アフィリエイトってよく聞くけど、具体的にどのような仕組みで収益が発生するのかな?
アフィリエイトに興味があるから、収益が発生する仕組みや、メリット・デメリット、アフィリエイトの始め方を教えて欲しいよ。
この記事では、こんな疑問にお答えします。
- アフィリエイトとは成果報酬型の広告のこと
- アフィリエイトの報酬形態は2つ
- アフィリエイトのメリットとデメリットを2つの視点で解説
- アフィリエイトは売れやすい商材を売るのが基本
- アフィリエイトを始める手順を3ステップで解説
本記事では、アフィリエイトの仕組みやメリット・デメリットなど、アフィリエイトの基礎知識を徹底解説していきます。
アフィリエイトとは?
「アフィリエイト」とは成果報酬型のインターネット広告のことをいいます。
具体的な仕組みは下図のとおりです。
報酬発生の流れは下記のとおりです。
- ①運営している媒体(Webサイト・ブログ、メルマガ、SNS等)に、広告主の商品・サービスの広告を掲載する。
- ②広告を見たユーザーが広告をクリックして商品・サービスの購入、申し込み等のアクションを起こす。
- ③運営している媒体経由で売上が発生したので、広告主から成果報酬(広告費)が貰える。
アフィリエイト広告は広告主である企業にとって取り組みやすい仕組み
アフィリエイト広告は成果報酬制なので、売れた分だけ広告費を払えば良いので広告主の負担は少ないです。
また、広告の成果を測定できるというメリットがあります。
成果報酬制なので売れた分だけ広告費(紹介料)を負担すれば良い
企業がテレビ・ラジオのCM、新聞の広告欄・折込チラシ、地域情報誌、看板などといった媒体で広告を出稿すると、最初に多額の広告費を払う必要があります。
このような広告は不特定多数にアプローチできますが、広告を出して実際に売上げが上がるかどうかは出稿してみないと全く分かりません。
売れれば良いですが、売れなければ広告費の分だけ損失が出ます。しかし、アフィリエイト広告は成果報酬制なので、初期費用もシステム利用料ぐらいしか発生しないため、商品・サービスが売れたらそれに対する紹介料を払うだけで済みます。
広告の成果を測定しやすい
通常の広告媒体は、どの広告からどれぐらい売上が上がったのかという効果測定ができません。
アフィリエイト広告は、商品・サービスの販売ページにどれぐらいアクセスがあり、どれぐらい購入されたかという効果測定ができるため、細かい分析を行う事ができます。
そのため、広告主は収支計画を立てやすいというメリットがあります。
アフィリエイトの報酬形態は2つ
アフィリエイトの報酬体系は下記2つあります。
- クリック報酬型:広告がクリックされた時点で報酬を獲得できるタイプ
- 成果報酬型:広告がクリックされ、商品・サービスの購入に至った時(資料請求などがあった時)に報酬を獲得できるタイプ
扱う広告によって条件は異なりますが、一般的に成果報酬型は報酬が高く、クリック報酬型は報酬が低い(数十円~数百円)という違いがあります。
アフィリエイトのメリットとデメリットを2つの視点で解説
アフィリエイトにはどのようなメリット・デメリットがあるのか、「アフィリエイター」と「広告主」、2つの視点で解説します。
アフィリエイターのメリット7つ
アフィリエイターのメリットは7つあります。
- 初期費用が殆どかからない
- 在庫リスクがゼロ
- 個人で複数の商品を扱う事ができる
- 場所を問わずに取り組める
- 手間がかからない(自動化が可能)
- アクセス数が増えれば大きく稼ぐことができる
- Webマーケティングのスキルが身につく
上記のとおりです。
初期費用が殆どかからない
アフィリエイトを始めるのに初期費用は殆どかかりません。
Webサイト(ブログ)とSNSアカウントがあれば十分なので、初期費用は殆どかかりません。
だいたい、数千円もあればスタートできます。
なお、無料ブログを使ってアフィリエイトすることもできますが、無料ブログは自由に広告が貼れないため、おすすめできません。
在庫リスクがゼロ
アフィリエイトは商品や原材料等といった仕入が発生しません。
そのため、在庫リスクがゼロです。
個人で複数の商品を扱う事ができる
仕入が発生しないので、紹介したい商品・サービスをいくつでも紹介できます。
場所を問わずに取り組める
ネットに接続できれば、場所を問わずにどこにいてもアフィリエイトに取り組めます。
カフェはもちろん、移動中や旅行先など、いつでもどこでも好きな場所で取り組めます。
手間がかからない(自動化が可能)
出稿する広告を選び、紹介記事を投稿してしまえば、その後にやる事は殆どありません。
