基本情報
今回紹介する作品は「ふらいんぐうぃっち」です。
Introduction
木幡真琴15歳―。一人前の魔女を目指します。
魔女―。自然が多く、資源が豊富な東北地方に住むことが多い彼女達には、「15歳になったら一人立ちし、社会に出る。」そんなしきたりがあるのだとか…。
木幡真琴、魔女。15歳の春。高校入学をすることになった彼女は、一人前の魔女になるため、黒猫のチトと一緒に青森の親戚の家に引っ越してきます。久しぶりに再開した又いとこの圭や千夏、新しく友達になった、なお達と過ごす悠々自適な毎日は楽しいことばかり。時折起こるちょっと不思議な出来事と魔女の修行もほとほどに、今日も楽しく過ごします。
のんびり魔女の青森でのまったり生活、始まります
©石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会 公式サイトより引用
スタッフ
- 原作:石塚千尋(講談社「別冊少年マガジン」連載)
- 監督:桜美かつし
- シリーズ構成:赤尾でこ
- キャラクターデザイン:安野将人
- アニメーション制作:J.C.STAFF
キャスト
- 木幡真琴(CV:篠田みなみ)
- 倉本千夏(CV:鈴木絵理)
- 倉本圭 (CV:菅原慎介)
- 石渡なお(CV:三上枝織)
- 木幡茜 (CV:蒼井歌菜)
登場人物
木幡真琴(CV:篠田みなみ)
魔女。マイペースでおっとりした性格。極度の方向音痴ですぐに道に迷う。一人前の魔女を目指すため、高校入学に合わせて青森に引っ越してきた。現在は、倉本家に居候中。
倉本千夏(CV:鈴木絵理)
好奇心旺盛で活発な小学生。真琴とは又いとこにあたる。食べることは好きだが苦いものは”大人の味”と言って嫌う。真琴に出会い、魔女にあこがれをいだくようになる。
倉本圭 (CV:菅原慎介)
倉本家の長男で千夏の兄。真琴とは同い年でクラスメイトでもある。家事全般が得意で料理が趣味。達観しているところもあるが、おばけなど怖い話が苦手。
石渡なお(CV:三上枝織)
真琴のクラスメイトで、圭とは幼馴染。おしゃれとスタイルには、常に気を遣っている。酒屋の娘でお小遣いをもらうために家の仕事の手伝いをしている。
木幡茜 (CV:蒼井歌菜)
自由奔放な真琴の姉。魔術の才能があり、魔女の中ではちょっとした有名人。誰とでもすぐに仲良くなる。世界を放浪しており、一所にはとどまらない。かなりのお酒好き。
このアニメの魅力とは?
まずは一言タイトルに”うぃっち”とありますがそこまでの魔女の要素は強くありません笑。
魔法で戦うようなシーンは一切なく真琴を始めとする登場人物が田舎でのんびりと過ごす内容になっています。山菜採りや畑を耕したりなど田舎っぷりを存分に感じられます。
山菜を天ぷらにしたりなど料理シーンも結構ありますが作画も気合が入っていました。私はこののんびりとしたおばあちゃんの家のような雰囲気が懐かしさを感じ大好きでした。
1話完結型で内容もインパクトがあるというわけではないのですがなぜか見たくなるような作品ですね。東北地方である青森が舞台の田んぼが広がる自然豊かな景色や耳に残るような心地よい音楽、嫌なやつが全くいない登場人物たちがこの作品の癒される所以だと思います。
真琴のあざとなさのない天然な部分や千夏の子供らしさや圭の高校生とは思えないほどマイペースなところなどそれぞれのキャラの個性が喧嘩することなく良い目立ち方をしていました。
特に圭の周りに女子が囲まれているのに恋愛なんて一切起こる気がしないような独特かつマイペースな感じや意外にも料理や畑仕事もできる男子高校生とは思えない雰囲気がお気に入りです。
親、友達、魔女などのゆったりとした掛け合いは思わずほっこりしてしまいました。(圭のお父さんの津軽弁がかなり強烈でした笑)
魔女や魔法×田舎の意外性
前の段落でも述べましたが魔法などはそこまで出てきません。出てくるものも笑いが止まらなくなる魔法やカラスが寄ってくる魔法など地味なものが多いです笑。
ですが、こののんびりとした作品にはこれくらいの魔法がちょうどいいんですよね。毎話頻繁に魔女や魔法の要素が出てこないからこそ出てきたときに新鮮味があり他の日常系の作品とは違った面白さがあると感じました。
そして、冒頭こそ真琴の存在に千夏となおも唖然としていましたがそれ以降は魔女という存在がさも人間かのように当たり前に溶け込んでいるのが良かったですね。
魔女が目立ちすぎると忙しなくなり日常系ののんびりとした雰囲気を損ないますがこの作品は日常アニメのような雰囲気を出しつつも魔法のようなファンタジーな部分もいい塩梅で盛り込まれています。
魔女は何人か出てきますがその中でも真琴の姉の茜の自由奔放さに周りの登場人物が巻き込まれている様子も面白かったです。
11話の空を飛ぶくじらのお話はファンタジーな要素もありつつも田舎の雰囲気を壊さないこの作品らしさが詰まった私的におすすめ回です。
「ふらいんぐうぃっち」はこんな人におすすめ!
- 田舎の雰囲気を感じられる作品を見たい人
- ちょっと変わった日常アニメを見たい人
- 何も考えずのんびりアニメを見たい人
最後に
今回は「ふらいんぐうぃっち」について紹介していきました。
青森が舞台ののんびりとした田舎の雰囲気で心を癒やしたい人にぜひ見てほしいです。また要所で出てくる魔法のファンタジーな部分が他の日常アニメと違った面白さも感じれますよ。
原作は11巻まで発売されており、4巻の途中までアニメで放送されているので続きが気になる方は4巻から読んでみてください。また、舞台となった青森県の弘前市の場所もリアルに再現されているのでいつか聖地巡礼してみたいですね。
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