構にUターン転職した。仕事帰りの居酒屋で一杯やるのが日頃の楽しみ。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

犬山あおい(CV:豊崎愛生)
山梨の小学校教員として働く。面倒見のいい性格で生徒からも慕われているが、時々授業でホラを吹くという噂も…?

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

斉藤恵那(CV:高橋李依)
横浜のペットサロンでトリマーとして働く。愛犬のちくわは実家にいるので、休日になると山梨に帰り散歩やドライブに連れていってる。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式サイトより引用

 5人の絵を見ると高校のときから時間が経過したんだなというのを実感させられますね。あおいの妹のあかりが大学生になっていたことを考えるとアニメから10年近く経過していますね。千明は特に垢抜けして綺麗になっています。アニメのときよりも全員に落ち着きが感じられたり、若干声が低くなっていた気がします。それぞれの職業を見ると高校時代から好きだったものをそのまま仕事にしていますね。

感想1(アニメと映画の違いはなに?)

 アニメから大好きな「ゆるキャン△」が映画ではどのような形になったのかワクワクしながら劇場に向かいました。映画から3週間以上経ち平日に関わらずほぼ満席でした。肝心の映画は言葉が出ないくらい良かったです。と同時にお話的には堂々と完結したのでこれ以降のお話は見ることができないのかなという寂しさもありました。この映画は原作にないオリジナルストーリーというのが本当に驚きです。

 ここからは個人的に良かったところをご紹介できればと思います。まずはゆるキャン△といえば女子高校生がキャンプをして美味しいご飯を食べたりなど緩やかな雰囲気ですよね。これが上映で120分続くとなると少し飽きてしまうと感じましたが、チームゆるキャン△のスタッフはしっかりと理解していました。今回の映画ではいつものキャンプをする→終わるのような感じではなくしっかりと起承転結があったんですよね。ゆるキャン△にしては珍しい山場というものがあり(転にあたるところ)、そこのシリアスな場面が盛り込まれていたことで内容に厚みが出て飽きずに楽しむことができました。大人になったことで生まれる責任感、社会に揉まれる様子など明らかにアニメにはなかった要素です。(リンちゃんは働きすぎです笑)しかし、そんないつもと違う展開でもしっかりとゆるキャン△らしさもあったんですよね。周りの大人には誰も悪い人はいないし、最後はみんながハッピーなどやっぱりアニメのような心温まる成分もしっかり感じられました。このように映画では新たな一面だけでなく、いつもの雰囲気も要所で見れたりと内容のバランスが素晴らしかったです。いつものワイワイキャンプするみたいなシーンは少なくなったからこそ、そのシーンが出てくるといつも以上に尊さを感じました。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式Twitterより引用

感想2(アニメを連想させる部分)

 他にも良かったところはたくさんあります。それはアニメから本当に年月が経過していると実感させられたところです。例えば、ちくわが年を取って他の犬より歩くスピードが遅いシーンであったり、あおいの嘘を付くときの表情が変化しなくなっていたり、思い立ったら即行動のリンが悩んでばかりなど月日が流れて本当に大人になったんだという少し寂しさを感じました。大人になっても何でもできるわけではなくて、たくさんの人に支えられているという言葉がアニメからの心境の変化をより感じました。それでも5人が奮起して自分たちになにができるか模索して前に進んでいく姿に勇気をもらえたし、アニメで見せることのなかった5人の苦悩の表情など大人になったことで新しい一面を見ることができました。何年経ってもこうして集まってワイワイできる関係は憧れますね。映画ではこのようにいつもと違う要素もありますがちゃんとアニメの部分を活かしています。初詣の場所、高校のときにキャンプをした場所、アニメのオマージュなどアニメがあってこその映画というのを感じられたのも良きでした。

 そして、キャンプ飯は飯テロかというくらい美味しそうだし、幸せそうに食べる姿を見てこっちも幸せな気持ちになります。また、山梨の自然の景色は朝日、夜の星などどの時間帯も美しくて、大きなスクリーンで見ることでより背景の自然の豊かさを堪能できました。そして、クレジットを見たときのフィルムコミッションの多さには驚きました笑。メインの山梨県を筆頭にたくさんの企業の名前が記載されており、映像という枠組みを超えて実際の企業も巻き込んで地域全体でゆるキャン△を盛り上げようという思いを感じました。だから、聖地にファンがたくさん押し寄せているのですね。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 公式Twitterより引用

※ここはネタバレになるので見ていない人は飛ばしてください
 私のお気に入りのシーンを紹介します。それは高校生3人組になでしこがキャンプの楽しさを教えるシーンです。なでしこが私達が今楽しいって思うことが色んな人に伝わって、その人達がまた色んな楽しさを伝えていく」というセリフ(うろ覚え)を象徴していると感じたからです。もともとリンにキャンプの楽しさを教えてもらったなでしこが今度は自分が教える方の立場になっていることに成長を感じました。エンドロールで再び高校生たちがキャンプグッズを買いに来ていたので楽しさが伝わっていそうだし、ゆるキャン△の世界なら今度はあの子達が色んな人にキャンプの魅力を伝えていくのだろうと想像できますね。

最後に

 今回は「映画 ゆるキャン△」について紹介していきました。大人になった5人が苦悩しながら、できることを精一杯やる姿に勇気を貰えるし、何年経っても仲良しで入れる5人のような友達がいたら幸せですね。また、いつものようなのんびりとした雰囲気も要所で感じられますし、スクリーンで見る自然やキャンプ飯は至高です。

また、映画と連動して様々な企画も行っています。謎解きゲームであったり、展示会など様々イベントが開催されているので詳しくは公式Twitterなどで確認してみてください!私は8月3日から始まる「ゆるキャン△展」に参加したいと思います。そちらの様子もお伝えできればと思います。

© あfろ・芳文社/野外活動委員会 Anime Channel by フリュー公式チャンネルより引用
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