あったとしても、たまに記事のリライト(加筆・修正)を行うぐらいです。
アクセス数が増えれば大きく稼ぐことができる
アフィリエイトはアクセス数に比例して売上が伸びますので、アクセス数が増えれば大きく稼ぐことができます。
Webマーケティングのスキルが身につく
アフィリエイトは下記を繰り返し実践することになりますので、自然とWebマーケティングのスキルが身に付きます。
- SEOスキル(アクセスを集めるスキル)
- セールススキル
- リサーチスキル
- コピーライティングスキル(広告文章執筆)
- データ分析力
アフィリエイターのデメリット6つ
アフィリエイターのデメリットは6つあります。
- 成果がゼロだと報酬もゼロ
- 成果が出るのに時間がかかる
- モチベーションを維持するのが難しい
- Googleのアルゴリズムの変更による影響をモロに受ける
- いきなり広告単価が下がる場合がある
- 社会的な評価が低い
上記のとおりです。
成果がゼロだと報酬もゼロ
アフィリエイトは成果報酬型の広告なので、成果がゼロだと報酬もゼロです
成果が出るのに時間がかかる
アフィリエイトで成果を出すのは時間がかかります。
ある程度アクセス数があるサイトを運営している方がアフィリエイトに参入する場合であれば、短期間で成果を出すことはできます。
しかし、初心者の方がゼロからアフィリエイトを始めるとなると、まずはサイトやブログを育てるところから始めることになりますので、稼げるようになるまで、かなり時間がかかります。
モチベーションを維持するのが難しい
記事を書いてすぐに成果を出すことができれば、モチベーションの維持は簡単です。
でも、そのような事はまず起こりません。
最初のうちはほとんど成果が出ないので、モチベーション維持するのが難しいです。
3ヵ月~6ヶ月ぐらい取り組んでいるのに全く成果が出ず、モチベーションが維持できずに撤退する方は後を絶ちません。
Googleのアルゴリズムの変更による影響をモロに受ける
アフィリエイトはアクセス数によって売上が左右されますので、Googleのアルゴリズム変更による影響をモロに受けます。
Googleのアルゴリズム変更によって、ある日突然、検索結果にサイトが表示されなくなってしまえば、売上がゼロになる可能性があります。
いきなり広告単価が下がる場合がある
広告主の予算の都合で広告単価が下がることがあります。
例えば、1件成約すると5,000円だった広告単価が、広告主の都合で突然、「2,500円」や「2,000円」になることがあります。
広告単価が下がれば収益は減ります。
社会的な評価が低い
アフィリエイターという職業の認知度が低いせいか、社会的な評価は高くありません。
ただし、これについては言い方を変えるだけで評価が変わったりします。
よくあるケースが下記のとおりです。
- Webの広告代理店 → 評価が良い
- アフィリエイター → あまり良い評価を得られない傾向がある
やっていることは変わりませんが、言い方1つで評価が変わります。不思議ですよね。
広告主のメリット3つ
広告主側のメリットを3つ紹介します。
- 売れた商品数に応じて広告費を払えば良い
- 不特定多数のアフィリエイターに広告を依頼できる
- 自社商品の販売に繋がる経路が分かる
上記のとおりです。
売れた商品数に応じて広告費を払えば良い
広告を出稿して商品やサービスを販売する場合、通常であれば、広告を出稿した時点で広告費が発生します。
商品が売れようが売れまいが、広告費は発生します。
アフィリエイト広告の場合、売れた商品数に応じて広告費が発生しますので、露出しただけでは広告費が発生することはありません。
これは、広告主の立場からすると大きなメリットです。
不特定多数のアフィリエイターに広告を依頼できる
広告を出稿してくれるアフィリエイター集めは、「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)」が集めてくれますので、広告主がアフィリエイターを集める必要はありません。
ASPに広告出稿の相談をすれば、ASPが不特定手数のアフィリエイターに広告を出稿するよう依頼してくれます。
自社商品の販売に繋がる経路が分かる
どの媒体から商品が販売されたというのが分かりますので、顧客層を分析しやすいです。
広告主のデメリット3つ
広告主側のデメリットを3つ紹介します。
- 初期費用と月額費用(システム利用料)がかかる
- 利益率の高い商品でないと販売が難しい
- 成果報酬を適切に設定しないとアフィリエイターが興味を示さない
