映画スラムダンク【THE FIRST SLAM DUNK】内容とキャストについて語る!

劇場版アニメ

今回はようやく【THE FIRST SLAM DUNK】を見てきたので率直に感想を語りたいと思います。

見る前の複雑な心境&見た直後の思い

公開から2週間が経過してようやく見てきました。

本当はすぐに見に行こうと思っていたのですが、正直な話、声優発表やPVを見て、どうしても受け入れられない自分がいました。

私は原作だけでなくアニメも全て視聴しており、アニメの声が染み付いているのでどうしても映画に行くのに抵抗がありました。特に桜木の声がジャイアンにしか聞こえなくて結構ガッカリなんかもしてました。

しかし、新しいSLAM DUNKを見ようという思いでぶっちゃけそこまで期待しないで見に行ったのですが…良かったです、いやめちゃくちゃ面白かったです。

見る前から声優だとか、CGだとか批判してないでまず見ろよと過去の自分に言いたいです。自分がずっと映像で見たいと思っていた試合に色が付いて動いているというだけで泣いていました。

ついに実現したあの伝説の試合&新しいSLAM DUNK

 特にここが良かったという部分を紹介していきます。※完全にネタバレを含みます

  • CGだからこそできた大迫力の試合のシーン!
  • 新しいSLAM DUNKを見れたオリジナルシーン!

一つずつ解説していきましょう!

CGだからこそできた大迫力の試合のシーン!

 PVを見た時点ではCGきついと思っていましたが見たら完全に手のひら返しでした。CGだと映像がなめらかになり実写に近い動きとなるので試合のシーンの迫力がすごいです。

バスケの面白さは攻守の切り替えの速さだと思っているのでそこのバスケらしいスピード感ある映像が良かったです。本当に止まることなく行ったり来たりで自分が観客として試合を見ている気分になります。

私はバスケを小学校からやっていて、アニメやドラマのバスケのシーンがあると「あー違うんだよな」という気持ちになるのですがこの映画は今まで見てきた中で一番バスケの動きを忠実に再現していると断言できます。

スクリーンをギリギリに通ることで肩と肩がぶつかり合う様子、ダブルクラッチなどのアクロバットな動き、特にディフェンスの圧力の掛け方が実写顔負けです。

山王工業のゾーンプレスのときの深津と沢北に挟まれてどこにもボールの出しどころがない絶望感が素晴らしいです。というか宮城と深津のマッチアップのときのドリブルでこねこねしても抜けない感じとか相手がリバウンドを取ったときにちょっと手を出す感じとかバスケ経験者であるほどよりそういったリアルさが伝わってくると思います。

このように試合のシーンはCGだからこそできるリアルを突き詰めた動きで観客のような気分になりバスケ経験者ならよりその動きのこだわりに気づけると感じました。

 やはり、ラスト数十秒のドクドクと心臓の音だけが聞こえるシーンの息が詰まるような時間が一番のお気に入りです。沢北のジャンプシュートが決まってから桜木がジャンプシュートを決めるまでのラストの攻防は結末がわかっているのも関わらずドキドキが止まりませんでした。

© 2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners 井上雄彦先生の公式Twitterより引用

新しいSLAM DUNKを見れたオリジナルシーン!

 今回の主人公は桜木でも流川でもなく、まさかの宮城です。原作ではスタメンの中で宮城以外のメンバーについては過去についての描写がありましたが、宮城はなかったため彼のバックボーンを見れたことでますます好きになれます。

そして、この映画でのオリジナルシーンがちゃんと原作に繋がっていたのでまたこの作品の新しい部分を知ることができたという嬉しさがありました。

例えば、宮城が三井たち不良グループに囲まれたときに三井だけを殴り続けたシーンが原作にもありましたが、これは今回の映画で宮城が中学の時に三井と会っていたことと月バスの描写が何回かあり、中学MVPの三井のことを雑誌で知っていたみたいな考察ができます。(月バスの部分は想像です)

中学MVPが目の前に不良として現れたことに対する怒りや悔しさの感情になったからこそ原作の三井だけを襲ったというシーンに繋げることができます。

このように完結した作品に何かを付け足すことは時には蛇足にもなりますが、今回の宮城の回想でついにスタメン全員の深掘りができたということで今回のオリジナルストーリーの部分には私は大賛成派です。

© 2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners 井上雄彦先生の公式Twitterより引用

ここが惜しかった

 もちろん原作勢として惜しい部分もありました。上映時間の都合上シーンをカットしなくてはいけないので仕方ないのですが数々の名言をもう少し聞きたかったですね。

今回宮城が主人公ということで仕方なかったのかもしれませんが安西先生の「おい……見てるか谷沢……」と小暮くんの「…2年間も待たせやがって…」は今回の内容からも入れて欲しかったです。

1つ目のはラスト宮城がアメリカに行ったからこそ、かつてアメリカに挑戦した矢沢のシーンは入れても良きな感じがします。もう一つは安西先生が赤木と小暮がこのチームの土台を作ったというシーンがあったので、この台詞があるともっと赤木と三井の拳を合わせるところに感情移入できると思いました。

 声優に関してはPVの時点で桜木が特に想像していた声とは違っていましたが主人公が宮城なのでそこまで喋っておらずあまり気になりませんでした。(しかし、「by 天才・桜木!!」はもうちょい不良っぽくしてほしかったです)

あとは桜木と流川のハイタッチの部分です。ハイタッチの音をもっとバチンと鳴らしてそっから観客の割れんばかりの声援がなだれ込むくらいの迫力があったらなお感動できた気がします。

全体的に歓声に関してはもうちょいド派手にやってほしかったですね。と言ってもこんな些細な事がどうでもよくなるくらい試合には熱狂できることは断言できます。

最後に

 今回は「THE FIRST SLAM DUNK」について語っていきました。

今作は原作好き、さらにバスケをやったことがある人ならば絶対見たほうがいいです。見る前は歌もZARDやWANDSじゃないのかとガッカリしてましたが歌もめっちゃ良いです。

歌がかかるタイミングが最高でした。今回ついに山王戦を映像で見ることができたというのが一番嬉しかったことですね。やっぱり、「SLAM DUNK」は最高です!

© 2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners 東映アニメーション公式Youtubeチャンネルより引用

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