基本情報
今回紹介する作品は「天元突破グレンラガン」です。
Introduction
遥かな未来。
人々は地中に穴を掘って家を造り家畜を飼い、
時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。そんな村の一つ・ジーハ。
村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、
ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。
そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。
彼は、村の上には「地上」があることを信じ、
グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
カミナは確信する「やっぱり地上はあった!」
©中島かずき・今石洋之・プロジェクト「グレンラガン」公式サイトより引用
そして、無謀にも村で暴れるロボットに立ち向かおうとする。
その時、更に地上から何かがやって来た。
それは、巨大なライフルを持った少女・ヨーコだった。
彼女は、ロボットを地上から追って来たのだ。
しかし、ライフルの威力では、倒すどころか足止めをするのが精一杯。
そんなピンチの中、シモンは、以前、地中から掘り出したモノを
カミナとヨーコに見せる。
それは、顔だけの謎のロボットだった…。
スタッフ
- 原作:GAINAX
- 監督:今石洋之
- シリーズ構成:中島かずき
- キャラクターデザイン:錦織敦史
- メカニックデザイン:吉成曜
- アニメーション制作:GAINAX
キャスト
- シモン (CV:柿原徹也)
- カミナ (CV:小西克幸)
- ヨーコ (CV:井上麻里奈)
- リーロン(CV:小野坂昌也)
- ヴィラル(CV:檜山修之)
登場人物
シモン(CV:柿原徹也)
この物語の主人公。無口で職人気質なため変わり者扱いされているが、穴掘りの達人としてジーハ村の住人達からは一目置かれている。表に出ることは苦手で、兄貴と慕うカミナの背後に控えている方が性に合う。
穴掘りの最中に小さなドリルを見つけたことが、彼の運命を大きく変えていく…。
カミナ(CV:小西克幸)
情熱的で野心にあふれるチームリーダー的存在。むやみにロマンを追い求めるどこか能天気な性格だが、同時に人を強く惹きつける魅力もある。シモンの兄貴分であり、性格の全く違う二人だが、絶妙のコンビネーションで立ちふさがる敵や困難にぶちあたって行く。身体中に彫られたタトゥー(イレズミ)が特徴。
ヨーコ(CV:井上麻里奈)
巨大なライフルを常に手放さない美少女スナイパー。シモンとカミナに危機を救われたのをきっかけに、行動を共にするようになる。過酷な地上で生き抜いてきただけあって、同年代のシモンと比べてかなりシビア。内気で世間知らずのシモンを子供あつかいする。
リーロン(CV:小野坂昌也)
ヨーコと同じリットナー村出身でメカニック担当。
後にシモンたちと行動を共にするようになる。達観しているかのように常に冷静で客観的。腕利きのメカニックで、ラガンをはじめとするガンメンの整備を一手に引き受ける。グレン団の頭脳にして解説役でもある。
ヴィラル(CV:檜山修之)
地上に出た人間を殲滅する任をおびた謎の獣人。ガンメン「エンキ」に搭乗する。ガンメン乗りとしての腕前は高く、カミナやシモンを苦しめる。
おすすめポイント
ここまで熱くなったのは久々でした。このアニメの最大のポイントはとにかく見ていてエネルギーを使うくらいパワフルで熱いことですね。
内容はロボットに乗って地球を救う主人公成長の王道の話です。
当時は日曜の8時30分からの放送ということで子供向けアニメの時間なので話の内容は複雜ではありません。しかし、ロボットの合体、友情、別れ、恋愛、ライバルが仲間にといった男心をくすぐられる要素を沢山持ち合わせているからこそ最強に熱くなることができました。
どんどん強くなっていく敵が現れても仲間と協力してぶっ倒す。シンプルですがこの敵を倒すときのキャラクターの熱量に自分も感化されてまるで自分も戦っているかのような感覚になるからこそ見ていてエネルギーを使ってしまうのかもしれません。
ワンパターンだとかなんとか言われておりますがそんなことを忘れるくらいの熱量だと思ってます。これだけの激闘だったのに次の敵はどうやって倒すんだ←これの無限ループです。
バトルシーンの線多めの荒々しさを感じられる大迫力のバトルシーン、そして、ここぞというときにかかる神OPのしょこたんの「虹色デイズ」など話の面白さとかそういったものではなくて本能的に面白いと感じた作品でした。
キャラクター&名言が刺さる
登場するキャラクターたちも個性派揃いです。
弱気な主人公と熱血すぎる相棒を始めとするキャラクターたちは自分の信念を持ち合わせていると思いました。
最初弱気だった主人公のシモンが相棒のカミナに感化されてどんどん成長していき男らしくなっていく、やはりこういった男同士の友情が紡ぐ成長の物語はたまりません。そんな成長をまじまじと感じられるのは11話なのでぜひお楽しみに。
そんな個性派のキャラクターたちがだからこそ言える名言も数多くあります。
一番代表的なのは信じろシリーズですね。これは3つのパターンが存在して物語の状況によって変わっていきます。その中でも「お前を信じる、お前を信じろ。」というセリフが印象に残っています。
前半のクライマックスシーンで生まれたこのカミナのセリフをきっかけにシモンが一歩前に進んでいきました。兄貴肌のカミナがシモンの背中を押してくれた名シーンで震えましたね。
このようにこの作品だからこそ響く臭いセリフがたくさんあるのがたまりません。
このアニメは”ガンメン”と呼ばれるたくさんのロボットがおりますが見た目はそこまでかっこよくないです笑。主人公が操縦するグレンラガンも一般的な剣や銃ではなくドリルで闘います。
一見ダサいように感じますが主人公のシモンが地下のころから穴を掘り続けてきたからこそ、このドリルという武器が一番似合っていてシモンのドリルは天を貫くんですよ。(見れば実感できるはず)
他にもブーメランを使ってみたりとこのロボットの見た目や武器のダサさが作風にぴったりで見れば見るほどカッコよくなっていきました。
技名も小学生が考えそうな名前が多かったり内容の節々に少年心をくすぐられます。(ドリルがデカくなるところがイナイレのデザームのドリルスマッシャーにしか見えませんでした笑)
最後に
今回は「天元突破グレンラガン」について紹介していきました。
男のロマンが詰まった最高に熱くなれる作品です。笑いあり、涙ありのパワフルな内容に心滾ること間違いなしです。バトルシーンの作画&心に響く名言にも注目ください。
こちらは映画も存在しており主にアニメの総集編となりますが最後の展開がアニメとどうやら違ってくるようです。こちらはまだ視聴していないので楽しみです。
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●劇場版 天元突破グレンラガンをご視聴したい方はこちらをチェック↓
監督の今石洋之さんと脚本の中島かずきさんがタッグを組んだ初の作品です。その他には「キルラキル」「プロメア」とどれも熱い作品ばかりです。主にグレンラガンを制作したスタッフたちが独立して作った制作会社が独特のアニメーションや色使いでファンを魅了するTRIGGERさんです。