上記のとおりです。
初期費用と月額費用(システム利用料)がかかる
企業がアフィリエイト広告を出稿する際、初期費用と毎月のシステム利用料がかかるケースがほとんどです。
そのため、アフィリエイト広告を出稿して思ったより売上が少なければ、毎月の利用料が回収できないというデメリットがあります。
利益率の高い商品でないと販売が難しい
アフィリエイト広告経由で商品・サービスが売れたら、当然、アフィリエイターに支払う広告費が発生します。
そのため、利益率の低い商品や利益が殆どない商品・サービスを扱っていると赤字になるので、利益率の高い商品・サービスを扱わないとアフィリエイト広告による販売は難しいです。
成果報酬を適切に設定しないとアフィリエイターが興味を示さない
利益率が低い商品だからといって成果報酬を低く設定すると、アフィリエイターが興味を示さないため、商品を紹介してくれません。
例えば、下記2種類の商品があった場合。
- 1万円の商品 → 紹介料:5%
- 1万円の商品 → 紹介料:20%
アフィリエイターの立場からすると、記事を書く手間は変わらないのに報酬料率が15%も違う訳ですから、当然、20%に設定している方を優先的に紹介することになります。
アフィリエイトは売れやすい商材を売るのが基本
アフィリエイトは売りやすい商材を扱うのが基本です。
売りにくい商材に力を入れるより、売りやすい商材の紹介に力を入れた方が成果を出しやすいです。
アフィリエイトで売れやすい商材
売れやすい商材の代表的なものは、ダイエット系、美容系、コンプレックス系(脱毛、育毛、口臭、体臭など)、金融系、求人系、投資系、ゲーム系など、結構いろいろあります。
アフィリエイトで売れにくい商材
アフィリエイトで売れにくいものは、人気の無い商材や、そもそもニーズが殆どないような商材です。他には、場所に縛られるような商材も売れにくいです。
アフィリエイトを始める手順を3ステップで解説
最後に、アフィリエイトを始める手順を3ステップで解説します。
- ステップ①:Webサイト・ブログを作る
- ステップ②:10本ぐらい記事を書く
- ステップ③:ASPに登録する
上記のとおりです。
ステップ①:Webサイト(ブログ)を作る
アフィリエイトを始めるには、最初にWebサイト(ブログ)を作る必要があります。
初心者の方は、取り組みやすいブログから始めましょう。
無料ブログサイトで始めても構いませんが、本気でアフィリエイトに取り組みたいという方は、ワードプレス(WordPress)でブログを作りましょう。
ステップ②:10本ぐらい記事を書く
Webサイト(ブログ)を立ち上げたら、10本ぐらい記事を書きましょう。
最初に10本記事を書く理由は、「書く」ことに慣れるということももちろんあるのですが、記事が無いとアフィリエイト広告を扱っているASPに登録できないからです。
基本的に、全てのASPは登録時に審査があります。
記事が無いブログでASPの登録申請を行っても、審査に通らない場合がほとんどです
A8.netというASPは記事が無くても登録できます。
- 全く記事が無いブログ → 審査に通らない
- 記事が10本ぐらいあるブログ → 審査に通りやすい
こういった理由から、まずは10本記事を書きましょう。
ステップ③:ASPに登録して広告を貼る
記事を10本ぐらい書いたら、アフィリエイト広告を扱っている「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)」に登録しましょう。
アフィリエイト広告を扱うASPは色々ありますが、ひとまず国内の有名どころを一通り登録しておけば間違いありません。
最低限、下記のASPは登録しておくようにしましょう。
おすすめのASPはこの5つ
✅おすすめのASP
クリックされるだけで報酬が発生するGoogleアドセンスにチャレンジしたい方は、Googleアドセンスに登録しましょう。
Googleアドセンスの登録は、下記リンクをクリックするとGoogleアドセンスの公式サイトにアクセスできますので、「ご利用開始」から登録しましょう。
公式サイト:Googleアドセンス
一通り登録を済ませたら、後は広告を選んで記事を書くだけです。
まとめ
以上、初心者の方向けに、アフィリエイトの仕組みやメリット・デメリット、アフィリエイトを始める手順を解説しました。
アフィリエイトを始めるハードルは低いので、まずは積極的にチャレンジしてみましょう。
これからの時代、自分のホームページの検索順位は、
お手軽・カンタンに、自分であげていく!!